【BCL】新潟アルビレックスBCが後期優勝 2年連続の前後期優勝飾る

BCリーグ・上信越地区首位の新潟アルビレックスBCは7日、富山県黒部市で富山サンダーバーズと対戦し、7-5で勝利した。2位の信濃が群馬に敗れたため、新潟が後期優勝を決めた。

後期優勝を決め、選手に胴上げされる新潟のギャオス内藤監督

新潟は2回、5番平野が左越えソロ本塁打を放ち先制。3回には4番足立の適時打で1点を追加。4回にも内山の適時打、荒井の犠飛で2点を加え、試合を優位に進めた。

2回表、新潟は平野進也選手(右)が左越え本塁打を放ち先制

新潟の先発・佐々木啓介投手 6回を投げ3失点、5勝目を挙げた

新潟の先発・佐々木は序盤からボールが低めにコントロールされ、富山打線に的を絞らせなかった。4回には富山の野原にソロ本塁打を浴びたが、その後も粘り強い投球で6回を投げ3失点とリードを守った。7回は板谷、8回は間曽とつなぎ、9回は抑えの羽豆が2失点したものの、最後の打者を内野ゴロに抑え試合終了。新潟が後期優勝を決めた。
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優勝を決めマウンドで喜びを爆発させる新潟の選手たち

新潟のギャオス内藤監督は「選手たちが成長してくれた結果。『継続』のスローガンの通り、2年連続で前後期完全優勝を達成できて嬉しい。ただこれは通過点に過ぎないので、目標の独立リーグ日本一に向けて、さらに成長していきたい」とコメントした。

これで新潟は9月28日から始まる上信越地区チャンピオンシップ(CS)で通期2位チームと対戦し、3戦のうち1勝すれば地区優勝が決まる。その後はBCリーグCSで北陸地区の王者と対戦し、全5戦で先に3勝すれば優勝。四国アイランドリーグプラスの王者と独立リーグ王者をかけて戦うグランドチャンピオンシップでの2年連続優勝を目指す。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】1回戦12試合 連合チームが初勝利

第129回北信越高校野球・新潟県大会は6日、1回戦12試合がおこなわれた。有恒・安塚・柏崎総合が連合チームとして県内の公式戦で初勝利を挙げた。また今夏の新潟大会で準優勝の村上桜ヶ丘が新津に延長戦の末敗れた。7日は6会場で2回戦16試合がおこなわれる。

◆6日の試合結果◆
<鳥屋野>
①新津工23-1新潟東(7回コールド)
→新津工が7回表に20得点
②豊栄10-0中条(5回コールド)

<五十公野>
①五泉11-4村松(試合終了)
②新発田8-2新発田商(試合終了)
③新津5-3村上桜ヶ丘(延長11回)

<三條機械>
①高田12-2吉田(5回コールド)

<悠久山>
①長岡3-2松代・堀之内(試合終了)
②長岡高専5-1長岡向陵(試合終了)
③長岡大手9-1塩沢商工(7回コールド)

<佐藤池>
①糸魚川7-1長岡農(試合終了)
②高田商3-2久比岐(試合終了)
③有恒・安塚・柏崎総合11-3海洋(8回コールド)
→連合チームとして公式戦初勝利

◇五泉・大塚「公式戦初めてで緊張も」◇
五泉 310 000 016  11
村松 000 202 000   4

五泉は1回、ヒットと2四球から満塁の好機を掴み、スクイズで先制。さらに6番伊藤悠の適時二塁打で2点を加え、この回3得点。2回にも1点を加えた。五泉の先発・大塚に抑えられていた村松は4回に3連打で2点を返し、さらに6回に捕逸と適時打で2点を入れ同点に追い付く。
2回から登板した村松の小鍛冶に抑えられていた五泉は8回、1、3塁の好機で草野の当たりが中前に落ち、勝ち越し点を挙げた。9回は打者一巡の攻撃で6得点を挙げ、村松を突き放した。

五泉の大塚翔太投手 1年秋から登板経験は豊富

2回から登板した村松の小鍛冶匠投手 終盤捕まったが中盤は五泉打線を抑えた


8回表、五泉・草野篤志選手のセンター前の当たりで3塁走者が生還し勝ち越し

五泉の大塚翔太投手は「新チームで初めての公式戦で緊張した。最終回にようやくいつもの動きができた。低めの投球を心掛け、粘って投げられれば」と話した。後藤桂太監督は「夏休みは一日も休まず練習をしてきた。この大会でたくさん練習してきたことを出せて、少しでも自信をつけてくれる大会になれば」と選手たちに期待を込めた。

◆7日の試合予定◆
<鳥屋野>
①新潟工(9:00)新津南 ②白根(11:30)新潟南 ③日本文理(14:00)加茂暁星

<五十公野>
①新発田中央(9:00)新発田農 ②新潟青陵(11:30)新発田南 ③五泉(14:00)北越

<みどりと森>
①巻総合(10:00)東京学館新潟 ②佐渡(12:30)巻

<悠久山>
①新潟産大附(9:00)帝京長岡 ②新井(11:30)中越 ③小千谷(14:00)高田農

<佐藤池>
①柏崎常盤(9:00)高田 ②長岡(11:30)上越 ③関根学園(14:00)糸魚川

<三條機械>
①十日町総合(10:00)県央工 ②分水(12:30)六日町

(取材・文/岡田浩人)


【BCL】新潟アルビレックスBC 5期連続優勝へラストスパート

BCリーグで上信越地区首位を走る新潟アルビレックスBCは、後期優勝マジック2で次戦を迎える。6日にビジターでおこなわれる富山戦で新潟が勝って2位の信濃が群馬に敗れるか引き分ける、もしくは新潟が引き分けでも信濃が敗れると、新潟の5期連続となる後期優勝が決まると同時に、2年連続の前後期「完全優勝」となる。

室内練習場で汗を流す新潟・池田卓選手

談笑するギャオス内藤監督(右)、稲葉大樹選手(中央)、足立尚也選手

新潟の選手たちは5日、長岡市内の室内練習場で汗を流した。後期優勝目前だが選手はリラックスした表情。目前に迫った「優勝」も選手にとっては通過点に過ぎない。

新潟は6日(金)18:30から富山と富山県黒部市・宮野運動公園野球場で対戦。7日(土)は13:00から2位信濃とハードオフ・エコスタジアム新潟で対戦する。今季2度目となるギャオス内藤監督の胴上げが近づいている。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】来春選抜目指し 北信越高校野球新潟県大会始まる

第129回北信越高校野球・新潟県大会が86チーム(連合2チーム)が参加して5日開幕した。5日は1回戦14試合が予定されていたが、雨のため全6会場で試合開始時間が遅れ、4試合が6日に順延となった。大会は来春選抜甲子園の出場校選考の重要な資料となり、上位3チームが10月12日から福井県でおこなわれる北信越本大会に出場できる。

悠久山球場の第1試合・中越×十日町の試合前挨拶

◆5日の試合結果◆
1回戦
<鳥屋野>
①東京学館新潟9-2万代(8回コールド)
②佐渡8-0新潟北(7回コールド)
③白根12-4阿賀野(7回コールド)

<五十公野>
①新発田農15-0敬和学園(5回コールド)
②村松(6日に順延)五泉

<みどりと森>
①新津南4-0新潟第一(試合終了)
②加茂暁星4-3加茂農林(試合終了)

<三條機械>
①高田農8-3栃尾(試合終了)
②吉田(6日に順延)高田

<悠久山>
①中越6-3十日町(試合終了)
②松代・堀之内(6日に順延)長岡

<佐藤池>
①新潟産大附10-0川西(6回コールド)
②十日町総合6-2小千谷西(試合終了)
③長岡農(6日に順延)糸魚川

◇終盤に逆転の中越 「一戦一戦強くなりながら戦う」◇
十日町  100 000 101  3
中 越  000 000 06×  6

中越と十日町の今夏4回戦でも対戦した上位常連校同士の試合は、十日町が初回1、2塁の好機にサード悪送球の間に1点を先制した。1回表、三ゴロ悪送球の間に十日町の二塁走者・二瓶旭選手が先制のホームイン

その後は、中越の2年生・星佳孝、十日町の1年生・高橋克幸の両先発投手の投げ合いが続いた。中越の先発・星佳孝投手

十日町の先発・高橋克幸投手

試合が動いたのは7回表、十日町がヒットの走者を犠打で2塁に送り、1番小野塚隼人が左越適時二塁打で1点を追加した。

7回表、十日町の小野塚隼人選手が適時二塁打を放つ

十日町の先発・高橋克の前に無得点で抑えられてきた中越は8回裏、2本のヒットで1死1、2塁の好機を作ると、2番小野育央が右中間を破る2点適時三塁打で同点に追い付くと、3番主将・小川裕也の中前適時打で勝ち越し。さらにこの回3本のヒットと悪送球で3点を加え、試合をひっくり返した。十日町は9回に1点を返したが後続を断たれた。

8回裏、中越・小川裕也主将が勝ち越し適時打を放つ

中越の小川裕也主将は「小野がいい当たりを打ってくれた。(8回の勝ち越し打は)いい所に落ちてくれた」と安どの表情。8月2日に水害で被害を受けた長岡市乙吉地区の復旧ボランティア作業を手伝った際に地域の人たちから「次こそ甲子園に行って欲しい」との声援を受け、小川主将は「気持ちの励みになった」という。

中越の本田仁哉監督は試合後、「経験の浅い新チームで、こうやって一戦一戦強くなりながら戦っていきたい。前半は打線に当たりがなかったが、後半はバットを短く持って投手の足元に返すような意識で、と指示した。小野の1本が大きかった。星は走者を出しても粘る、持ち味の投球ができたと思う。反省点を修正しながら一戦一戦経験を重ねていきたい」とコメントした。

◇6日の試合予定◇
<鳥屋野>
①10:00新津工×新潟東  ②12:30中条×豊栄

<五十公野>
①9:00村松×五泉 ②11:30新発田×新発田商 ③14:00村上桜ヶ丘×新津

<三條機械>
①10:00吉田×高田

<悠久山>
①9:00松代・堀之内×長岡 ②11:30長岡高専×長岡向陵 ③14:00長岡大手×塩沢商工

<佐藤池>
①9:00長岡農×糸魚川 ②11:30高田商×久比岐 ③14:00海洋×有恒・安塚・柏崎総合

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】秋の北信越高校野球・新潟県大会 5日から開幕

第129回北信越高校野球・新潟県大会が5日開幕する。3年生が引退した後、新チームで挑む初めての公式戦となり、来春選抜甲子園の出場校選考の重要な資料となる。上位3チームが10月12日から福井県でおこなわれる北信越本大会に出場できる。

<5日の試合予定>
1回戦
鳥屋野…①東京学館×万代 ②佐渡×新潟北 ③阿賀野×白根

五十公野…①敬和学園×新発田農 ②村松×五泉

みどり森…①新潟第一×新津南 ②加茂農林×加茂暁星

三條機械…①高田農×栃尾 ②吉田×高田

悠久山…①中越×十日町 ②松代・堀之内×長岡

佐藤池…①川西×新潟産大附 ②小千谷西×十日町総合 ③長岡農×糸魚川

(文/岡田浩人)