【大学野球】関甲新3部 新潟医療福祉大が初黒星

関甲新学生野球連盟に今秋から加盟した新潟医療福祉大学・硬式野球部が15日、新潟市北区の新潟医療福祉大で秋季3部リーグの2戦目に臨んだが、信州大に0-1で敗れリーグ戦初黒星を喫した。新潟医療福祉大は板垣(酒田南高出身)-笠原(新津高出身)-竹石(新潟明訓高出身)の3投手のリレー。2番手の笠原が7回に1失点したのみだったが、今春3部優勝の信州大の投手陣から打線が得点できなかった。

新潟医療福祉大はリーグ戦2戦目を終えて1勝1敗。3戦目は21日(土)群馬大で群馬大と対戦する。

(取材・文/岡田浩人)


【大学野球】新潟医療福祉大が初戦白星で公式戦デビュー

関甲新学生野球連盟に新たに加盟した新潟医療福祉大学・硬式野球部が7日、群馬県前橋市で秋季3部リーグの初戦に臨み、東京福祉大に6-2で勝ち、公式戦初戦で初勝利を飾った。

<スコア>
新潟医福大 022 000 200 :6
東京福祉大 000 020 000 :2

新潟医療福祉大は2回、2死満塁の好機で1番山田将太郎(北越高出身)の左前適時打で初得点となる先制点を挙げた。この回、押し出し四球でさらに1点を追加。3回には8番坂巻智大(上田西高出身)の左線適時二塁打で2点を挙げ、試合を優位に進めた。ただ中盤に相手投手の緩い変化球に手を焼き、なかなか追加点を挙げられなかった。


2回表、新潟医療福祉大・山田将太郎選手(北越高出身)の左前適時打で先制

先制打を放ち塁上で笑顔を見せる山田将太郎選手

新潟医療福祉大の先発投手はエースの板垣瑞希(酒田南高出身)で右サイドスローから力のあるボールを投げ込んだ。4回まで無失点だったが、5回に失策で走者を出すと、中越え適時三塁打、中前適時安打を許し2点を返された。

6回から登板した左腕の笠原祥太郎(新津高出身)は4回を投げ無失点に抑えたが、3四死球と制球に課題を残した。昨夏の甲子園投手・竹石智弥(新潟明訓高出身)はブルペンで投球練習をおこなったが登板機会はなかった。


新潟医療福祉大の先発・板垣瑞希投手(酒田南高出身)

6回から登板した笠原祥太郎投手(新津高出身)

ブルペンで肩をつくる竹石智弥投手(新潟明訓高出身)

7回裏、笠原が連続四死球と暴投でピンチを招くと、佐藤監督がマウンドへ向かい選手に直接指示を送った。高校野球では監督がマウンドに行くことがないため、大学野球ならではのシーンだった。この回のピンチをセカンドゴロで凌ぎ、新潟医療福祉大が4点のリードを守り切った。


7回裏のピンチの場面でマウンドに上がり指示を送る佐藤和也監督(背番号50)

公式戦初戦を勝利した新潟医療福祉大の佐藤和也監督(新潟明訓高前監督)は試合後、「記念すべき1つめの試合を勝ててほっとしている。試合内容はまだまだ。練習試合で大学野球の怖さを知り始めた選手たちが、初戦ということで硬くなってしまった。選手がまだ1年生で、木製バットでボールをとらえることの難しさを感じた」と振り返った。「きょうは点数を高くあげられないが、勝ったので合格。厳しい戦いであることがわかったので今後のリーグ戦を本当の意味で挑戦者として臨む。何とか3部を早く抜けて、2部、1部と昇格して1部で優勝争いをしたい」と意気込みを話した。

大学野球での公式戦初勝利を喜ぶ佐藤和也監督(右端)

チーム初得点となる先制適時打を放った山田将太郎は「何とかして記録に名前を刻みたいと思ったので嬉しかった。新潟の選手でチームを盛り上げたい」と話した。橋本彗主将(東農大二高出身)は「今季で2部に上がることを目標にしているので初戦の入りは大事だと思っていた。失点の場面は失策が絡んだので修正したい。全勝で3部優勝、入れ替え戦で勝って2部昇格が今季の目標」と力強く決意を話した。

新潟医療福祉大の次戦は9月15日(日)10:00から新潟医療福祉大野球場で、春の3部優勝チームの信州大と対戦する。10月12日まで全6試合を戦う。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】関甲新が秋季リーグ戦日程を発表 新潟医療福祉大が初参戦

関甲新学生野球連盟は9月7日から始まる秋季リーグ戦の日程を発表した。新潟県関係では新潟大が2部、そしてこの秋から初参戦となる新潟医療福祉大が3部スタートとなる。新潟大、新潟医療福祉大ともに初戦は9月7日。

2部は6校が総当たりで2戦ずつ戦い勝率で順位を決める。3部は7校が総当たりで1戦のみ戦い勝率で順位を決める。リーグ戦終了後には1部の最下位チームと2部の1位チーム、2部の最下位チームと3部の1位チームの入れ替え戦がおこなわれる。

<2部・新潟大の日程>
9/7(土)12:30 vs埼玉大(場所:上武大)
9/8(日)10:00 vs埼玉大(場所:上武大)
9/14(土)12:30 vs茨城大(場所:常磐大)
9/15(日)10:00 vs茨城大(場所:常磐大)
9/21(土)14:00 vs関東学園大(場所:松本大)
9/22(日)14:00 vs関東学園大(場所:松本大)
10/5(土)9:30 vs松本大(場所:常磐大)
10/6(日)12:00 vs松本大(場所:常磐大)
10/12(土)9:30 vs宇都宮大(場所:常磐大)
10/13(日)12:00 vs宇都宮大(場所:常磐大)

<3部・新潟医療福祉大の日程>
9/7(土)10:00 vs東京福祉大(場所:群馬大)
9/15(日)10:00 vs信州大(場所:新潟医療福祉大)
9/21(土)10:00 vs群馬大(場所:群馬大)
9/22(日)10:00 vs群馬パース大(場所:未定)
9/28(土)12:30 vs山梨大(場所:群馬・富岡もみじ平野野球場)
10/12(土)12:00 vs高崎経済大(場所:群馬・昭和村総合運動公園)

(文/岡田浩人)


【大学野球】東北福祉大が春季リーグ優勝 伊藤直輝主将「目標は全国制覇」

仙台六大学野球連盟は19日、春季リーグ戦第6節をおこない、東北福祉大学がタイブレーク方式の延長10回、1-0で仙台大学にサヨナラ勝ち。連勝で勝ち点を4に伸ばし、最終節を待たずしてリーグ優勝を決めた。東北福祉大のリーグ優勝は2季ぶりで、6月におこなわれる全日本大学野球選手権への出場を決めた。

笑顔でナインをベンチに迎える伊藤直輝主将(右端)

東北福祉大の主将で、2009年夏の甲子園準優勝の伊藤直輝投手(日本文理高出身)は「去年秋のリーグ戦で優勝を逃し、勝つことに対してどん欲になれた。優勝は決まったが最終節の東北学院大戦にも勝って、全勝で全国大会を迎えたたいし、しっかり準備をしたい」と意気込んだ。

伊藤投手自身は春のキャンプ前に調子を崩したことや1、2年生投手への登板経験を積ませるというチーム方針から、このリーグ戦ではまだ登板機会がない。しかし山路哲生監督は「投手としての経験も豊富で、主将としてもよくチームをまとめてくれている」と絶大な信頼を寄せている。きょうの試合でも、緊迫した終盤に準備をする伊藤投手の姿があった。

全日本大学野球選手権は6月11日から神宮球場と東京ドームを舞台におこなわれ、全国の大学リーグを優勝したチームが出場し、大学日本一を決める。
伊藤投手は「目標は全国制覇。高校時代に対戦した選手たちと全国の舞台で会えるのは嬉しいし、対戦できるのならばチームとして成長したところを見せたい」と意気込む。高校時代、あと一歩で逃した全国制覇へ向け、ピッチャーとして、そしてキャプテンとして成長した姿を見せる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球】杏林大、切手選手と高橋選手の活躍で勝ち点

東京新大学野球連盟1部に所属する杏林大学は28日、春季リーグ戦で高千穂大学と対戦し、12-4で7回コールド勝ちし、27日の1戦目に続く連勝で勝ち点1を獲得した。

この試合では杏林大の主将で日本文理高出身の切手孝太選手が、4回表に2、3塁に走者を置き、レフト線へタイムリー2ベースを放ち2打点。7回表には同じく日本文理高出身の高橋義人選手が、満塁のチャンスで左中間に走者一掃となるタイムリー3ベースで3打点。2009年夏の甲子園準優勝メンバーの2人が揃って活躍した。


2回にタイムリー2ベースを放った切手孝太選手

3番ショートで出場の切手選手は「キャプテンとして最初のリーグ戦で、ここまでは勝ち点を取ることの難しさを実感していました。勝ち点を取れて今はほっとしています。(タイムリーの打席は)変化球が来たら思い切り引っ張ろうと考えていたので理想通り。この後も強い相手が控えているが、きょうのような内容で試合ができれば」と話した。

20130428杏林大×高千穂大②
7回にタイムリー3ベースを放った高橋義人選手

5番指名打者として出場した高橋選手は「チャンスに打てて良かったです。思い切りのいいスイングができました。指名打者として自分の役割は打つことなので、残り試合も思い切りのいいスイングを心掛けたいです」とコメントした。

杏林大学の次戦は5月4日、5日で東京国際大学と対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)