埼玉県で開催中の「第4回全国女子硬式野球ユース選手権大会」に出場している開志学園女子硬式野球部は21日、2回戦で越谷トップハート(埼玉)と対戦し、10-0で4回コールド勝ちした。前日20日に公式戦初勝利を飾った開志学園は、中学生チームのトップハートに完勝、ベスト8進出を決めた。22日は準々決勝で女子高校野球の強豪・花咲徳栄高(埼玉)と対戦する。
(文/岡田浩人)
埼玉県で開催中の「第4回全国女子硬式野球ユース選手権大会」に出場している開志学園女子硬式野球部は21日、2回戦で越谷トップハート(埼玉)と対戦し、10-0で4回コールド勝ちした。前日20日に公式戦初勝利を飾った開志学園は、中学生チームのトップハートに完勝、ベスト8進出を決めた。22日は準々決勝で女子高校野球の強豪・花咲徳栄高(埼玉)と対戦する。
(文/岡田浩人)
埼玉県などで開催中の「第4回全国女子硬式野球ユース選手権大会」に出場している開志学園女子硬式野球部が20日、1回戦でオール京急レンジャーズ(神奈川)と対戦し、6-4で勝利した。新潟県初の高校女子硬式野球部として今春から活動を始めた開志学園は公式戦初勝利を飾った。
大会は18歳以下の女子硬式野球チームによって争われ、相手のオール京急は中学生チームながら、今月おこなわれた全日本女子軟式野球学生選手権大会の中高生の部で優勝した実力チーム。開志学園は2回に4点を先制されたが、4回に2点、5回に4点を入れ逆転勝ちした。
開志学園の冨岡雄太監督は「公式戦2戦目で初勝利を挙げることができ嬉しい。課題はまだたくさんあるが、4点差を逆転できたことは褒めてあげたい」と話した。開志学園はあす21日、2回戦で越谷トップハート(埼玉)と対戦する。
公式戦初勝利を挙げた開志学園女子硬式野球部のメンバー(写真提供・開志学園)
(取材・文/岡田浩人)
女子野球の普及活動を進めているBBガールズ普及委員会(頓所理加代表)は11日、新潟市中央区で女子児童だけによる交流戦「フレンドシップマッチ」を開催した。ことしで6回目となる。新潟県内から47人、東京都内から1人の計48人が参加した。
普段は学童野球チームなどに所属し、男子と一緒に野球をしている女子がほとんど。4チームに分かれて、チーム練習をした後、トーナメント戦で試合を楽しんだ。
普段は男子に混じっていて、守備や打席に立つといった試合経験が少ないため、最初はなかなか思うようにプレーできない選手もいたが、試合に慣れてくると徐々に大きな声が出てきた。1つ1つのアウトを取ったり、得点を取ったりして、喜び合う姿が見られた。
今夏の高校野球・新潟大会の開会式で、入場行進の先導役を務めた巻総合高校3年の松本里緒さんが初めて監督役として参加。「チーム全員で友達になって帰ろう、と言いました。監督に何でも言えるようコミュニケーションを大事にしました。自分が小学生の時はこういう機会がなかったので、今の女の子は恵まれていると思います。ぜひ野球を続けてほしい」と女子野球の“先輩”としてエールを送った。
巻総合3年・松本里緒さん(右から3人目)が“監督”として参加
トーナメント戦では「スイートデビルズ」が優勝。ピッチャーを務めた三条市立一ノ木戸小学校6年・関桃子さん(11)がMVPに輝いた。普段はセカンドを守ることが多いという関さんは「いいところにボールが行きました。打たせて取ることが自分の持ち味。MVPはびっくりしたけど、自信になりました。女の子だけで野球ができて楽しかったです。中学に行っても野球を続けたいと思います」と嬉しそうに話した。
MVPに輝いた関桃子さんの投球フォーム
MVPの表彰を受ける関桃子さん
BBガールズ普及委員会の頓所理加代表は「6年間続けてきて女子野球のすそ野が拡大できていると感じます。特に昔に比べると試合中に女の子たちの声がよく出ていて、各チームで指導されていると思います」と普及活動に一定の手応えを感じていた。ことし秋も関東で開催される「IBA学童女子選抜大会」に出場予定で、同委員会では新潟代表の選考会を9月22日に新潟市で実施する予定で参加者を募っている。
楽しい1日を過ごした女子野球選手たち
(取材・撮影・文/岡田浩人)
兵庫県で31日から始まった第17回全国高等学校女子硬式野球選手権大会に、新潟県代表として開志学園女子硬式野球部が初出場。開幕試合で福知山成美(京都)と対戦し、1-8で敗れ、公式戦初勝利はならなかった。
開志学園女子硬式野球部は新潟県内初の女子硬式野球部として今春活動を開始し、1年生17人(新潟県内5人、県外12人)が入学、入部した。この大会が初の公式戦で、6安打を放ったものの、3年生中心の福知山成美に敗れた。
なお開会式では開志学園の若泉瀬菜主将が選手宣誓をおこなった。冨岡雄太監督は「初の全国大会というこの経験を次の大会にいかしたい」と話した。
(文/岡田浩人)
日本女子プロ野球リーグ(JWBL)は22日、見附運動公園野球場で地元の開志学園女子硬式野球部と一緒に合同練習と交流試合をおこなった。女子プロ選手が県内でプレーを見せるのは初めて。長岡市出身でJWBLノースレイアに所属する益田詩歩選手も参加し、午前中は合同練習で高校生の打撃や走塁を指導。午後は交流試合で日本のトップ選手のプレーを見せた。
開志学園の選手に走塁指導をする益田詩歩選手(左端)
打撃指導をする益田詩歩選手(右)
交流試合は女子プロ選手の選抜チームと開志学園が対戦。初回から女子プロチームが外野に強い打球を飛ばし、大量得点を挙げその実力を見せつけた。開志学園は4回に相手のエラーと長打で2点を返し反撃、5回には女子プロの攻撃を無得点に食い止めた。結局、試合は27対2(6回時間切れ)で女子プロ選抜が勝利した。男子はいわゆる「プロアマ規定」があり、プロと高校生が試合をすることはできないが、女子は規定がなく今回の対決が実現した。
初回、益田詩歩選手がヒットを放つ
開志学園の4番手で登板した若泉瀬菜主将
5回に代打でヒットを放った開志・頓所葉月選手
6回裏が0点で試合終了、JWBL27-2開志学園
両チームで記念撮影。手前は開志から女子プロに贈られたスイカ
開志学園の若泉瀬菜主将は「1人ランナーが出てベンチが盛り上がった。プロは打球も速く、ボールの伸びも違った。ストライクを投げると振ってくるし、ボール球でもギリギリを見極めてくる。でもこれだけ点差を付けられても、点を返すことができて声も出せたので収穫になった」と手応えを話した。開志学園は7月末に初めての公式戦となる全国大会に出場する。
長岡市出身のJWBLノースレイアの益田詩歩選手は「初めての地元でのプレーでプレッシャーに感じた(笑)。高校で女子野球部があり、うらやましいと思った。ミートも上手い選手がいて夏の大会も期待が持てる。1つの練習でも人の倍学ぶ姿勢で取り組んで欲しい。誰にでもプロになれるチャンスがある」と期待を寄せた。
<益田詩歩選手、坪内瞳監督インタビュー>
(取材・撮影・文/岡田浩人)