【中学硬式】新潟シニアは2回戦で敗退 シニア全国選抜大会

第20回日本リトルシニア全国選抜野球大会は28日、2回戦が大阪市などでおこなわれ、新潟シニア(信越)は0-7で武蔵府中シニア(関東)に敗れた。新潟シニアは27日の1回戦で選抜大会初勝利を挙げたが、16強進出はならなかった。

<2回戦結果>
・新潟シニア0-7武蔵府中シニア(5回コールド)

(文/岡田浩人)


【中学硬式】新潟が初戦突破 柏崎は惜敗 シニア全国選抜大会

第20回日本リトルシニア全国選抜野球大会は27日、1回戦が大阪市などでおこなわれ、信越代表の新潟シニアと柏崎シニアが登場。新潟シニアは特別延長の末、大宮シニア(関東)をくだし初戦を突破した。柏崎シニアは世田谷西シニア(関東)に惜敗した。

大会は全国の地区連盟予選を勝ち上がった64チームで争われる。新潟シニアはあすの2回戦で武蔵府中シニア(関東)と対戦する。

<1回戦結果>
・新潟シニア6-4大宮シニア(延長9回)
・柏崎シニア3-5世田谷西シニア


全国選抜大会の初戦を突破した新潟シニア

(文/岡田浩人)


【中学軟式】本丸中が全国1勝 8強ならずも「立ち向かえた」

静岡県でおこなわれている「第5回全日本少年春季軟式野球大会」で、新潟県勢として初めて出場した新発田市立本丸中学校が22日の1回戦で秋田・北鹿クラブを破り、県勢として大会初勝利を挙げた。23日の2回戦で敗れ8強進出はならなかったが、全国レベルのチームを相手に健闘し、収穫の多い大会となった。

<22日の1回戦>
本丸中0-0北鹿クラブ(秋田)
(特別延長8回 3-1)

<23日の2回戦>
本丸中0-3乃木ライオンズシニア(島根)

大会を終えて本丸中の皆川俊勝監督は「選手たちは力を合わせれば勝つことができることを学んだ。2回戦の乃木ライオンズ戦ではMAX137キロの全国屈指の好投手が相手だったが、チームワークで立ち向かって終盤まで食らいつくことができ、勝負を楽しめた。こういう経験が今後の大会で生きてくれば」と感想を話した。

(取材・文/岡田浩人)


【中学軟式】本丸中が全国大会に挑む 22日に初戦

甲子園で春のセンバツが開幕する21日、静岡県では中学軟式の全国大会が開幕する。「第5回全日本少年春季軟式野球大会」で、新潟県勢として初めて新発田市立本丸中学校が出場する。22日の1回戦で秋田・北鹿クラブと対戦する。

全国大会に挑む本丸中学校(写真は去年10月のオンヨネカップ優勝時)

本丸中は去年10月におこなわれたオンヨネカップ(県新人戦)で初優勝。北信越予選の敗者復活代表決定戦で勝ち、県勢として初めて全日本少年春季軟式野球大会の出場を決めた。

大会組み合わせ

大会は全国32チームが出場する。本丸中の中心は強肩捕手の久志田裕太主将で、4番打者として長打力もある。皆川俊勝監督は「1月下旬からインフルエンザで練習できない期間があったが、選手たちは自主練習などで頑張ってくれた。ようやく練習試合もでき、調子は上向き」と話す。1回戦は22日(土)午後3時からで「日本文理の試合と同じ時間帯。こちらも全国大会で頑張りたい」と意欲を見せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学軟式】中学生の技術向上を図る 中体連・技術講習会

新潟県中体連・軟式野球専門部は15日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで中学生を対象にした技術講習会を開催した。主に中学2年生が対象で、全県から約300人が参加した。講師は新潟明訓高前監督で現在は新潟医療福祉大学硬式野球部監督の佐藤和也氏と、新潟医療福祉大学准教授でスポーツ心理学が専門の山崎史恵氏が務めた。

技術講習会に参加した中学生 県内各地から約300人が集まった

技術講習会は高校や大学レベルの技術を学ぶことで、中学生年代のレベルアップを目的として開かれ、ことしで2回目。技術講習とメンタル講習にわかれておこなわれた。

技術講習では佐藤監督が講師を務め、ウォーミングアップの大切さや野球の基本動作に必要な体の動かし方などを、新潟医療福祉大の野球部員をモデルにして具体的に説明した。佐藤監督は「冬場のキャッチボールではショートバウンドを交えたり、わざとファンブルしたボールを処理するなど工夫を」と独自の練習方法を伝授。打撃指導では自身の大学野球での経験を踏まえ、「インパクトの瞬間に下半身を使って押し込むように振り抜いてほしい」と指導した。
打撃指導をおこなう新潟医療福祉大・佐藤和也監督

新潟医療福祉大の学生が中学生を指導

メンタル講習では山崎准教授がメンタルトレーニングについて講義。「自信は遠い将来の目標ではなく、毎日の目標の積み重ねで付けるもの。きょうの練習で自分は何を達成するのか、『素振りを100回する』など具体的な行動目標を立て積み重ねていくことが自信を付けるためには大事」と話した。

山崎史恵准教授のメンタル講習

講習に参加した新発田市立猿橋中学2年の長大翼(ちょう・だいすけ)主将(14)は「肩甲骨の動きを教えてもらい勉強になった。きょう習ったことを中学に帰っても実践してみたい」と感想を話した。佐藤監督は「中学生のうちから雪国のチームが繰り返しできる練習で、武器になる基本的な動作があると思う。冬なくして夏なし、の精神で工夫した練習をしてほしい」と冬場の基本動作習得の大切さを訴えた。山崎准教授は「中学生年代のうちはすぐに『自分はメンタルが弱い』などと決めつけてはいけない。まずは練習で技術向上を図って自信をつけてほしい」と日々の練習の重要性を呼び掛けた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)