【ルートインBCL】日本一奪還目指し始動 新潟アルビレックスBC

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム全体練習を開始した。2年目となるギャオス内藤監督指揮のもと、選手たちが来月12日の開幕に向け本格的なチーム練習をスタートさせた。チームとしては昨季逃したリーグ優勝と日本一奪還、そして選手たちはNPB入りを目指す。

ギャオス内藤監督のノックを受ける投手陣

時折雪が降るなど、3月中旬としては厳しい寒さの中でのスタートとなったが、選手たちは大きな声を掛け合いながらグラウンドを駆け巡り、元気な様子を見せた。

昨季まで楽天でプレーし今季新たに就任した高須洋介選手兼任野手総合コーチが早速ノックバットを持ち、内外野の守備練習をおこなったほか、新入団の渡辺雄大投手(中越高-青山学院大)らが投内連係プレーを確認した。

田村勇磨(日本文理高出)、渡辺雄大、阿部拳斗(中越高出)の県出身3投手

またきょうは高須兼任コーチが三塁の守備につき。昨季まで三塁手の稲葉大樹主将が二塁に、二塁の足立尚也選手が一塁に入って守備練習をおこなった。雨や雪が降ったと思うとその直後には日が差した影響でグラウンドを霧が覆うという厳しい条件だったが、高須兼任コーチをはじめ選手たちは黙々とボールを追っていた。

雪の舞う中、ノックを受ける高須洋介選手兼任野手総合コーチ
霧の中の高須コーチ十数分後には日が差し、グラウンドが霧に覆われた

初日の練習を終えたギャオス内藤監督は「去年以上に選手が頑張ってくれている。野手については高須コーチがメニューを作ってくれている。選手は新しい考えを吸収してほしい。投手陣は1、2回をしっかり投げられる投手になってほしい」と感想を話した。高須兼任コーチは「サインプレーでミスがあったのでミスをなくそうと伝えた。(自身が三塁に入った)内野の守備位置はきょうはこの形でやってみた。今後自分が二塁に入るかもしれないし、全体練習でいろいろと試してみたい」と述べた。新潟アルビレックスBCは16日も午前9時からハードオフ・エコスタジアムで全体練習をおこなう。

(取材・撮影・文/岡田浩人)