【BCL】新潟が2連敗 石川がリーグ制覇に王手

BCリーグのDeNA杯リーグチャンピオンシップ(CS)第2戦が6日、石川県小松市でおこなわれ、新潟アルビレックスBCは3-5で石川ミリオンスターズに敗れ、2連敗となった。これで石川は2年ぶりのリーグ制覇に王手をかけた。第3戦は12日(土)に長岡市悠久山球場でおこなわれる。

<BCリーグCS第2戦>
新潟 000 001 200  3
石川 100 030 10×  5
→石川が2連勝

(投手)
新潟 佐藤-佐々木(5回1死)-上野(5回1死)-板谷(6回)-間曽(7回)-羽豆(8回)
石川 ○上條-高(6回2死~)-マルティネス(8回)-S木田(9回)

(本塁打)
新潟 中溝(7回)、池田(7回)

新潟は第1戦に続き、立ち上がりに先制点を許した。1回、内野ゴロ失策と安打でピンチを招くと、先発投手の佐藤が石川・富永に左前適時打を許し1点を先制された。5回には安打と四球で出した走者を犠打で送られ、1死2、3塁のピンチを招く。ここで敬遠策で1死満塁となったところで、新潟の投手は佐々木に交代。ここで佐々木が2本の適時打で2点を許し、さらに代わった上野も適時打を浴び、この回3失点し、突き放された。

新潟は6回、2本の安打と失策で1点を返し、さらに7回には中溝、池田が連続ソロ本塁打を放ち、1点差に追い上げた。

しかし7回に登板した間曽が1失点。最終回は石川の抑え木田に三者凡退に抑えられた。新潟は石川を上回るヒット9本を放ちながら4併殺とチャンスをいかせなかった。

これで2連勝の石川が2年ぶりのリーグ制覇に王手をかけた。逆に2年連続のリーグ制覇に向け崖っぷちに追い込まれた新潟は第3戦以降のホームでの3試合で逆転優勝を狙う。

<今後の予定>
第3戦 12日(土)13:00~長岡市・悠久山球場
第4戦 13日(日)13:00~新潟市・ハードオフ・エコスタジアム
第5戦 14日(月)13:00~新潟市・ハードオフ・エコスタジアム

(文/岡田浩人)


【BCL】リーグCS第1戦 新潟が石川に1点差負け

BCリーグは5日からDeNA杯リーグチャンピオンシップ(CS)が開幕した。石川県小松市弁慶スタジアムでおこなわれた第1戦で、上信越地区王者の新潟アルビレックスBCは北陸地区王者の石川ミリオンスターズに1-2で敗れ、初戦を落とした。

<BCリーグCS第1戦>
新潟 001 000 000  1
石川 200 000 00×  2

(投手)
新潟 ●寺田-阿部
石川 ○南-マルティネス-S木田

(本塁打)
石川 サンチェス(1回)

新潟は先発投手の寺田哲也が1回に石川のサンチェスに2点本塁打を浴び先制点を許した。寺田はその後立ち直り、失点はこの2点のみ。新潟は3回にデニングの右翼線適時打で1点を返したが、その後は石川の先発投手・南に要所を抑えられた。新潟は9回に石川の抑え木田を攻め、安打と四球で1死1、2塁のチャンスをつかんだが後続が断たれた。

新潟がプレーオフで敗れるのは2011年10月16日のリーグCS第4戦で石川に逆転負けして以来2年ぶりとなる。第2戦は6日18:15から第1戦と同じ石川県小松市弁慶スタジアムでおこなわれる。全5戦で先に3勝したチームがリーグチャンピオンとなる。

(文/岡田浩人)


【軟式野球】東日本軟式野球大会 新潟市代表に2チーム 前アルビBC主将清野氏が軟式デビュー

東日本軟式野球大会(2部)の新潟市予選が5日、新潟市南区の白根野球場でおこなわれ、INDEPENDENSと山ノ下納豆BCの2チームが新潟市の代表に決まった。来年4月に上越、中越、下越、新潟市を勝ち抜いた各2チーム計8チーム新潟県予選がおこなわれ、6月の全国大会出場を目指す。

<新潟市・代表決定戦>
①INDEPENDENS 4-0 NIIGATA42
②山ノ下納豆BC 5-2 エヌメック東日本

<第1試合>

第1試合 INDEPENDENS × NIIGATA42

INDEPENDENSの波田野祐一投手 完封で代表を決めた

新潟市代表となったINDEPENDENSの選手たち

<第2試合>

第2試合 山ノ下納豆BC・永森俊一郎選手の内野ゴロの間に勝ち越し

2失点完投の山ノ下納豆BC・中野竜一投手

新潟市代表となった山ノ下納豆BCの選手たち

第2試合ではエヌメック東日本の選手として、昨年まで独立リーグ・BCリーグの新潟アルビレックスBCの選手、主将として活躍した清野友二さん(28)が出場した。昨年の引退後、このほど連盟登録選手となって初めて軟式野球の公式戦に出場した。7番ライトで先発出場し、3回打席に立ったがいずれもフライを打ち上げてしまい、3打数無安打の結果だった。試合後、清野さんは「軟式は(硬式とは)全く違うスポーツに感じるほどでした。硬式と同じように打っては全然打てなくて、奥深さを感じました。また外で野球をできるのは楽しいです」と久々の試合出場の感想を話した。

エヌメック東日本の7番ライトとして出場した清野友二さん


3打数無安打に終わったが久々の公式戦に笑顔を見せた

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】文理は敦賀気比、明訓は春江工、中越は津幡と 北信越大会の組み合わせ決定

第129回北信越高校野球・本大会の組み合わせ抽選会が4日、福井市でおこなわれた。1回戦で新潟1位の日本文理は福井4位の敦賀気比と、新潟2位の新潟明訓は福井3位の春江工と、新潟3位の中越は石川1位の津幡との対戦が決まった。


第129回北信越大会組み合わせ表

来春の選抜大会の重要な参考となる大会で、5県から16校が勝ち上がった。福井県でおこなわれる大会は12日に開幕し1回戦がおこなわれ、翌13日に2回戦(準々決勝)、19日に準決勝、20日に決勝がおこなわれる予定。例年の北信越の選抜出場枠は2校。新潟県勢は3年ぶりの選抜甲子園出場を目指す。

(文/岡田浩人)


【少年野球】第1回スワローズカップ 燕市代表は吉田ジュニア

NPB・東京ヤクルトスワローズとつながりのある全国4市の代表チームで争う「第1回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会」が11月に愛媛県松山市で初めて開催される。新潟県からは「つばめ」を縁に関わりのある燕市のチームが参加するが、その予選会の決勝戦が2日夜、燕市吉田野球場でおこなわれ、吉田ジュニアクラブがスピリッツジュニアスポーツ少年団をくだして代表となった。

<予選会・決勝戦>
吉田ジュニア 10000104  6   
スピリッツ   10010003  5
(8回はエキストライニング)

試合は2対2の同点で7回を終わり、延長8回からは「無死満塁」から始まるエキストライニングに。吉田ジュニアは内野安打、中前安打などでこの回4点を挙げる。スピリッツはその裏、先頭打者の阿部大祐(燕北小5年)の走者一掃となる左越え二塁打で3点を返したが、吉田ジュニアの左腕投手・桑原大生(吉田小6年)が後続を抑え逃げ切った。

8回表 吉田ジュニア・治田光希選手の内野安打で1点を追加

8回裏 スピリッツ・阿部大祐選手の走者一掃二塁打で1点差に

見事な投球を見せた吉田ジュニア・桑原大生(ひろき)投手

優勝した吉田ジュニアクラブは、11月16、17日に愛媛県松山市でおこなわれる「スワローズカップ」に燕市代表として出場する。ほかの出場チームはヤクルト球団キャンプ地である愛媛県松山市、沖縄県浦添市、宮崎県西都市から1チームずつが参加。4チームがトーナメントで優勝を競う。優勝カップは燕市の金属技術で製作されるという。

吉田ジュニアの星野一好監督(64)は「松山の大きな球場でやらせてもらえるのは子どもたちの一生の思い出。子どもたちの将来につながる試合にしたい」と話した。阿部龍星主将(吉田小6年)は「どうしても勝ちたい試合だったので嬉しい。チーム一丸となって四国でも勝って優勝したい」と意気込みを話した。


優勝した吉田ジュニアクラブ 燕市代表として愛媛県での試合に挑む

惜しくも準優勝に終わったスピリッツJrスポーツ少年団

(取材・撮影・文/岡田浩人)