来春の選抜甲子園の出場校決定のための選考資料となる「第147回北信越高校野球大会」は15日、新潟県内3球場で1回戦8試合が行われた。長岡市悠久山球場では中越(新潟2位)が星稜(石川2位)に3対2で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。新潟市のハードオフ・エコスタジアムでは、新潟明訓(新潟1位)の投手陣が富山第一(富山3位)の打線に15安打を許し、5対11で敗れた。東京学館新潟(新潟3位)は日本航空石川(石川1位)に打線が散発3安打に抑えられて1対5で敗退。三条パール金属スタジアムでは日本文理(新潟4位)が松商学園(長野1位)を相手に中盤までのリードを守り切れず、4対5で9回サヨナラ負けを喫した。16日は2球場で準々決勝4試合が行われる予定で、中越が敦賀気比(福井1位)と対戦する。
新潟県勢で唯一勝ち残った中越 強豪・星稜を相手に競り勝った◎15日の1回戦の試合結果◎
<ハードオフ>
①東京学館新潟1-5日本航空石川
(バッテリー)
学館:涌井陽斗、朝妻渚斗、須貝悠太-本間一
航空:浦久響、鞠谷優、田中大翔-冬木蓮太郎
(二塁打)
航空:岩﨑剛大(1回)
東京学館新潟の先発①涌井陽斗(2年)
9回表、東京学館新潟は須貝悠太(2年)の左前安打で無死1、2塁に
③新潟明訓5-11富山第一
(バッテリー)
明訓:樋口歩夢、荒川明日瑠-齋藤飛向
富一:辻颯太、永田奨真-占部人蒼
(二塁打)
明訓:小西健五(3回)
富一:村亮佑(3回)、大島昊河(4回)
(三塁打)
明訓:齋藤飛向(5回)
新潟明訓の先発①樋口歩夢(2年)
4回表、新潟明訓は1死2、3塁から武田翔也(2年)の中前適時打で1点を入れて3-4に。この後、同点に追いついたが…
5回表、新潟明訓は五十嵐太郎(2年)の左犠飛で三塁打で出塁した齋藤飛向(2年)が生還し、5-6に
<悠久山>
②中越3-2星稜
(バッテリー)
星稜:佐宗翼、武内涼太-近藤真亜久
中越:野本壮大-佐藤玄大
(二塁打)
星稜:齊賀壱成(5回)、専徒大和(6回)
中越:高橋駿臥(2回)、佐藤玄大(5回)、関照永(7回)
<三条パール>
①日本文理4-5松商学園(9回サヨナラ)
(バッテリー)
文理:高橋史佳、倉石健亮-髙地隼都
松商:大塚舜生、竹内海翔-前田優空
(二塁打)
文理:宇野純平(7回)
松商:山岸建斗(7回)
(三塁打)
文理:平田来輝(2回)
松商:前田優空(6回)
1回表、日本文理は1死1、2塁から髙地隼都(2年)の中前適時打で先制
8回表、日本文理は1死満塁から捕手がはじいた隙に三塁走者の平田来輝(2年)が本塁を突くもタッチアウトで勝ち越しならず
◎15日の1回戦のその他の結果◎
<ハードオフ>
②敦賀気比4-2松本国際
<悠久山>
①氷見2-0遊学館(延長12回)
<三条パール>
②北陸10-1新湊(7回コールド)
③福井商9-2佐久長聖(7回コールド)
◎16日の準々決勝の試合予定◎
<ハードオフ>
①氷見[富山1位](10:00)松商学園[長野1位]
②福井商[福井2位](12:30)富山第一[富山3位]
<悠久山>
①北陸[福井3位](10:00)日本航空石川[石川1位]
②敦賀気比[福井1位](12:30)中越[新潟2位]
(取材・文/岡田浩人 協力/信州野球専門誌nines小池剛さん)