【中学硬式】新潟北シニアが初優勝 柏崎、新津五泉村松とともに日本選手権へ

8月におこなわれる「第42回日本リトルシニア日本選手権」の信越大会の準決勝と決勝、3位決定戦が6日、柏崎市などでおこなわれ、新潟北シニアが初優勝を飾った。準優勝の柏崎シニア、3位の新津五泉村松シニアの上位3チームは、8月1日から神宮球場などでおこなわれる日本選手権に出場する。また優勝した新潟北シニアは東京ドームなどでおこなわれる第8回全日本中学生硬式野球大会(旧ジャイアンツカップ)に出場する。

逆転で初優勝を飾った新潟北シニア


準優勝の柏崎シニア

◆6日の試合結果◆
<準決勝>
柏崎11-4新潟
新潟北8-0新津五泉村松

<3位決定戦>
新津五泉村松9-0新潟

<決勝>
柏 崎 100 000 0 |1
新潟北 000 001 1 |2

◆決勝の戦評◆
強打の新潟北が終盤に柏崎の投手陣を攻略した。
柏崎は1回、高橋の適時打で先制。終盤まで0点に抑えられていた新潟北は6回、4番森田の適時打で同点に追い付く。7回、新潟北は1死満塁のチャンスを作ると、1番本間が左前適時打を放ちサヨナラ勝ち。逆転で初優勝を飾った。

1回表、柏崎の高橋文太選手が先制適時打を放つ


新潟北のエース・上山柊人投手


2番手で登板した柏崎のエース・澤中京太郎投手


6回裏、新潟北が4番・森田豪選手の適時打で同点に追い付く


7回裏、新潟北の1番・本間大聖選手が左前にサヨナラ打を放つ


サヨナラ勝ちで初優勝を決め喜ぶ新潟北の選手たち


今夏で勇退する若槻文男監督を胴上げする新潟北の選手たち

◇新潟北シニア・若槻文男監督の話◇
「選手たちがよくやってくれた。最後は本間が粘ってよく打ってくれた。去年秋の新人戦でコールド負け。ことし春もコールド負け。最下位からスタートしたチームだった。それでも『全国制覇』を目標に、優勝すると言い続けてきた。この夏を最後に監督を辞めて後進に引き継ぐことにしていた。3年生にだけはそのことを伝えていた。『最後に全国大会に連れていってくれ』と言っていたが・・・本当に感動した。日本選手権では失うものは何もない。全国制覇を目標に頑張りたい」

◇新潟北シニア・高橋賢太主将の話◇
「最後まであきらめることなく、勝つことができ嬉しかった。監督が最後の夏と聞いていたので全国に連れて行きたいという思いだった。目標は全国制覇。一戦一戦集中して、つなぐ打撃で打ち勝っていきたい」

◆柏崎シニア・吉野公浩監督の話◆
「この日のために選手たちは厳しい練習についてきてくれた。準優勝ではあるが、練習の成果が出たと思う。(準決勝で勝った)新潟シニアには新チームになってから勝ったことがなかった。新潟に勝ちたいという思いで練習をしてきた。結果が出て良かった。(日本選手権では)2年前はベスト16だった。それを超える成績を残したい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)