ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCの新監督に今季総合コーチを務めた橋上秀樹氏(55)が就任する見通しであることが関係者の話で明らかになった。近日中に正式発表される。橋上氏は2011年に新潟の監督を務めていて、10年ぶりの監督復帰となる。
新潟アルビレックスBCの新監督に就任する見通しとなった橋上秀樹氏
橋上氏は1965年生まれで千葉県出身。東京・安田学園高校から83年のドラフト会議でヤクルトから3位指名を受け入団した。当初は捕手だったが、後に外野手に転向。野村克也監督の指導でID野球を学び、92年の日本シリーズなどで活躍した。その後、日本ハム、阪神を経て00年に現役を引退した。05年に楽天の二軍コーチに就任し、その後、野村監督のもとでヘッドコーチを務めた。
11年に新潟アルビレックスBCの監督に就任。「考える野球」を若手選手に浸透させ、チームを初の地区優勝に導いた。その後は12年から3年間にわたり巨人で戦略コーチ、打撃コーチとしてリーグ3連覇に貢献。この間、日本代表で戦略コーチも務めた。15年は楽天でヘッドコーチ、16年から3年間は西武で一軍コーチ、19年はヤクルト二軍チーフコーチを務めた。
橋上氏は今季、総合コーチ(非常勤)として9シーズンぶりに新潟に復帰し、清水章夫監督(45)を支えた。新潟は今季終了後、清水監督の退任を発表し、後任を探していた。橋上氏は今季終了後も総合コーチとして11月に開催された合同トライアウトに出席し、新潟の首脳陣として新人発掘の現場に立ち会っていた。
11月には新潟市のハードオフ・エコスタジアムで行われた合同トライアウトに出席し、新人発掘の現場に立ち会っていた
(取材・撮影・文/岡田浩人)