ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは26日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで富山GRNサンダーバーズとオープン戦をおこない、2対2で引き分けた。新潟のオープン戦成績は2勝1分。新潟の次のオープン戦は27日(金)13時からハードオフ・エコスタジアムで富山と対戦する。
先発した新潟の田村勇磨投手(日本文理高出身) 5回無失点の投球
◎オープン戦の結果◎
富山 000 000 020 =2
新潟 000 010 010 =2
(バッテリー)
富山:秦、佐藤、板谷、小柳、竹林-佐伯、橋爪
新潟:田村、前川、山口、高井、雨宮-仲村、沢田
6回表に登板した新人の前川哲投手(新潟産大附高出身) 最速142キロを計測
◎戦評◎
新潟は5回、投手ゴロ悪送球の間に1点を入れ先制した。
8回表、新潟はこの回から登板した新人の高井が走者2人を置いて、富山の岡野に右越えの2点適時三塁打を打たれ逆転を許した。
新潟は8回裏、走者を置いて遊ゴロ失策で同点に追い付いた。
◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「投手はみんなよかった。田村の予定は4回までだったが球数が少ないので5回も投げてもらった。思ったよりはスピード感があった。変化球がまだ緩い感じだがしっかり腕が振れるよう修正できればもっとよくなると思う。(初登板の)前川も高井もしっかり置きにいかず腕を振って投げていたのでよかった。しっかり放れたのがよかったし、いいボールもあった。これからもっと投げていけば球速も出ると思う。打線はきょうはつながりが悪かったが、スイングはしっかりしてくれている。後は変化球の対応をしっかりしてくれれば。(ケガ人は)桑田は群馬のオープン戦で痛めた左手首が試合中に傷んだ。あすは様子を見てになる」
◇5回を投げ無失点だった新潟・田村勇磨投手の話◇
「直球がよかった。相手は去年のチェンジアップが意識があったと思う。直球でもカウントが稼げてよかった。ボールが高かった。課題は監督にも指摘されたスライダーの腕の振り。自分では意識していたが、もっと腕を振っていきたい。(開幕へ向けて)体のキレを出していきたい。昨年はよかったのでそれに恥じない成績を残したい。1、2年目の経験をいかして3年目に全てを出し切りたい」
◇初登板の新潟・前川哲投手の話◇
「マウンドに立ったら緊張した。(142キロが出たが)最初の打者としてはよかった。四球だったのでもう少しワインドアップで投げたかった。きょうは高校時代には投げていなかったツーシームを試した。130キロ台のボールはツーシーム。きょうはいいコースに投げることができ、芯を外して遊ゴロを2つ打たせてとることができた。セットポジションからでも球速が落ちないようにしたい。中継ぎでの積み重ねが監督の目に留まって先発へ、という感じになるよう、シーズン中の先発入りを目指して頑張りたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)