ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCの赤堀元之監督が17日、長岡市でおこなわれている自主トレーニングに初合流し、選手の様子を視察した。自主トレは地元選手と長岡市内に残った選手でおこなわれている。赤堀監督は「選手が抜けた分、地に足をつけて、これからの新潟アルビレックスBCのチームの形にしていく年にしなければ意味がない」と今季への決意を示した。
自主トレ中の選手を激励する赤堀元之監督(左)
新潟の選手は毎週水曜日に長岡市内の体育館と室内練習場で自主トレーニングをしている。赤堀監督は2月13日にさいたま市で実施されたトライアウト後に新潟入りし、この日初めて自主トレに励む選手の動きを確認した。
赤堀監督は「みんな体が大きくなり、体つきを見るとしっかり練習してきたと思う。若い選手が多くなるので技術、メンタルともにレベルアップできる態勢を取りたい」と感想を話した。オフにはエースの間曽晃平投手(28・四国香川へ)、平野進也捕手(27・引退)の投打の要が退団し、チームは大きな転換期を迎えている。赤堀監督は「若い選手ががむしゃらにやってくれたらいい。それが自分の力になり、試合でいい形になれば、自ずといい結果が出ると思う。地元の古澤(敦也・上越高)はまだ体つきが優しい感じだし、片岡(優斗・日本文理高出身)はまだ粗削り。しっかり技術も教えて試合で結果が出るようにしたい。戦いながら強くしたい」と意気込みを話した。
新人の片岡優斗選手(日本文理高出身)と古澤敦也選手(上越高)
2年目となる前川哲投手(新潟産大附高出身)は「去年春に73キロだった体重が今は88キロになった。自分でも体が大きくなったと実感している」とオフのトレーニングの成果に手応えを感じた様子。「数字の目標は150キロ。NPBのスカウトに見てもらえるような選手になりたい」と今季にかける決意を話した。
新潟は3月15日から全体練習(キャンプ)に入る。開幕は4月上旬の予定。
(取材・撮影・文/岡田浩人)