【ルートインBCL】新潟が逆転サヨナラ勝ち 東地区首位守る

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは20日、長岡市悠久山球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、8対7で逆転サヨナラ勝ち。前期成績を3勝1敗として、東地区の首位を守った。新潟は6対7の同点で迎えた9回裏、4番・デニングの適時打で同点に追い付くと、5番・平野進也の右前適時打でサヨナラ勝ちした。

9回裏、サヨナラ打を放って喜ぶ平野進也選手兼任コーチ(中央)

◎20日の試合結果◎
群馬 014 000 002  =7
新潟 120 020 012× =8
(バッテリー)
群馬:堤、菊地、山崎、●ロメロ(1敗1S)-八木
新潟:渡辺雄、阿部、山口、○塚田(1勝)-平野
(本塁打)
新潟:纐纈1号(8回・ソロ)


新潟・先発の渡辺雄大投手(中越高出身) 序盤に5失点も7回まで投げ降板


2番手で登板し8回表を三者凡退に抑えた阿部拳斗投手(中越高出身)


8回裏、特大のソロ本塁打を放った纐纈隼基選手(右から2人目)

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「勝ててよかった。先発の渡辺雄が3回までよくなかったが、その後はいつもの投球になった。みんなが最後まであきらめずにできてよかった。(9回表に登板した)山口は先頭をストレートの四球で歩かせたのが一番ダメ。そこを考えていかなきゃならない。(9回表は)僕の守備位置の指示ミスもあったが選手がカバーしてくれた。(群馬との3連戦を)勝ち越せてよかった。きょうのこういう試合を勝てたのは大きい」

◇サヨナラ打の新潟・平野進也選手兼任コーチ◇
「打った球は真っ直ぐ。(相手のロメロが)球持ちが長いのでポイントを少し前で、引っ張るくらいの気持ちでちょうどいいと思って打席に入った。(新潟でサヨナラ打は)初めて。9回は稲葉さんが出れば返せると思っていた。とりあえず勝ててよかった。自分で決める気持ちだった。きょうは投手のデキがよくなくて、次までに修正しなければいけないところ。(群馬3連戦で勝ち越して)同地区の相手に対しこういう試合をものにしたのは大きい。相手にプレッシャーをかけることができたと思う」

◇8回裏にソロ本塁打の新潟・纐纈隼基選手の話◇
「チームの勝ちが全て。よかった。真っ直ぐしかない、強くボールを叩こうと思っていた。手応えは十分。きょうは本塁打よりも2安打打てたことが一安心した。1年前の自分を思うとまだまだだと思うが、いい仲間と野球ができている環境に感謝している」

(取材・撮影・文/岡田浩人)