【BCL】阿部拳斗投手ら5人が現役引退 新潟アルビレックスBC

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは2日、今季限りで退団し、現役を引退する選手を公表した。南魚沼市出身の阿部拳斗投手(25・中越高出身)、山口祥吾投手(23)、仲村竜之介捕手(26)、萩島寿哉外野手(25)、既に引退を発表している佑紀内野手(28・日本文理高出身)の計5人。

現役引退を決めた阿部拳斗投手(中越高出身)

5人の選手は球団を通してコメントを発表した。

阿部投手は「今シーズンで引退することを決めました。思えば5年間いろいろなことがありました。ただその一つ一つの場面で必ず温かいサポーターの皆様がいたこと、そして一緒に乗り越えてきたこと、この5年間サポーターの皆様とずっと一緒に過ごしてきたんだなと思うと本当に感謝の言葉しかありません。いざ思ってみると寂しいですが、私は最後という言葉は嫌いです。またどんな形でも、どのような場面であったとしても、再びお会いできることを楽しみにしています。本当にお世話になりました」とコメント。

山口投手は「この3年間で本当に多くのことを学べ、人間的にも成長することができました。日本一をあと一歩のところで逃してしまいましたが、サポーターの皆様の応援が無かったらここまで来られなかったと思います。本当にいつも温かいご声援をいただきありがとうございました。3年間ありがとうございました」とコメント。

仲村捕手は「今シーズンで引退することを決意しました。新潟アルビレックスBCでプレーしたのは1年間と短い時間でしたが、選手の皆さんや球団スタッフの方々、そしてサポーターの方々には大変お世話になりました。新潟アルビレックスBCがチャンピオンシップまで勝ち進めたのも、サポーターの方々の力があったからだと強く感じています。また、今シーズンいろいろな経験ができ、今後の人生にも活かしていきたいと思います。1年間ありがとうございました」とコメント。

萩島外野手は「2 年間応援ありがとうございました。昨年のシーズン途中から移籍し、新潟に来て本当に良かったと思います。ルートインBC リーグ4年目にして初めての優勝も経験することができ、独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップにまで進出でき、本当に嬉しく思います。これもサポーターの皆様のお陰であり、チームの皆のお陰だと思います。今後も新潟での2年間の経験を励みに頑張ります。応援ありがとうございました」とコメント。

佑紀内野手は「今シーズン限りでの現役引退を決意いたしました。自分の思い描く理想のプレーが出来なくなってきたなという実感が生まれ、引退を決意いたしました。上を目指すにあたり、この感覚は本当に悔しいですが認めざるを得ないと感じました。しかし、ここまで自分の思い描く理想のプレーを続けてこられたのも、村山代表をはじめとするBC リーグ関係者の皆様、藤橋代表をはじめとする球団関係者の皆様、株主様、スポンサー企業の皆様、ボランティアスタッフ、そして本当に温かいサポーターの皆様のおかげだと思っております。私のような選手をここまで応援し、育ててくださいまして、本当にありがとうございました。とても幸せな野球人生でした。現役引退はいたしますがこれからも今井佑紀をよろしくお願いいたします。6年間本当にありがとうございました」とコメントした。

球団は3日の午後1時から新潟市のみどりと森の運動公園で「サポーター感謝デー」を開催する。引退を決めた5選手と来季から富山サンダーバーズに移籍をする沢田泰輔捕手(24)の退団選手がファンを前にあいさつをおこなう予定。

(取材・文/岡田浩人)