【社会人&大学野球】バイタルネットと新潟医療福祉大が初のオープン戦

社会人野球のバイタルネットと関甲新学生野球連盟の新潟医療福祉大が26日、新潟市北区の新潟医療福祉大野球場でオープン戦(練習試合)をおこなった。昨春活動を始めた新潟医療福祉大硬式野球部と県内の社会人チームの強豪・バイタルネットがオープン戦をおこなうのは初めて。試合はバイタルネットが7-0で勝利した。バイタルネットの三富一彦監督と新潟医療福祉大の佐藤和也監督は今後も定期的にオープン戦をおこなうことで合意。今季の都市対抗と日本選手権に出場するバイタルネットが“胸を貸す”形だが、神宮球場での全国大会出場を目指す新潟医療福祉大にとっては貴重な“強豪”との対戦経験となり、県内の硬式野球のレベルアップと盛り上げに新たな一歩を踏み出した形だ。

バイタルネットの三富一彦監督(左)と新潟医療福祉大の佐藤和也監督

◎26日のオープン戦結果◎
新潟医福 000 000 000 =0
バイタル 101 003 11× =7
(バッテリー)
新潟医福:笠原、菅野、高良-堀口、福島
バイタル:曽根、亀谷、甲斐、藤岡、宮沢、江村-加賀

新潟医療福祉大の笠原祥太郎投手(新津高出身) この日最速145キロの直球を披露


バイタルネットの2番手・亀谷拓朗投手(杏林大出身) 成長が期待される大型新人投手

<試合動画 約2時間20分>

◇バイタルネット・三富一彦監督の話◇
「新潟県出身の選手もたくさんいて、いい選手がいるのも見ることができた。今後、新人の採用などを考えていく上でいいと思う。定期戦で春夏秋もやりましょうとお願いした。胸を貸すというよりも、我々にとっても県外に出ていかなくても新潟で試合ができるメリットがある。この試合をきっかけに今後連携をを深めていければいいと思う」

◆新潟医療福祉大・佐藤和也監督の話◆
「地元に都市対抗、日本選手権に出ているチームがあり、胸を借りながら、助けてもらいながらと思っていたので、こんなに嬉しいことはない。記念すべき試合。原点がきょうの0-7だから、ここからレベルを上げていこうと選手に話した。笠原があれだけのスピード(最速145キロ)を出し、社会人を相手にこれだけ直球が通用する投手もいない。楽しみ。野手がもう1ランク上がてくれば。社会人の距離感、スピード、勉強になる。春夏秋と3回くらいやりたいと言ってもらっていて大きい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】関甲新 新リーグ戦方式で6日から秋季リーグ戦開幕 

大学野球の関甲新学生野球連盟は6日から秋季リーグ戦が開幕する。これまでの1~3部に分かれたリーグ戦方式から変更。今季から3つの地区別に予選リーグ戦をおこなった後、それぞれの地区を勝ち上がった6校による決勝リーグ戦をおこない優勝校を決定するリーグ戦方式となる。

関甲新学生野球連盟のホームページより

新潟の新潟大と新潟医療福祉大は予選リーグ戦で「群馬・新潟地区」に所属。9校による1回戦制総当たりのリーグ戦をおこなう。同地区リーグには昨年の全日本大学野球選手権で優勝した上武大が所属している。群馬・新潟地区は上位2校が自動的に決勝リーグ戦に進むことができ、3位校は第6代表決定戦に進むほか、4位校も第6代表決定戦に進める可能性がある。

◎1、2年生で戦う新潟医療福祉大 佐藤監督「強豪との対戦楽しみ」◎
昨秋からリーグに参入し、今春リーグ戦で3部優勝し“2部昇格”を決めていた新潟医療福祉大の佐藤和也監督(前新潟明訓高監督)は、リーグ戦方式の変更について「昨年全国制覇した上武大など強豪との対戦が実現し楽しみ」と前向きに捉えている。打撃陣では宮島巧(2年・新潟明訓高出身)、堀口晃平(2年・専大松戸高出身)、小黒一輝(1年・日本文理高出身)の中軸が好調。特に宮島は木製バットに苦しんだ昨年に比べて飛距離が増し、持ち前の勝負強さに期待がかかる。

新潟医療福祉大の中軸を打つ宮島巧選手(新潟明訓高出身)

投手陣では竹石智弥(2年・新潟明訓高出身)が腰のケガから順調に回復しているものの今季の登板が微妙な状況だが、エース右腕の板垣瑞希(2年・酒田南高出身)、左腕の笠原祥太郎(2年・新津高出身)を軸に、佐藤悠人(1年・巻高出身)など力のある1年生も控えており最大3連戦に備える。

ダッシュで調整をおこなう板垣瑞希投手(中央)ら新潟医療福祉大の投手陣


新潟医療福祉大の選手たち

◎関甲新 群馬・新潟地区 予選リーグ日程表◎ ※関甲新学生野球連盟HPより

なお新潟県内では9月13日(土)12時から新潟医療福祉大野球場で新潟大学×新潟医療福祉大の公式戦がおこなわれる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】新潟医療福祉大が入れ替え戦制す 新潟大に連勝

関甲新学生野球連盟の春季リーグ戦を受けた2部・3部入れ替え戦が31日と1日に新潟市の新潟医療福祉大野球場でおこなわれ、新潟医療福祉大(3部優勝)が2連勝で新潟大(2部最下位)をくだした。秋季リーグ戦が現在の枠組みで行われる場合、新潟医療福祉大が2部に昇格、新潟大は3部に降格する。

2部昇格を決めた新潟医療福祉大

◆2部・3部入れ替え戦◆
①31日の第1戦
新潟大 000 000 0 |0
医福大 400 131 × |9 (7回コールド)

②1日の第2戦
医福大 000 003 06 |9
新潟大 000 000 00 |0 (8回コールド)


第2戦で先発、8回途中まで無失点の新潟医療福祉大2年⑪板垣瑞希投手


第2戦で5回まで無失点に抑え完投した新潟大4年⑱堀智貴投手(新潟高出)


第2戦の8回表、新潟医療福祉大2年③遠田裕嗣選手(十日町高出)の内野安打で追加点


新潟医療福祉大が2連勝で新潟大をくだした


試合後、選手たちに感謝と労いの言葉を述べる新潟医療福祉大・佐藤和也監督


巻き返しを誓う新潟大 4年生は最後のリーグ戦となった

◇新潟医療福祉大・佐藤和也監督の話◇
「5回まで0-0で押されていたが、チャンスが来て、流れがこちらに来たら勝負をかけようと考えていた。勝つことができ嬉しいし、ホッとした。去年秋(3部5位)の悔しさを春のリーグ戦と入れ替え戦でしっかりいかすことができた」

◇新潟医療福祉大・橋本彗主将の話◇
「全勝で3部優勝するのを目標にやってきた。入れ替え戦に勝たなければ意味がないので全員で心を1つにして戦うことができた。(秋に向けて)今まで戦ってきた相手よりも強い相手になる。まだ上でやるには自分たちのレベルは足りていないので夏に練習を積みたい。最終目標は神宮での全国大会に出ること。そこまでは負けられない」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】新潟大と新潟医療福祉大が2部・3部の入れ替え戦 関甲新学生野球連盟

大学野球の関甲新学生野球連盟は31日と1日の2日間、春季リーグ戦で2部最下位となった新潟大と3部優勝を飾った新潟医療福祉大による入れ替え戦をおこなう。2戦先勝で第1戦は31日、第2戦は1日、いずれも場所は新潟医療福祉大野球場で12:00プレーボール。

(文/岡田浩人)


【大学野球】新潟医療福祉大が全勝で3部優勝 新潟大は2部で2勝目挙げる

大学野球の関甲新学生野球連盟は11日、各地で春季リーグ戦をおこなった。3部では新潟医療福祉大が高崎経済大学を9-1の7回コールドで破り6戦全勝優勝を果たした。2部では新潟大が関東学園大に7-6で競り勝ち2勝目を挙げ、2勝8敗で春季リーグ戦を終えた。


3部優勝を飾った新潟医療福祉大(写真提供:スポーツニッポン新聞社)

(文/岡田浩人 写真提供/スポーツニッポン新聞社)