【BCL】引退の佑紀と阿部がトークショー 新潟アルビレックスBC

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは6日、長岡市の長岡ドームバッティングスタジアムでシーズン報告会を開催した。今季限りで現役引退する佑紀内野手(28)と阿部拳斗投手(25)の2人がトークショーやワンポイントレッスンをおこない、ファンと触れ合った。

トークショーをおこなった佑紀内野手(左)と阿部拳斗投手

シーズン報告会は長岡地区後援会が主催した。トークショーは今季の振り返りや長岡での生活ぶりについてなど、多くの話題に及んだ。今後について尋ねられた佑紀内野手は「どんな形かわからないが野球を通して学んだことを小中学生や高校生、大学生に教えることができたら」と話した。阿部投手は「新潟にはポテンシャルが高い選手が多い。どういかしていくか。もっと盛り上がることができるし、野球人生で感じたことを発信していきたい」と今後について話した。トークショーには50人を超えるファンが集まり、2人の話に聞き入っていた。

トークショーには50人を超えるファンが集まった

またワンポイントレッスンでは希望者に対して2人が直接技術指導をおこなった。打撃指導を担当した佑紀内野手は「頭を前に突っ込まないように」などと身振りを交えてアドバイスを送った。指導を受けた南雲洸祐さん(川西中3年)は「遅い球に対し前に突っ込む欠点があり、球を引きつける方法を教わった。言われた通りにしたら打球が速くなった」と喜んでいた。

打撃指導をおこなう佑紀内野手

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【中学硬式】「高校で甲子園目指す」 新潟ポニー入卒団式

新潟市で活動する小中学生硬式野球チーム・新潟ポニーベースボールクラブの入卒団式が5日、新潟市東区でおこなわれ、ポニーからは中学3年生4人が卒団、小学生のブロンコからは6年生3人が卒団し、1人が入団した。

卒団証を手にするポニーの4人(左側)とブロンコの3人(右側)

ポニーリーグの試合では、スタメン9人に限って一度選手交代しても再度試合に出られる、という「リエントリー」というルールが適用されるのが、リトルシニアやヤングリーグと違う特徴。新潟ポニーベースボールクラブは1989年に創設された小中学生硬式野球チームで、今季で27年目。新潟市東区下山に専用グラウンドを持ち、土日と祝日に練習をおこなっている。

今季は昨季に続き関東連盟春季大会のポニー大会(中1~3年)を突破し、7月の全日本選手権大会にを果たした。1回戦で東京・三鷹中央を相手に1対2で惜敗したものの、2年連続となる選手権出場を果たした。

入卒団式終了後にはもちつきがおこなわれた 杵を持ち上げるのは伊藤渉前主将

伊藤渉前主将(光晴中3年)は「小学3年生で入団し、7年間あっという間だった。今年8月に選抜メンバーとしてアメリカでの交流大会に参加したことが印象に残っている」と振り返り、「(チームとして)人の入れ替わりがある中でコミュニケーションや団結力の大切さを学ぶことができた。高校でも甲子園を目指して努力を続けたい」と意気込みを話した。馬場慧祐新主将(大形中2年)は「冬場の練習で体を強くして、全日本選手権に3年連続で出場できるよう頑張りたい」と話した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】桑田が信濃移籍 塚田は引退 新潟アルビレックスBC

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは4日、桑田真樹外野手(23)が信濃グランセローズに移籍すると発表した。桑田外野手は元巨人・桑田真澄氏の長男で桜美林大を卒業後の今季入団した。今季は50試合に出場し打率.233、2本塁打、16打点だった。

信濃に移籍する桑田真樹外野手

桑田外野手は球団を通じ、「新潟では新人ながら試合に出場させていただき、リーグチャンピオンという貴重な経験もさせていただくことができました。この1年間の経験を活かし、新天地でも活躍できるよう頑張ります。1年間という短い間でしたがお世話になりました」とコメントを発表した。

また塚田晃平投手(26)は申し出により現役を引退する。早稲田大から広島カープ育成などを経て今季入団した塚田投手は、21試合に登板し2勝3敗3S、防御率4.70の成績だった。塚田投手は球団を通じ、「NPBでもう一度プレーしたい、新潟の野球界に貢献したいという思いで今年1年間やってきましたが、自分の実力を再確認したシーズンでもありましたし、NPBトライアウト後、オファーもいただけなかったのでこのような決断に至りました。今年一年間は新潟のサポーターの皆様と一緒にシーズンを戦うことができ、素晴らしい新潟の地で野球人生を終えられてとても満足しています。これからはビジネスの世界で活躍できるよう、勉強していきますのでこれからも塚田晃平を応援よろしくお願いいたします」とコメントを発表した。

現役引退を決めた塚田晃平投手

(取材・撮影・文/岡田浩人)