【社会人野球】都市対抗1次予選・新潟大会始まる

第85回都市対抗野球1次予選・新潟大会が22日、新潟市鳥屋野球場で開幕した。11チーム(企業チーム2、クラブチーム9)が出場し、4日間の日程で予選トーナメントと決勝リーグがおこなわる。予選トーナメントは3つのブロックに分かれ、ブロック代表の3チームが6月5日からハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる北信越大会2次予選に進出する。都市対抗野球全国大会は7月18日から東京ドームでおこなわれる。

◆22日の結果◆
①JR新潟13-6オール飯豊(8回コールド)
②新潟コンマーシャル倶楽部3-2新潟クラブ野球団
③JR新潟3-1新潟コンマーシャル倶楽部
→JR新潟が決勝リーグと2次予選進出


予選Aブロック 新潟コンマーシャル倶楽部×新潟クラブ野球団


1次予選の組み合わせ

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人・軟式】北陸ガスが優勝 新潟の“レジェンド”たちが活躍 読売旗県大会

第69回読売旗争奪新潟県軟式野球大会が17、18日と柏崎市佐藤池球場でおこなわれ、北陸ガス(新潟)が優勝し、大会14連覇を果たした。準優勝は胎内市役所(下越)、3位はミラクルパワーズ(下越)、セレクト(中越)だった。大会の最優秀選手には決勝戦で4打点を挙げた北陸ガスの切手孝太選手(日本文理高-杏林大)が選ばれた。

<決勝>
北陸ガス5-2胎内市役所
北ガ 100 000 103 |5
胎内 000 101 000 |2
(バッテリー)
北ガ:古村、吉川-品田、須坂
胎内:比企、横山-山田


1回表、北陸ガス・切手孝太選手(日本文理で09年夏甲子園準優勝)が先制中前適時打

北陸ガスの先発・古村祐也投手(県央工で08年夏に甲子園出場)

胎内市役所の2番手・横山龍之介投手(日本文理で06年選抜8強、元阪神)

8回表、切手選手と横山投手の日本文理先輩後輩対決が実現 結果はセカンドゴロ

9回表、北陸ガス・切手選手が満塁の走者一掃となる右線適時二塁打を放つ

優勝した北陸ガス

準優勝・胎内市役所

最優秀選手に輝いた北陸ガス・切手孝太選手

◇北陸ガス・石崎朋宏監督の話◇
「先輩方の伝統を途切れさせることなくホッとしている。どちらが勝ってもおかしくない展開だったが、日頃の練習の成果、負けないという選手の気持ちが出た。切手はプレー、試合中の野球に対する姿勢が素晴らしく、負けたくないという気持ちが伝わってきて使いたくなる選手。昨季は国体県予選で落としている(新潟証券に敗退)ので、県内無敗で県代表になろうと選手たちと誓い合って練習している」

◇北陸ガス・切手孝太選手の話◇
「(9回の勝ち越し打は)真っ直ぐをカットしたつもりがいい所に落ちてくれた。無死満塁から2死満塁となり、あそこで0点だと流れが悪くなると思った。(先輩の横山投手に)何とか食らいついていこうと思った。偉大な先輩を相手に勝負でき、こういうことを求めて新潟に帰って来た。投手の古村(県央工)、吉川(新潟工)は高校時代は同期でライバルだったが、今は後ろで守ることができ、こういうことができるのも野球の面白さ。国体、天皇杯出場を目指して頑張りたい」

◆胎内市役所・信田尚武監督の話◆
「横山は今季は終盤の抑えでの起用方針。軟式では低めに集めないとバットに当てられてしまう。本人もまだ戸惑っているが、低めに集まるようになればそう打たれないと思う。冬のトレーニング方法も阪神時代の体幹トレーニングなどを選手に伝えてもらい、いい刺激になっている。国体(出場なし)、天皇杯(1回)の出場を目標にしている。また全国官公庁野球大会で全国優勝を目指している」

◆胎内市役所・横山龍之介投手の話◆
「まだコントロールが思うようにいかない。思った場所に投げることができていない。今まで1日2試合に投げることがなかったが、徐々にペースを掴めてきた。プロは負けても次の試合があるが、トーナメントは1試合勝負。1球1球丁寧に、かつ大胆に投げることを心掛けたい。プロ引退した直後は仕事に集中しようと野球はやめようと思っていたが、こういう形で続けることができ楽しいし、地元で投げることができて嬉しい」

<準決勝①>
胎内市役所4-2セレクト
(バッテリー)
胎内:河内、穐谷、横山-山田
セレ:山田、辺見-田中

<準決勝②>
北陸ガス7-1ミラクルパワーズ
(バッテリー)
ミラ:中村、渋谷-清田
北ガ:中河、門藤-品田


準決勝 胎内市役所の2番手で登板した穐谷正人投手(中越高で94年夏甲子園16強)

準決勝 北陸ガス・中河達哉投手(佐渡高で08年夏の新潟大会準優勝)


準決勝 ミラクルパワーズの木津良選手(新発田農で98年春夏甲子園出場)

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人野球】バイタル敗れ連覇ならず JABA新潟大会決勝

第57回JABA選抜新潟大会は5日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝がおこなわれ、バイタルネット(新潟)が新日鐵住金東海REX(愛知)に1-3で敗れ、昨年に続く連覇はならなかった。

◆JABA新潟大会・決勝の結果◆
バイタル  000 010 000 |1
東海REX 100 200 00× |3
(バッテリー)
バイタル:曽根、中島、江村-加賀
東海:水越、森田、長峰-竹村


バイタルネットの先発・曽根瑛二投手

5回裏、バイタルネットが稲葉健太選手(新潟商高出)の内野ゴロの間に1点返す

バイタルネットの2番手・中島翔平投手

バイタルネットの3番手で登板した江村知大投手(長岡高-早大出)

優勝した新日鐵住金東海REX

敢闘賞、最高打撃賞を受賞したバイタルネット・西田健志選手

◆バイタルネット・三富一彦監督の話◆
「試合に負け悔しいが、試合自体は悪くなかった。先発曽根の3失点は大きかったが、その後の中島、江村がしっかり抑えた。次の東北大会に繋がる内容だった。野手も上位、中軸とも調子は戻ってきた。東北大会でも都市対抗の1次予選、2次予選に繋がる試合にしていきたい」

◆バイタルネット・西田健志選手の話◆
「序盤の3失点は野手のミスもあり防げる失点だった。先頭打者を出すことができなかったのがチームとしての課題で工夫が必要。(敢闘賞と最高打撃賞は)勝ってもらいたかった。東北大会でもいいチームと対戦できるので、都市対抗予選に繋げられる結果になればいい」

◆バイタルネット・江村知大投手の話◆
「監督が求めているものがやっと出せるようになってきたかなと自信がついた大会になった。(この日も144キロを計測して)変化球でカウントを有利にして、追い込んでからの直球で腕が振れるようになってきた。状態が上がってきた」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人野球】バイタルネットが決勝へ JABA新潟大会

第57回JABA選抜新潟大会は3日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開幕し、予選第1ブロックのリーグ戦で2連勝し1位となったバイタルネットが、5日11:30からおこなわれる決勝に進出。JR新潟は予選で敗退した。4日は東海REX、きらやか銀行、千曲川硬式BCの3チームによる第2ブロックのリーグ戦がおこなわれる。

◆3日の第1ブロックの結果◆
①バイタルネット8-1JR新潟(8回コールド)
JR新潟 001 000 00 |1
バイタル 040 001 21 |8
(バッテリー)
JR新潟:芦田、大塚、星-細貝
バイタル:亀谷、藤岡-関口、新井

②フェデックス8-1JR新潟(7回コールド)
フェデ  202 310 0 |8
JR新潟 000 000 1 |1
(バッテリー)
フェデ:榎本、佃、景山、佐藤-小久保
JR新潟:星、小林、志賀、武藤-細貝

③バイタルネット6-0フェデックス
フェデ  000 000 000 |0
バイタル 200 300 01× |6
(バッテリー)
フェデ:松本、榎本-小久保
バイタル:河田、中島、江村-加賀、新井


バイタルネット×フェデックス
9回に登板し最速144キロを出したバイタルネットの江村知大投手(長岡高-早大)

◇バイタルネット・三富一彦監督の話◇
「投手を含め、この大会からメンバーを固めて都市対抗予選を見据えた戦いを、と考えている。2試合目で投げた河田、中島、江村は3人とも自分の投球ができたと思う」

◇開志学園女子硬式野球部員がバイタルの応援に◇
昨年春に発足した開志学園女子硬式野球部の部員32名が内野席からバイタルネットに声援を送った。部員たちはこの1年間、合同練習などで三富監督を始めバイタルネットの選手たちから技術指導を受けたほか、不要になった硬式球の提供を受けてきた。「普段から物心ともに支えてもらっているので恩返しのために」(同部・頓所理加コーチ)と応援に駆け付けた。バイタルネットの攻撃時を中心に、普段の社会人野球の公式戦ではなかなか聞くことのない女子高校生の声援が球場に響き渡った。三富監督は「普段とは違った高校生の声援で、嬉しかったですし励みになりました」と笑顔を見せた。

バイタルネットに声援を送る開志学園女子硬式野球部の部員たち

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人野球】JABA新潟大会が開幕

社会人野球の第57回JABA選抜新潟大会が3日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開幕する。北信越地区のほか、東北地区、東海地区から全6チームが出場し、新潟からは昨年優勝のバイタルネットとJR新潟が出場する

初日の3日はバイタルネット、JR新潟、フェデックス(長野)の3チームがブロックリーグ戦をおこなう。4日は東海REX(愛知)、きらやか銀行(山形)、千曲川硬式BC(長野)の3チームがブロックリーグ戦をおこなう。初日と2日目のリーグ戦のトップチームが5日の11:30から決勝を戦う。

(文/岡田浩人)