来春の選抜甲子園の選考資料となる「第143回北信越高校野球大会」が10日、富山県で開幕した。富山市民球場など3球場で1回戦8試合が行われ、新潟県からは加茂暁星(新潟1位)、新潟明訓(新潟2位)、関根学園(新潟3位)の3校が出場した。このうち新潟明訓は5対3で小松大谷(石川2位)に、関根学園は9対2の8回コールドで新湊(富山2位)に、それぞれ勝ち、準々決勝に進んだ。加茂暁星は3対9で都市大塩尻(長野3位)に敗れ、初戦突破はならなかった。
11日は2球場で準々決勝4試合が行われる。新潟明訓は敦賀気比(福井1位)と、関根学園は佐久長聖(長野1位)と、それぞれ準決勝進出を懸けて戦う。
新潟明訓5-3小松大谷
6回途中から登板し、力投する新潟明訓①飯濵友翔(2年)
◎10日の新潟県勢1回戦の結果◎
<富山市民>
①加茂暁星3-9都市大塩尻
(バッテリー)
都市大:三澤、今野-松田
暁 星:濵谷、加藤、大木日-齋藤
(二塁打)
都市大:米本2、佐野
暁 星:梅津、齋藤
(三塁打)
都市大:米本、佐野
加茂暁星の先発①濵谷直生(2年)
県大会は低めへの制球で打ち取ったが、この試合は高めの甘い球を痛打された
3回裏、4点を追う加茂暁星は四番・伊藤謙吾(2年)の左前適時打で1-4に
県王者として北信越大会に臨んだ加茂暁星だったが初勝利はならず。守備での5失策が響いた
<県営富山>
①関根学園9ー2新湊(8回コールド)
(バッテリー)
新湊:津田、常川、竹村、石灰-島倉
関根:牧野、滝澤-大竹
(二塁打)
関根:増井2、大竹
2018年春以来の北信越勝利をコールドで飾った関根学園(撮影は9月)
<魚津桃山>
②新潟明訓5-3小松大谷
(バッテリー)
明訓:栁下、飯濵-加藤
大谷:北方-東出
(二塁打)
明訓:阿部
(本塁打)
明訓:高橋(3回・ソロ)
新潟明訓の先発⑩栁下祐希(2年)は6回途中まで3失点
◎10日の1回戦の結果◎
星稜[石川1位]17-0富山商[富山4位](6回コールド)
上田西[長野2位]10-1福井商[福井2位](7回コールド)
日本航空石川[石川3位]11-1高岡商[富山1位](5回コールド)
佐久長聖[長野1位]11-1北陸[福井3位](7回コールド)
敦賀気比[福井1位]5-0富山北部・水橋[富山3位]
◎11日の準々決勝の試合予定◎ ※無観客試合
<富山市民>
①都市大塩尻(10:00)星稜
②上田西(12:30)日本航空石川
<魚津桃山>
①関根学園(10:00)佐久長聖
②新潟明訓(12:30)敦賀気比
(取材・撮影・文/岡田浩人)