【野球場】悠久山球場が「個人利用」で再開 芝の感触楽しむ

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の「緊急事態宣言」が新潟県で解除されたことを受け、長岡市の悠久山球場が16日、施設の利用を限定的に再開させた。5月いっぱいは「個人」での利用のみを受け付ける。初日の16日は中学生や高校生が訪れ、久々の芝の上でのキャッチボールや打撃の感触を楽しんだ。

外野の芝の上でキャッチボールを楽しむ高校生 続きを読む


【野球場】野村氏の650号記念ボールを寄贈、鳥屋野球場で展示へ 新潟市在住の丸田さん

2月11日に亡くなった野村克也氏(享年84歳)は1979年5月27日、新潟市の鳥屋野球場で650号本塁打を放った。そのボールを左翼席で手にし、野村氏から記念のサインボールとサイン入り帽子を受け取った男性がいる。新潟市在住の丸田徹さん(52歳)で、当時小学6年生の野球少年だった。41年前、野村氏から直接サインをもらった丸田さんは「オーラがあった。少年野球で捕手をしていると話したら、喜んでくれて『頑張れ』と励ましてもらった」と思い出を語る。突然の訃報を受け、丸田さんは長年大切に保管してきた記念のサインボールと帽子を新潟市に寄贈することを決めた。新潟市は鳥屋野球場に展示する予定で、丸田さんは「650号が達成された球場で多くのファンに見てもらい、野村さんの偉業を知ってもらいたい」と話している。

野村氏の650号記念サインボールとサイン入り帽子を前に思い出を語る丸田徹さん 続きを読む


【野球場】「三条パール金属スタジアム」の命名権調印式

三条市は現在「三條機械スタジアム」の名称が付けられている三条市民球場の命名権について、今年4月から「パール金属株式会社」(本社・三条市五明)と新たに年間840万円で3年契約を結んだ。三条市役所で14日、調印式がおこなわれ、国定勇人三条市長とパール金属の高波文雄社長が契約書にサインした。名称は「三条パール金属スタジアム」(略称・パールスタジアム)となる。

左から国定勇人三条市長、パール金属の高波久雄会長、高波文雄社長

パール金属株式会社は1967年創業で、キッチン・リビング用品を中心にアウトドアで使用されるレジャー用品などの企画・開発・製品化をおこなっている。

調印式後に国定市長は「まず三條機械製作所には6年間命名権を継続いただいたことを感謝している。パール金属は市民の生活になくてはならない製品を作っていて、三条市民の誇りである球場に新たにパール金属の名前が冠として付くことは自信を持って市民にお披露目できる」と話した。

パール金属の高波久雄会長は「命名権で企業イメージが上がる。この機会に市政に貢献したい」と命名権取得の目的を説明。高波文雄社長は「社会貢献、地域貢献の一環として、スポーツを通じて三条市に恩返ししたい」と話した。

4月から「三条パール金属スタジアム」となる現・三條機械スタジアム

三条市民球場は1995年2月に完成。県内の野球場では初めて命名権を販売し、2008年4月から「三條機械スタジアム」として親しまれてきた。プロ野球ファーム公式戦やBCリーグ、高校野球などで使われている。市によると球場内や道路案内標識などの約20か所の看板掛け替えに約300万円の経費がかかるが、「命名権の年間契約額の中から費用を捻出する」という。パール金属との契約期間は今年4月1日から2017年3月31日まで。

<調印式と会見の動画>

(取材・撮影・文/岡田浩人)