中学硬式野球の「第48回リトルシニア日本選手権大会」の信越連盟による新潟ブロック予選が10日までに長岡市悠久山球場などで開催された。決勝戦では新潟シニアが長岡シニアをくだして優勝。新潟シニアは14日に新井市で開催される信越連盟順位決定リーグ戦で長野県の2地区の優勝チームと対戦し優勝すれば、9月に東京などで開催される日本選手権への出場権を得る。
新潟ブロックを制した新潟シニア 14日に長野県代表2チームと対戦する
◎10日の決勝戦の結果◎
<悠久山>
新潟シニア 14-1 長岡シニア
(バッテリー)
新潟:五十嵐暁、小林凛-岩崎純大
長岡:大勝竣、野本壮大、加藤貴明、大勝竣、古泉大和-寺尾快生
(二塁打)
新潟:若林恭一(3回)、小林凛2(5回、7回)、岩崎純大(6回)
長岡:長谷川晴也(7回)
長岡シニアの先発⑤大勝竣(長岡南中3年)
1回表、相手守備の乱れで1点を先制した新潟シニアは2死1、3塁から甲斐悠翔(分水中3年)の右前適時打で2-0に
3回裏、長岡シニアは1死2、3塁から小林倖(青葉台中3年)の犠飛で1点を返す
新潟シニアの先発⑩五十嵐暁(新津第一中3年)は6回1失点の好投
中盤以降も得点を重ねた新潟シニア 左端は8月から指揮を執る南場将也監督
◇新潟シニア・南場将也監督の話◇
「先発した五十嵐暁は(投球回制限で)6回までしか投げられない中で1失点で、今大会はアイツで勝たせてもらったようなもの。1回戦から打って、抑えてくれた。アイツに尽きる。暑い中で戦うことは泉(貴之)前監督が準備をしてくれていた。選手は決勝も元気に動いてくれた。現3年生が1年生で入ってき時に自分もコーチとして戻ってきた。(泉前監督の退任後の大会だったが)やることは変わっていない。気負いはなかった。14日(信越連盟順位決定リーグ戦)へ、期間も短い。この状態のまま入ることができる」
◇新潟シニア・小林凛主将の話◇
「日頃から長い練習をしてきているおかげで勝たせてもらった。昨秋に負けた時からこの夏の戦いをずっと見てきた。準備はしっかりできた。打撃が課題でやってきたが、得点が多かったのはよかった。信越リーグ決定戦では『泉魂』を忘れず、今までやってきた3年間を出して絶対に勝ちたい」
◇新潟シニア・五十嵐暁投手の話◇
「打たせて取る投球を心掛け、しっかりコースに投げることができた。三振を取るというよりは打たせて取る自分の投球ができた。(泉前監督には)投手として自分を育ててもらった。去年秋は体力がなく、置きにいって打たれた。冬場は体力トレーニングで走って、基礎を鍛えてきた。体重は4キロ増えて73キロになった。南場監督の最初の夏に全国の舞台に立ちたい。14日もチーム一丸で勝っていきたい」
◎10日の準決勝の結果◎
<悠久山>
長岡8-6長岡東
新潟3-0新潟江南
◎9日の2回戦の結果◎
長岡東26-2新潟東
長岡7-0新潟西
新潟江南(棄権)柏崎
新潟8-5新潟北
◎1日の1回戦の結果◎
長岡東8-2新発田
長岡3-2新津五泉村松
新潟江南25-3村上
新潟3-1上越
(取材・撮影・文/岡田浩人)