新潟県教育委員会は24日、4月1日付の教職員の人事異動を発表した。高校野球関係では、県高野連の常務理事で新潟北教諭の中原丈二氏が川西の教頭に異動し、常務理事が交代する。
昨年夏の新潟大会時の主な監督では、新潟南の小野塚慶一氏が西新発田に、三条東の斉藤貴教氏が新潟南に、新潟県央工の井口哲朗氏が十日町に、柏崎の佐藤忠行氏が長岡商に、糸魚川白嶺の大島勉氏が高田南城に、それぞれ異動する。
(取材・文/岡田浩人)
新潟県教育委員会は24日、4月1日付の教職員の人事異動を発表した。高校野球関係では、県高野連の常務理事で新潟北教諭の中原丈二氏が川西の教頭に異動し、常務理事が交代する。
昨年夏の新潟大会時の主な監督では、新潟南の小野塚慶一氏が西新発田に、三条東の斉藤貴教氏が新潟南に、新潟県央工の井口哲朗氏が十日町に、柏崎の佐藤忠行氏が長岡商に、糸魚川白嶺の大島勉氏が高田南城に、それぞれ異動する。
(取材・文/岡田浩人)
中学硬式野球の「第21回日本リトルシニア全国選抜野球大会」が25日、京セラドーム大阪(大阪市)で開幕する。信越連盟の代表として新潟県から新潟西シニアと新発田シニアが出場する。昨秋の新人戦を勝ち抜き、全国切符をつかんだ両チームは「目標は全国制覇」と言い切る。
◎新潟西シニア◎
昨秋の県新人戦王者として全国選抜大会に挑む新潟西シニア
新潟西シニアは新潟市西蒲区の西川竹園高校グラウンドで練習を重ねる。団員は41人で、西区や西蒲区の選手が多く、新3年生が24人と層が厚い。下級生のうちからマウンド経験を重ねた右の本格派・大関風雅(岩室中3年)を中心に投手陣の経験は豊富。この冬は特に走塁の質を高めるため、状況判断の練習を繰り返してきた。
走塁の状況判断の練習を繰り返してきた新潟西シニア
新潟西シニアの相場一成主将(巻東中3年)は「冬場の走り込みで下半身や体幹を鍛えてきたが、練習試合の打撃や守備でその成果を感じている。チームカラーは守備から流れを作り、打撃や走塁につなげて点を取ること。目標は全国制覇。相手は強いと思うが、試合の入りをしっかりして一戦一戦を戦っていきたい」と意気込みを話した。
◎新発田シニア◎
県新人戦で準優勝 信越連盟4位で全国出場を決めた新発田シニア
新発田シニアは新発田市の敬和学園大学グラウンドを本拠地に練習を重ねてきた。団員は37人で、新発田市のほか阿賀野市や村上市などからも団員が集まる。左腕の山田叶夢(とむ・荒川中3年)と右腕の石井太朗(聖籠中3年)が投手陣の中心。石井は打撃でも長打力があり、中軸としてチームの得点源となっている。チームは関東や宮城遠征で調子を上げてきた。
新発田シニアの中軸・石井太朗選手
新発田シニアの小池新主将(紫雲寺中3年)は「冬の間の筋トレや食事トレーニングで体が大きくなった。チームカラーは打撃のチームで、初球から積極的に打つのが持ち味。守備も攻めるチーム。初戦は去年の優勝チーム(武蔵府中シニア)が相手だが、チャレンジャーの気持ちで戦いたい。目標はチーム一丸となって全国制覇すること」と決意を述べた。
◎大会の組み合わせ◎
大会の組み合わせ(日本リトルシニア中学硬式野球協会のホームページより)
大会は全国48チームが参加。25日に京セラドーム大阪で開会式がおこなわれる。試合は26日から始まり、新発田シニアは1回戦で前年の優勝チーム・武蔵府中シニア(関東)と対戦する。新潟西シニアは1回戦シードで、27日の2回戦で函館港西シニア(北海道)と東練馬シニア(関東)の勝者と対戦する。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
中学軟式野球の強豪で全国制覇5回を誇る星稜中学校野球部(石川)が21日に新潟入りし、県内で練習試合をおこなっている。来年2016年8月に新潟県で開催される全国中学校軟式野球大会(全中)を見据えた遠征で、21日は全中会場の1つ、三条パール金属スタジアムで地元・三条二中と上越・春日中と3試合を戦った。
春日中(左)と練習試合をおこなう星稜中(右)
星稜中は石川県金沢市の私立中学で、元ヤンキースの松井秀喜氏が活躍した星稜高校の中等部。全国大会での優勝5回(全中3回、全軟2回)、準優勝4回を誇る全国屈指の強豪校として知られる。
今回の新潟での練習試合は来年夏の全中を見据えた遠征で、会場の1つである三条パール金属スタジアムの協力を得て実施された。スタジアムは先週末の降雪で約15センチの積雪を記録し開催が危ぶまれたが、その後の陽気で雪解けが進んだほか、施設管理者が前日に土整備をおこない無事開催にこぎつけた。
◎21日の練習試合結果◎
<練習試合①>
春日中 000 000 0 =0
星稜中 001 001 × =2
星稜中の先発・河井陽紀投手(新3年)
<練習試合②>
三条二 000 000 0 =0
星稜中 201 100 × =4
星稜中の先発・竹内晃平投手(新2年)
<練習試合③>
春日中 000 30 =3
星稜中 010 00 =1 (5回時間切れ終了)
4回表、春日中が選手室橋竜也選手(新3年)の2点適時打で逆転
星稜中は「人間性も野球も日本一を目指す」がモットー。攻守交代の全力疾走や大きな声での挨拶、キビキビとした隙のない野球が特徴で、同年代のプレーに春日中、三条二中の生徒たちも刺激を受けた様子。
春日中の新保愛也主将(新3年)は「星稜中はアップの時から声が出ていて迫力があった。ユニフォームも星稜高校と同じだったが、何とかくらいついていこうと思った。点を取られる時は必ずエンドランなどの技を絡めてきた。ベンチが一体となって声を出していたところなど参考にしたい。このチームで全国優勝するのが目標なので、全国のレベルがわかってよかった」と感想を話した。
三条二中の藤島弘信主将(新3年)は「星稜中は試合の入り方が違って、チーム一丸となって声を出していた。フライ処理などもしっかり声が出ていた。打撃で全然打てずチャンスを作ることができなかった。星稜中の迫力を真似して今後の大会を勝ち抜きたい。去年の先輩たちが(全軟で)県大会まで行っているので上回れるように頑張りたい」と話していた。
星稜中の田中辰治監督は試合後、「これまで糸魚川市までは遠征したことはあったが、三条市は初めて。お互い刺激になったと思うし、今後につながるいいきっかけができた。チームは7年連続となる全国大会出場を目指していて、全国でも上を目指していきたい。星稜高校でコーチをしていた経験があるが、新潟の野球は変わったという印象を持っている。今後も交流ができれば」と語った。星稜中は22日は上越市で練習試合をおこなう予定。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
元ニッポン放送のプロ野球実況アナウンサーで、現在は新潟県民エフエム放送(FM PORT)東京支社長の深澤弘さん(79)が17日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新潟アルビレックスBCの選手たちに講演をおこない、インタビューの受け答え方やプロ選手としての心構えなどを説いた。
新潟アルビレックスBCの選手たちにプロの心構えを説く深澤弘氏(右)
深澤さんは1936年生まれで神奈川県出身。ニッポン放送のアナウンサーとして長くプロ野球実況を担当し、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督やソフトバンク・王貞治会長と親交が深い。毎年NPBプロ野球新人研修会でインタビューの受け答え方などの講師を務めている。
講演で深澤さんは取材やインタビュー時の対応について「キチンとした日本語で、はっきりとした声で、そして自分の言葉で話すこと」と強調。約50年にわたるプロ野球取材の中で経験した長嶋氏や王氏、巨人の原辰徳監督の選手時代のエピソードや現在NPBで活躍中の日本ハム・大谷翔平選手の話などを交えながら、「練習をしないでプロ野球の世界で成功した人間はいない」と話し、「NPBの世界で待っている」と選手を激励した。
長年の取材経験を踏まえたプロ野球選手のエピソードを交えて話をする深澤氏
講演を聞いた渡辺雄大投手(中越高出身)は「今季ポイントになると思っていた内角攻めの話が参考になった。たくさん練習します」と感想を話していた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)