NPBファーム・リーグのオイシックス新潟アルビレックスBCは17日、新潟市出身で中日やDeNAで活躍した笠原祥太郎投手(29歳・新津高-新潟医療福祉大)の入団を発表した。背番号は「47」。笠原投手は今季、台湾・台鋼ホークスと契約し、4月に初勝利を挙げたが、今月登録を抹消された。帰国後の12日にオイシックスの首脳陣の前で投球テストを行い、入団が決まった。
オイシックス入団が決まった笠原祥太郎(12日撮影)
笠原投手は新津高、新潟医療福祉大を経て、2016年秋のドラフト会議で中日から4位指名を受けて入団し、2019年には開幕投手を務めた。2022年の現役ドラフトでDeNAから指名されて移籍し、2023年のシーズン終了後に戦力外となった。2024年は台湾・台鋼ホークスに入団し、ホーム開幕戦で勝利投手となった。その後、左肩痛からの調整が続いていたが、今月登録を抹消された。ここまでのNPB一軍通算成績は56試合に登板し11勝15敗、防御率4・44。
笠原投手は既にチームに合流していて、実戦登板に向けた調整を続けている。早ければ21日から長岡市悠久山球場で行われる楽天3連戦での登板が期待される。背番号は「47」と発表された。
笠原投手は球団を通して、「地元、新潟のチームであるオイシックス新潟アルビレックスBCに入団させていただきとてもうれしく思います。アルビレックスBCが設立された時、小学生くらいだったのですが、その時の夢の1つが『アルビレックスBCに入る』ことでした。今は夢が叶った気分です」とコメントした。
(取材・撮影・文/岡田浩人)