来春の選抜甲子園の出場校決定のための選考資料となる「第147回北信越高校野球・新潟県大会(秋季県大会)」は26日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝戦が行われ、新潟明訓が中越に7対6で逆転勝ちし、2016年春以来となる14回目の優勝(秋は2004年以来18年ぶり)を飾った。決勝戦の前に行われた順位決定戦では東京学館新潟が9回に日本文理を逆転し、5対4で競り勝った。
新潟明訓、中越、東京学館新潟、日本文理の4校は10月15日から新潟県で開催される北信越大会に出場し、新潟県勢9年ぶりとなる春の選抜甲子園出場を目指す。
新潟明訓7-6中越/逆転勝ちで優勝を決め、喜ぶ新潟明訓ナイン
◎26日の試合結果◎
<ハードオフ>
[決勝戦]
②新潟明訓7-6中越
→新潟明訓が2016年春以来14回目の優勝(秋は2004年以来)
(バッテリー)
中越:野本壮大、尾身祐豪、松井飛成、小宮山久登、古川奏太-佐藤玄大
明訓:荒川明日留、樋口歩夢-齋藤飛向
(二塁打)
明訓:齋藤飛向(1回)、岩崎純大(8回)
新潟明訓の先発⑩荒川明日留(2年) この日の最速は138㌔
中越の先発①野本壮大(2年) この日は自己最速タイの139㌔をマーク
1回裏、新潟明訓は1死2塁から齋藤飛向(2年)の中越え適時二塁打で先制
3回表、中越は2死1、2塁から野本壮大(2年)の右前適時打で1-1の同点に
3回表、中越は2死1、2塁から星野凌也(2年)の左前適時打で2-1と勝ち越し
6回表、中越は1死2、3塁から佐藤玄太(2年)のスクイズで3塁から星野凌也が生還し、3-1にリードを広げる
8回裏、新潟明訓は1死1、2塁から岩崎純大(2年)の左線2点適時二塁打で3-3の同点に追いつく
8回裏、新潟明訓は1死満塁から押し出し四球で岩崎純大が生還し4-3に。この回一挙6得点で7-3と試合をひっくり返す
9回表、1点差に詰め寄った中越は野本壮大の右前打で2死1、2塁と同点のチャンスを作るも一歩届かず
2016年春以来の優勝旗を手にした新潟明訓 島田修監督(写真下・中央)は就任4年目で初優勝
[順位決定戦]
①東京学館新潟5-4日本文理
(バッテリー)
学館:涌井陽斗、朝妻渚斗、込山優気-八幡康生、本間一
文理:倉石健亮、丸山慶人、栁澤虹空-髙地隼都
(二塁打)
学館:渡邉倖大(3回)
文理:越塚秀斗2(5回、6回)
(三塁打)
学館:渋川優希(1回)
日本文理の先発①倉石健亮(1年)
1回表、東京学館新潟は無死1、3塁から八幡康生(2年)の犠飛で、三塁打で出塁した渋川優希(2年)が生還し先制
1回裏、日本文理は2死1、2塁から渡邊瞳真(2年)の左前適時打で1-1に
5回裏、日本文理は1死2塁から髙地隼都(2年)の中前適時打で3-2と勝ち越し
9回表、同点に追いついた東京学館新潟は2死満塁から須貝悠太(2年)の左前適時打で5-4と勝ち越し
9回裏、無死満塁のピンチも無得点に抑え、勝利した東京学館新潟
(取材・撮影・文/岡田浩人)