【ルートインBCL】サポーターを前に日本一誓う

BCリーグの新潟アルビレックスBCの激励会が28日、新潟市の新潟日報メディアシップでおこなわれ、今季から指揮を執る赤堀元之監督と選手たちが約100人のサポーターを前に今シーズンにかける意気込みを語った。

今シーズンの意気込みを語る赤堀元之監督(手前)

激励会は後援会が主催した。赤堀監督は「3年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指す。ぜひ球場に足を運んで声援を送って欲しい」と挨拶。選手1人1人がサポーターを前に今季の目標と意気込みを語った。南魚沼市出身で5年目を迎える阿部拳斗投手(中越高出身)は「最近、日本一になっていないので自分たちもサポーターの皆さんも悔しい思いをしている。一緒に日本一になりましょう」と力を込めた。

新人では見附市出身の高井俊投手(東北高-悠久山調理師専門学校出身)が「1年目ですが日本一に貢献しNPBに少しでも近づけるよう頑張りたい」と挨拶。柏崎市出身の新人・前川哲投手(新潟産業大附高出身)は「新人らしく元気よくプレーするので応援よろしくお願いします」と初々しい様子だった。

「一緒に日本一になりましょう」と挨拶する阿部拳斗投手(中央・中越高出身)


見附市出身の高井俊投手 力のある直球が持ち味


「新人らしく元気よくプレーする」と話す前川哲投手(新潟産大附高出身)


会場のメディアシップには約100人のサポーターが集まった

激励会では応援団有志が太鼓を叩き、エールで選手を鼓舞した。また今シーズンのキャプテンが発表され、5年目の足立尚也選手(26)がキャプテンを務めることが決まった。足立新キャプテンは「熱い声援をお願いします」とサポーターに呼びかけた。

キャプテンを務めることになった足立尚也選手

ルートインBCリーグは4月11日に開幕。新潟の開幕戦の対戦相手は今シーズンから加入した福島ホープスで、ビジターの郡山市開成山球場で開幕戦を戦う。ホーム開幕戦は翌12日(日)でハードオフ・エコスタジアムに福島を迎え撃つ。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学硬式】新潟ヤング 全国大会での勝利ならず

中学硬式野球ヤングリーグの全国大会「第23回ヤングリーグ春季大会」が28日に岡山県で開幕。1回戦で新潟ヤング(北日本支部)はオール沼南ベースボールクラブ(千葉県・東関東支部)と対戦し、0対7(5回コールド)で敗れ、全国大会での勝利はならなかった。新潟ヤングは序盤から失策などのミスが重なりリズムに乗れなかった。

◎1回戦の結果◎
新潟 000 00 =0
沼南 240 01 =7 (5回コールド)


岡山県倉敷市マスカットスタジアムでの開会式後の新潟ヤングの選手たち

(取材・文/岡田浩人 写真提供/新潟ヤング)


【中学硬式】新潟西シニアが惜敗 ベスト8進出ならず

中学硬式野球の日本リトルシニア全国選抜野球大会の3回戦が28日、大阪府でおこなわれ、新潟西シニア(信越連盟)は5対6で荒川シニア(関東連盟)に敗れ、ベスト8進出はならなかった。新潟西は昨秋関東準優勝の強豪・荒川と一進一退の試合展開を見せ、6回に一挙3点を奪い同点に追い付いた。しかしその裏に突き放され、あと一歩及ばなかった。

◎3回戦の結果◎
新潟西 000 203 0=5
荒 川 010 401 ×=6

(取材・文/岡田浩人)


【中学硬式】新潟ヤングが春季全国大会に挑む 28日岡山県で開幕

28日から岡山県で開幕する中学硬式野球ヤングリーグの全国大会「第23回ヤングリーグ春季大会」に新潟ヤングが出場する。各支部を勝ち抜いた全国32チームが頂点を競う大会で、新潟ヤングは3季連続の全国大会出場となる。曽我祐太朗主将(大形中3年)は「全国大会を意識して練習に取り組んできた。一戦必勝で頑張りたい」と意気込む。
3季連続の全国大会出場となる新潟ヤングの選手たち

新潟ヤングは2009年に設立され、全日本硬式野球連盟の北日本支部に所属。新潟市北区のグラウンドで練習を重ねている。去年10月に新潟市のハードオフ・エコスタジアムおこなわれた支部予選を勝ち抜き、2014年春、夏に続き3季連続での全国大会出場を決めた。

阿部晋也監督は「投手陣を中心とした守りのチーム。守備が安定していれば強豪にもひけをとらない」とチームを評する。昨年のレギュラーが4人残り、経験は豊富。投手陣は阿部(裕)、中村、後藤の3人が軸。打撃では阿部(竜)、阿部(裕)、高橋、藤田が「ポイントゲッター」(阿部監督)となり期待される。曽我主将は「全国大会は去年の春は初戦で負け、夏は初戦は勝った。去年の試合を経験している選手が多く、全国大会を意識して練習に取り組んできた。緊張するとは思うが、一戦必勝で頑張りたい」と上位進出を狙う。

新潟ヤングは28日の1回戦でオール沼南ベースボールクラブ(千葉県・東関東支部)と対戦する。

【登録メンバー】
①阿部裕二朗(藤見中)②本間理人(藤見中)③曽我祐太朗(大形中)④太田泰介(藤見中)⑤田辺智也(藤見中)⑥阿部竜也(山の下中)⑦中村新之介(木戸中)⑧高橋翔吾(東新潟中)⑨富樫拓夢(早通中)⑩阿部翔太(藤見中)⑪山田帆航(早通中)⑫坂上省吾(松浜中)⑬渡辺陽向(藤見中)⑭澤野弘貴(藤見中)⑮熊倉壮(早通中)⑯藤田康誠(鳥屋野中)⑰後藤悠太(光晴中)⑱小川翔平(松浜中)⑲宮崎紫音(大形中)⑳渡辺匠(山潟中)21木村航葵(山潟中)22小柳諒一郎(葛塚中)23堀内悠生(早通中)24大倉龍平(光晴中)25樋口直(白新中)
(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB】広島・今井啓介がプロ入り初の開幕一軍 プロ野球開幕

プロ野球(NPB)の2015年シーズンが開幕した。新潟県出身選手では広島カープの今井啓介投手(27・中越高出身)がプロ10年目で初の開幕一軍を勝ち取った。

広島・今井啓介投手(中越高出身) プロ入り10年目で初の開幕一軍を勝ち取った

今井投手はキャンプから一軍スタートで、オープン戦では中継ぎとして登板を重ねた。開幕後の起用は中継ぎが予想されるが、「結果を出して、先発のチャンスを掴みたい」と意気込みを示している。今季はMLB帰りの黒田博樹投手が入団。先発枠争いは激しいが、「黒田さんの技術を目の前で見ることができるのは大きい。勉強して自分の投球にいかしたい」と意欲十分だ。

プロ入り17年目のシーズンを迎える巨人・加藤健選手(34・新発田農高出身・捕手)は開幕二軍スタート。阿部慎之介選手が捕手から一塁手に転向した巨人は、小林誠司、相川亮二、実松一成の3捕手が開幕一軍登録となったが、加藤選手も今季は一軍出場のチャンスが増えそうだ。26日のイースタン・日本ハム戦では先発出場し、3打数2安打で打撃好調。いつでも一軍出場の準備はできている。

巨人・加藤健選手(新発田農高出身) プロ入り17年目のシーズンを迎えた

同じ巨人の育成選手・高橋洸選手(21・日本文理高出身)は入団4年目、育成2年目のシーズンを迎えた。高校時代は内野手も、プロ入り後は強肩と俊足をいかし外野手として起用されている。26日のイースタン・日本ハム戦ではレフトで先発出場し4打数2安打1打点。ファームで結果を残し、特にその俊足をアピールして支配下登録を目指したい。

巨人育成・高橋洸選手(日本文理高出身) 類稀な俊足をいかし支配下登録を目指す

楽天の相沢晋投手(27・巻高出身-石巻専修大-日本製紙石巻)は入団2年目で勝負の年を迎える。ファームでは中継ぎ、抑えとして起用されていて、経験を重ねて一軍登板のチャンスを掴みたい。

入団2年目を迎えた楽天・相沢晋投手(巻高出身)

DeNAの新人・飯塚悟史投手(18・日本文理高出身)は二軍スタート。18日のイースタン・西武戦でプロ入り初登板(初先発)を果たした。3回を投げ、打者13人に対し、被安打4、1失点で、直球の最速は144キロと初登板としては上出来の内容。今シーズンはプロとして1年を投げ切る体力を付けることを主眼として、ファームで経験を重ねたい。球団内の評価も上々で、一軍出場は思ったより早いかもしれない。

DeNAの新人・飯塚悟史投手(日本文理高出身) 球団内の期待も高い

このほかの新潟県出身選手では、オリックスの金子千尋投手(31・三条市出身、長野商高-トヨタ)は昨シーズンは16勝、防御率1.98で最多勝と最優秀防御率の二冠を獲得、沢村賞を受賞した。オフに右肘を手術した影響で今シーズンの開幕は二軍スタート。現時点では実戦形式での登板もなく、今後の調整が注目される。

新潟県関係では日本ハムの谷元圭介投手(30・バイタルネット出身)がプロ入り7年目のシーズンを開幕一軍で迎えた。166センチと小柄ながら、キレのいい直球を投げ込む、小気味いい投球スタイルで去年は中継ぎとして活躍。52試合に登板して12ホールドをあげた。今シーズンもフル回転が予想される。

新潟県出身選手、新潟県関係の選手の活躍を楽しみにしながら、今シーズンもプロ野球を楽しみたい。

(取材・撮影・文/岡田浩人)