【大学野球】新潟医療福祉大が2連勝 昨秋の雪辱果たす

関甲新学生野球連盟3部に所属する新潟医療福祉大は13日、新潟市北区の同大野球場で群馬大を相手に春季リーグ戦の2戦目を戦い、7-1で勝ち、2連勝となった。群馬大は春季リーグ戦でここまで3連勝していて、昨秋に0-1で敗れた相手。群馬大に勝ったことで新潟医療福祉大は目標の3部優勝に向かって1つの壁を突破した。

試合終了し、喜ぶ新潟医療福祉大の選手たち

<関甲新3部>
医福大 000 103 003 |7
群馬大 000 000 010 |1 (新潟医療福祉大は2勝0敗)
(投手)
医福大:笠原(7回1/3)、竹石(1回2/3)

<戦評>
序盤は1点を争う展開だったが、新潟医療福祉大は4回に小黒一輝(1年・日本文理高出身)の三塁打から先制すると、中盤に相手の守備の乱れで追加点を挙げた。8回には宮島巧(2年・新潟明訓高出身)の2点タイムリーなどで突き放した。投手陣は笠原祥太郎(2年・新津高出身)が最速143キロの直球と変化球で相手打線を1点に抑え、最後は竹石智弥(2年・新潟明訓高出身)が締めた。この日の竹石の最速は140キロだった。


新潟医療福祉大の先発・笠原祥太郎投手(新津高出身)

9回に宮島巧選手の2点タイムリーで貴重な追加点を挙げた

8回途中からマウンドに上がった竹石智弥投手

試合後、新潟医療福祉大の佐藤和也監督は「去年秋に負けて悔しい思いをしたので勝ててほっとしている。立ち上がりは重かったが中盤以降打線が繋がった。目標の3部優勝に向かって残り4試合を引き締めていきたい」と話した。

新潟医療福祉大の次戦は4月19日(土)、埼玉・東松山球場で信州大と対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】新潟医療福祉大がコールド勝ち 1年生も活躍

関甲新学生野球連盟3部の新潟医療福祉大は12日、新潟市の同大野球場で東京福祉大に9-0で7回コールド勝ちし、春季リーグ戦の初戦を飾った。13日には同大野球場で群馬大と対戦する。

<関甲新3部>
東京福祉大 000 000 0 |0
新潟医福大 131 202 × |9 (7回コールド)

(投手)
新潟医福大 板垣(5回)、佐藤(2回)

<戦評>
新潟医療福祉大が初回から攻撃が繋がった。昨年秋は木製バットへの対応に苦しんだが、この試合は適時打で得点を重ねた。1年生ながら7番ライトで先発出場を果たした小黒一輝(日本文理高出身)は2安打を放った。投手陣では2年生エースの板垣が5回を無失点、6回からは1年生の佐藤悠人(巻高出身)が2回無失点と要所を締めた。


7番ライトで先発出場を果たした1年・小黒一輝選手

2番手で登板した1年・佐藤悠人投手

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】新潟医療福祉大が12日に地元で春季リーグ初戦

大学野球の関甲新学生野球連盟3部に所属する新潟医療福祉大は、12日に春季リーグ戦の初戦を新潟市の同大野球場で迎える。昨年春に新たにスタートし、新潟明訓高校前監督の佐藤和也氏が監督に就任して注目された同大硬式野球部は、昨年秋のリーグ戦で3部に参入。優勝の期待がかかったのの、3勝3敗で7チーム中5位。2年目となる今春は期待の1年生も入部し、リーグ戦での巻き返しを狙う。

投手陣を指導する佐藤和也監督(右から3人目) 右端は巻高出身の1年生・佐藤悠人投手

11日の前日練習は授業後の夕方におこなわれた。投手陣は投内連係プレーを確認するなど軽めの調整で翌日の公式戦に控えた。板垣瑞希(酒田南高出身)、笠原祥太郎(新津高出身)、竹石智弥(新潟明訓高出身)の2年生の3本柱に加え、1年生で昨夏新潟大会4強の巻高校から佐藤悠人が入部するなど層の厚みは増した。

打撃陣は昨秋のリーグ戦で木製バットへの対応に苦しみ、得点力不足が課題だった。今季は1年生で昨夏新潟代表の日本文理高の4番打者・小黒一輝が加入。木製バットでもその長打力を発揮し、佐藤和也監督は「右方向に力強い打球が打てる。初戦からスタメンで起用する」と明言した。2年生も冬場の練習で打撃力をアップしている。

フリー打撃で鋭い打球を飛ばす小黒一輝選手

新潟医療福祉大はグラウンドと隣接した敷地に待望の室内練習場が完成し、今月8日に竣工式がおこなわれたばかり。室内は神宮球場と同じ人工芝が張られ、3人が同時に投球練習をおこなえるブルペンやマシン打撃などがおこなえるスペースを備えている。また選手用のロッカーも兼ね備えている。

完成したばかりの室内練習場

室内は神宮球場と同じ人工芝が張られている

選手1人1人に個別スペースがあるロッカールーム

佐藤和也監督は「室内練習場の完成で雨天でも十分な練習ができるようになった。昨秋は悔しい思いをしたので、今季はその悔しさを晴らそうと選手たちに言っている」とリーグ戦への意気込みを話した。

新潟医療福祉大は12日(土)10:00から同大野球場で東京福祉大と対戦する。翌13日(日)は10:00から同大野球場で群馬大と対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


元ヤクルト・本間忠氏らの学生野球資格回復を認定

日本学生野球協会は20日、元プロ野球選手が研修を受けて高校・大学での指導資格を得ることができる「学生野球資格回復」の適性審査をおこない、208人の適正認定者を発表した。新潟県出身者では元ロッテ投手の吉田篤史氏(43・日本文理高出身)、元ヤクルト投手の本間忠氏(36・日本文理高出身)の2名が、新潟県関係では元ヤクルト捕手の芦沢真矢氏(56・新潟アルビレックスBC元監督)がそれぞれ認定された。

元ヤクルト投手の本間忠氏

新潟アルビレックスBC元監督の芦沢真矢氏

本間忠氏は「NPBで経験したことを、新潟県の野球界の発展、さらなるレベルアップのために役立てて恩返ししたい」と話した。

(文/岡田浩人)


【大学野球】高橋隼之介選手が明治大の新主将に

明治大学硬式野球部の捕手で日本文理高出身の高橋隼之介選手が、新チームの主将に選ばれたことが22日、わかった。高橋選手は2009年夏の甲子園の準優勝メンバーで、現在は明治大3年生。明治大学は東京六大学野球の名門で、今年は春秋のリーグ戦で優勝。20日の明治神宮大会決勝では亜細亜大に敗れ準優勝している。

明治大学硬式野球部の新主将に選ばれた高橋隼之介選手(日本文理高出身)

取材に対し高橋隼之介選手は「来春のリーグ戦は3連覇がかかっている。連覇の目標と、今年なれなかった大学日本一を目指し、隙のない明治大学野球部を作りたい。選手としてはどんな形であれチームの戦力だという自覚を持ち、集大成としてぶつけていきたい」と決意を話した。

新潟県出身者が明治大学硬式野球部の主将になるのは初めて。県高野連関係者によると東京六大学野球で新潟県出身者が主将になるのは「戦前の早稲田大学の石黒久三さん(長岡中出身)以来ではないか」という。新潟県関係では大阪府出身で新潟明訓高校で1999年夏の甲子園に出場した阪長友仁さんが2003年に立教大学の主将を務めた。

日本文理高校で2009年夏の甲子園準優勝を経験したメンバーでは、現在4年生の東北福祉大・伊藤直輝投手、杏林大の切手孝太選手、大正大の石塚雅俊選手の3人が大学で主将を務めた。主将就任は高橋選手で4人目となる。

(取材・写真・文/岡田浩人)