社会人硬式野球の最高峰を決める全国大会の予選となる「第92回都市対抗野球・1次新潟県大会」が19日、新潟市鳥屋野球場で開催された。3チームによる総当たり戦の結果、2戦全勝のバイタルネットが優勝、1勝1敗のJR新潟が2位となり、この2チームが10月1日から富山市で行われる2次北信越大会に出場することが決まった。全国大会には北信越で優勝したチームが出場する。新潟県勢としては2014年にバイタルネットが出場して以来、7年ぶりとなる本大会出場を目指す。
バイタルネットは第3試合で主将の池田貴将(日本文理高-東洋大)の適時三塁打2試合とも2桁安打2桁得点で快勝した。JR新潟は新潟コンマーシャル俱楽部との試合で、先発したJR新潟の廣瀬生成(五泉高)が6回1失点と好投し勝利した。なお大会の最高殊勲選手賞はバイタルネットの松田賢大、敢闘賞はJR新潟の齋藤治親(中越高)、最高打撃賞はJR新潟の圓田慎也(7打数4安打)が選出された。
バイタルネット10-3新潟コンマーシャルクラブ
4回表、バイタルネットが1死1塁から九番・池田貴将(日本文理高-東洋大)の右越え適時三塁打で3-0とリードを広げる
◎19日の試合結果◎
<鳥屋野>
①JR新潟4-1新潟コンマーシャル俱楽部
(バッテリー)
J R:廣瀬生成、平山悠太-川上真生
コンマ:塚野廉、多賀大也、小林駿-松永大輝、笹崎稔希
(二塁打)
J R:三五友樹(2回)、川上真生(8回)
(本塁打)
J R:齋藤治親(6回・ソロ)
JR新潟の先発・廣瀬生成(五泉高)
5回裏、新潟コンマは里吉大樹(一橋大)の左前適時打で1-1の同点に追いつく
6回表、JR新潟は齋藤治親(中越高)の左越えソロ本塁打で2-1と勝ち越し
②バイタルネット11-1JR新潟(7回コールド)
(バッテリー)
バイタ:松田賢大、山地大成、永島一樹、中西悠馬-梅田裕斗
J R:芦田集、志賀拓己、富岡稜、佐藤睦-川上真生、古川椋大
(二塁打)
バイタ:梅田裕斗2(1回、6回)
J R:土田拓朗(7回)
(三塁打)
バイタ:澤田快斗(6回)
JR新潟の先発・芦田集(三条東高)
1回表、バイタルネットは三番・嘉瀬建(富士大)の中前適時打で先制
1回表、バイタルネットは四番・梅田裕斗(城西国際大)の左線適時二塁打で2-0に
バイタルネットの先発・松田賢大(日大鶴ヶ丘高)は4回無失点と好投
③バイタルネット10-3新潟コンマーシャル俱楽部
(バッテリー)
バイタ:沖垣泰史、楢舘友太、青木優也、江村伊吹-古谷勇斗、本田旭
コンマ:小林駿-笹崎稔希
(二塁打)
バイタ:小川凌二(6回)、御簗翔(7回)、椎名彬(9回)
コンマ:本多汰久麻(6回)
(三塁打)
バイタ:大橋駿平(2回)、池田貴将(4回)、嘉瀬建(9回)
新潟コンマの先発・小林駿(新発田商高)
2回表、相手の守備ミスで先制したバイタルネットは小川凌二(東北福祉大)の左犠飛で2-0に
6回裏、新潟コンマは無死満塁から佐藤龍生(黒沢尻北高)の右前適時打で二者が生還し、2-6に
7回から登板したバイタルネット・江村伊吹(北越高-大東文化大)は3回を投げ無失点に抑えた
優勝したバイタルネット 第1代表として2014年以来7年ぶりの本大会出場を目指す
(取材・撮影・文/岡田浩人)