【中学軟式】県大会出場16校が決まる 連覇狙う吉田中、新人戦Vの本丸中が勝ち上がる

「第45回新潟県中学校総合体育大会」(県大会)につながる各地区大会が2、3日と県内各地でおこなわれ、県大会に出場する16校が決まった。昨年の県大会優勝校で連覇を狙う吉田中や昨秋県新人戦の優勝校・本丸中など強豪校が勝ち上がった。全軟県大会で準優勝だった黒埼中は敗れた。県大会は25、26日に長岡市と見附市でおこなわれる。

◆地区大会・代表決定戦の試合結果◆
<新潟地区>
佐和田中3-1黒埼中
吉田中2-1鳥屋野中
新津第一中3-0西川中
巻西中4-0木崎中
小池中2-1亀田中

<下越地区>
黒川中1-0五泉北中
紫雲寺中2-0朝日中
本丸中10-2五泉中

<中越地区>
宮内中4-1田上中
東北中1-0下条中
長岡西中2-1堀之内中
長岡大島中7-1十日町南中
広神中5-4大和中

<上越地区>
新井中10-0柏崎一中
柿崎中1-0春日中
直江津中1-0柏崎東中


下越地区代表決定戦・本丸中×五泉中

昨秋の新人戦に続き県大会出場を決めた本丸中・上村隆平投手

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【少年硬式】新潟南リトル 県勢5年ぶりの全日本選手権に挑む

28日に東京で開幕する少年硬式野球の「全日本リトルリーグ選手権」に新潟市の新潟南リトルが初めて出場する。今月おこなわれた信越大会で優勝し、新潟県勢としては5年ぶりとなる選手権出場を決めた。28日の初戦の相手は2012年の世界選手権の優勝チーム・東京北砂(東京)で、「初戦で優勝候補と当たるのは楽しみ。勝って勢いをつけて上位を狙いたい」(斎藤有汰主将・石山中1年)と選手たちは全国の舞台での大暴れを誓っている。


全日本選手権での活躍を誓う新潟南リトルの選手たち

リトルリーグはアメリカ発祥で、年度替わりが10月であるため中学1年生年代が出場する最後の大会となる。皮一枚分ほど小さな硬式球を使い、投手プレートから本塁までは約14メートルと距離が短い。走者はリードできない、交代した選手が再出場できるなど、野球とルールが違う面があるが、バントや盗塁といった作戦がほとんどできない分、投げる・打つといった野球の基本動作の力が試合を左右する。

チームの中心は1番打者でエースの韮澤雄也選手(魚沼・堀之内中1年)で、小学1年の時から魚沼市の自宅から新潟市まで練習に通ってきた。投手としては制球力があり多彩な変化球を操る。打者としてはミート力がある。1番の韮澤選手が出塁し、長谷川輝選手(聖籠中1年)、加藤祐一郎選手(上山中1年)、金子裕輝選手(小新中1年)のクリーンアップで返すのが得点パターン。


打撃練習をおこなう選手たち 信越大会を制した強打を全国の舞台で披露する

枝村誠也監督は「本来は守備からリズムを作って攻撃につなげるチーム。全国で勝つということを目標にやってきた。まずは1勝して勢いをつけて、創立30周年の年を全国制覇で飾りたい」と意気込んでいる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学硬式】新潟県勢が4強独占 シニア日本選手権信越大会

中学硬式野球の「日本リトルシニア日本選手権」の信越大会は22日、柏崎市などで3回戦と準々決勝がおこなわれ、柏崎、新潟、新潟北、新津五泉村松が準決勝進出を決めた。夏の大会で新潟県勢が4強を独占するのは初めて。29日に準決勝と決勝、3位決定戦がおこなわれ、上位3チームが8月に東京でおこなわれる日本選手権に出場する。

◆3回戦の結果(新潟県関係)◆
新潟北8-0長岡東
新津五泉村松6-2佐久
三条3-5上田南
上越1-8長野南
新潟3-0中野
柏崎4-3新発田

◆準々決勝の結果◆
新潟北4-3長野南
新潟7-5上田南
柏崎3-2長野東
新津五泉村松2-1鉢盛

◆29日の準決勝◆
柏崎×新潟(9:00~佐藤池)
新潟北×新津五泉村松(9:00~悠久山)

(文/岡田浩人)


【中学硬式】日本選手権目指し、シニア信越大会が始まる

中学硬式野球の「日本リトルシニア日本選手権」の信越大会が14日、柏崎市など県内を会場に開幕した。3年ぶりとなる新潟県開催となり、新潟と長野の45チームが全国大会である日本選手権を出場を目指す。順調に日程が消化すれば6月29日に決勝と3位決定戦がおこなわれ、上位3チームが8月に東京で開催される日本選手権への出場権を獲得する。

◆1回戦の新潟県勢の結果◆
新発田9-3小諸
新潟江南9-0北安南
松本波田3-2村上
上田南20-0秋葉阿賀野
新潟北6-1安曇野南
諏訪9-0新潟東
新潟西2-0飯山

◆2回戦の新潟県勢の結果◆
柏崎4-1塩尻
新発田10-5飯田
松本南2-1新潟江南
新潟12-0坂城千曲
三条3-0岡谷
上越6-1高山
長岡東2-1松本西
新潟北4-1上田
新津五泉村松5-1須坂
鉢盛2-0長岡
伊那10-3新潟西


2回戦・新津五泉村松×須坂 新津五泉村松①牛腸辰徳投手 1失点と好投

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学軟式】燕吉田中が8年ぶりの優勝 全軟新潟県予選 

第31回全日本少年軟式野球大会(全軟)の新潟県予選(5月17日~31日)がおこなわれ、吉田中(燕市)が8年ぶりの優勝を飾った。準優勝は黒埼中(新潟市)、3位は大島中(長岡市)と新井中(妙高市)だった、優勝した吉田中は新潟県代表として7月5、6日に長野県上田市でおこなわれる北信越ブロック大会に臨み、8月11日から横浜市でおこなわれる全国大会出場を目指す。

8年ぶりの優勝を飾った吉田中学校


準優勝の黒埼中学校

◆大会結果◆
<1回戦>
長岡東北中2-0城北中
新井中6-1大和中
佐和田中6-0紫雲寺中
黒埼中1-0本丸中
長岡大島中4-2十日町南中
糸魚川中2-0三条第二中
燕吉田中5-4聖籠中
曽野木中3-2上山中

<2回戦>
新井中3-1長岡東北中
黒埼中4-0佐和田中
長岡大島中1-0糸魚川中
燕吉田中11-2曽野木中

<準決勝(31日)>
大島中(長岡) 010 000 0 |1
吉田中 (燕) 111 000 × |3

黒埼中(新潟) 001 001 0 |2
新井中(妙高) 000 000 0 |0

<決勝(31日)>
黒埼中 000 010 0 |1
吉田中 100 001 × |2
(バッテリー)
黒埼:高橋-戸坂
吉田:鈴木-小柳(秀)

◆決勝戦の戦評◆
吉田中が初回に1番斉藤の中越え三塁打で出塁し、2番高野の左犠飛で先制。黒埼中は5回に2死から9番伊藤の二塁打の後、1番長谷川(大)の左前適時打で同点に追い付いた。吉田中は6回、9番鈴木の左中間を破る三塁打でチャンスを作ると1番斉藤の中犠飛で1点を入れ勝ち越した。吉田中の先発投手・鈴木は力のある直球を軸に7つの三振を奪い101球で完投。黒埼中は5安打を放ち、吉田中の3安打を上回ったが、チャンスにあと1本が出なかった。


決勝で先発した吉田中学校①鈴木康介投手


決勝で先発した黒埼中学校⑥高橋陸投手


優勝を決め喜ぶ吉田中の①鈴木投手と捕手⑩小柳秀太主将(右)

◇吉田中・太田雅也監督の話◇
「勝因は投手を中心に守り切ることができたこと。攻撃では数少ないチャンスをいかすことができた。鈴木がよく我慢して投げた。チームの目標は主将の小柳のお兄さん(雄太さん)の代(2006年)で達成した全国3位を上回ること。そのために北信越で勝って全国へと進みたい」

◇吉田中・小柳秀太主将の話◇
「優勝の実感はあまり湧かない。県大会優勝は通過点として1つの目標だった。チームの目標は全国制覇。(追い付かれる苦しい展開だったが)上へ行けば行くほどこういう試合展開が多くなるので、こういう展開でも勝てるようにと思っていた。兄(雄太さん…吉田中-新潟商-石巻専修大卒)からは『頑張れ』と言われていた。1番上の兄も2番目の兄(諒太さん…新潟明訓で2011年夏県大会準優勝)も甲子園でプレーすることができなかったので、高校では甲子園に行きたい」

◇吉田中・鈴木康介投手の話◇
「アップの時からチームのみんなに励まされて、いつも以上の投球ができた。80~90点。変化球が打たれたのがマイナス点。(6回の三塁打は)いつも仲間に助けられてばかりだったので自分でしっかり打とうと思った。父(修さん…1988年夏の甲子園に中越高エースとして出場)からはピッチングでいろいろなアドバイスをもらって、こういう大きな大会でいかすことができて嬉しい。1試合1試合自分の投球をしたい。高校でも投手を続けていきたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)