新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期となっていた「第145回北信越高校野球・新潟県大会(秋季県大会)」の組み合わせ抽選が14日、非公開で行われ、対戦トーナメントが決まった。大会は来春の選抜甲子園出場校選考のための資料となる。感染拡大のために新潟県が発令した特別警報による部活動の休止期間は16日までで、17日から再開となる予定。
大会には連合6チームを含む68チーム(81校)が参加し、新潟市のハードオフ・エコスタジアムなど5球場で開催される。21日に開幕し、南北の支部に分かれた1回戦から3回戦が28日まで行われる。順調に日程が進めば、30日に4回戦、10月3日に準々決勝、5日に準決勝、7日に決勝戦と第3代表決定戦が行われる。上位3チームが10月16日から長野県で開催される北信越大会に出場できる。
部員不足による連合チームは6チームで、向陽万代羽茂(新潟向陽・万代・羽茂)、豊中敬和(豊栄、中条、敬和学園)、分水・農林・加茂・白根(分水・加茂農林・加茂・白根)、長岡農・正徳館・栃尾、十総・塩・松(十日町総合・塩沢商工・松代)、常総久(柏崎常盤・柏崎総合・久比岐)。欠場は阿賀野、村松、吉田、海洋の4校。
なお、新潟県高野連は大会期間中のスタンド入場者について学校関係者のみとし、校長が健康・氏名・連絡先を管理できる野球部員と指導者、その家族(4人まで)、教職員に限るとしている。一般客の入場はできない。 また大会期間中に感染症に関わる案件が発生した場合は、高野連が当該校と協議する、としている。
また、今大会で4回戦(ベスト16)以上に進出したチームには来春県大会のシード権と来夏の「第104回全国高校野球選手権新潟大会」に向けたシードポイントが加算される。来夏のシードは秋春のポイント合計の上位8校となる。
(取材・文/岡田浩人)