【BCL】片岡「本塁打王」&古澤「スタメン奪う」 新潟の新人10選手が入団会見

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新入団選手の入団会見を開いた。関東と関西のトライアウトを経て先月28日のドラフト会議で指名された高校生から社会人までの10人の新人選手が出席。地元・新潟県出身では片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)が「1年目から本塁打王を狙う」、古澤敦也外野手(18・上越高)が「スタメンを奪ってチームに貢献したい」とそれぞれ抱負を述べた。

赤堀元之監督(後列右から3人目)とともに日本一奪還を目指す新人選手

会見の冒頭で藤橋公一社長は「有望な10名の選手を獲得でき喜んでいる。来季は今年の大きな忘れ物を取りに行きたい」とあいさつ。

赤堀元之監督は「今年は日本一を獲れなかった。この10名でもう一度チームを作り直し、競争して、優勝目指し頑張りたい」と期待を寄せた。

藤橋公一社長(左)と赤堀元之監督

日本文理高で昨夏甲子園ベスト4を経験した片岡優斗内野手は「新しいスタート地点。持ち味はフルスイング。1年目から本塁打王を狙いたい」と決意を述べた。

また今春の県大会で初のベスト4入りした上越高で中軸を打った古澤敦也外野手は「スタメンの座を奪ってチームに貢献し、いずれNPBで活躍したい。打撃で広角に打ち分け、足を絡めてチャンスメイクしたい」と抱負を述べた。

片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)


古澤敦也外野手(18・上越高)

また、大阪・履正社高時代に今季ヤクルトで本塁打王に輝いた山田哲人内野手と同期だった前田将司捕手(23)は「一度は就職したがもう一度野球やりたいと会社を辞めた。覚悟をもってやらせてもらう。同級生の山田(哲人)が頑張っている。自分も負けずに、まず開幕スタメンを狙う。キャッチングとスローイングは負けない」と話した。

前田将司捕手(23・履正社高-帝塚山大出身)

その他の選手のプロフィールとコメントは以下の通り。


知念広弥投手(25・おかやま山陽高-金沢学院大-九州三菱自動車)
「NPB目指して頑張りたい。持ち味はサイドスローからの動く真っ直ぐで打ち取ること」


斉藤力投手(22・大商学園高-帝塚山大)
「1年目から戦力になれるよう頑張る。直球でどんどん打者を打ち取りたい」


髙田郁美斗投手(19・留萌千望高)
「年齢は19だが、中学卒業から高校を自主退学し地元の高校に入学し直した。最速142キロなので150キロを目指して頑張りたい。日本一のために貢献できれば。直球で三振を取れるキレ」


田畑開人投手(18・創志学園高)
「野球だけに打ち込みたいと思い新潟に来た。NPB目指して頑張りたい。制球と変化球の緩急で打者を打ち取る」


宮沢直人捕手(22・藤沢西高-日本体育大-千葉熱血メイキング)
「独立リーグ日本一を目指して赤堀監督を胴上げできるよう頑張りたい。持ち味は勝負強い打撃と1.8秒台のセカンドへのスローイング」


大嶋達也内野手(23・首里高-名桜大-てるクリニック)
「やっとスタートできた。NPBの一軍で活躍することが目標。身長は168センチだがパワーがある。二塁から本塁までの足の速さも負けない」


後藤龍輝外野手(21・中京高-愛媛マンダリンパイレーツ)
「新たな地で野球ができる喜びと感謝を忘れず、日本一とNPB目指して頑張りたい。持ち味は足の速さ。スピードあるプレーを見ていただければ」


新人10人を迎え、新潟アルビレックスBCは10年目のシーズンを迎える

ルートインBCリーグは来季が節目となる10年目のシーズンで、3月15日から全体練習が始まる。選手たちはそれまで自主トレーニングの期間となる。開幕は4月上旬の予定。

<入団記者会見の動画 BCリーグ公式USTチャンネルより>
http://www.ustream.tv/recorded/79495951/theater

(取材・撮影・文/岡田浩人)