【高校野球】新潟産大附が逆転で初戦突破 新潟県勢7年ぶりの勝利 第106回全国選手権1回戦

第106回全国高校野球選手権大会は9日、阪神甲子園球場で1回戦が行われ、新潟産大附が2対1で埼玉・花咲徳栄に逆転勝ちした。新潟産大附は春夏通じて甲子園初出場で初勝利。新潟県勢の甲子園勝利は2017年夏の日本文理以来7年ぶりで、初出場での初勝利は1984年夏の新潟南以来40年ぶり。新潟産大附の2回戦は大会8日目(8月14日予定)第3試合で京都国際と対戦する。

甲子園初出場で初勝利を挙げた新潟産大附ナイン(7月26日の新潟大会で撮影) 続きを読む


【高校野球】新潟産大附 甲子園ベンチ入りメンバー紹介(背番号10~20)

「第106回全国高校野球選手権大会」に新潟代表として初出場を果たした新潟産大附高校のベンチ入りメンバー20人を2回に分けて紹介する。

※名前・読み方・学年・守備位置・出身中学(硬式出身チーム)・身長体重・投打


⑩田中拓朗(たなか・たくろう)・3年・投手
新潟市立巻東中(新潟西シニア)・181cm・80kg・右投げ右打ち

サイド気味のフォームから最速138㌔の直球とキレのあるスライダーで打たせて取る。新潟大会では全6試合に登板し、うち1試合で先発、5試合でリリーフ。防御率1.69と安定感は抜群だった。特に準々決勝の日本文理戦、決勝の帝京長岡戦では先発した宮田の後を受けてロングリリーフ。「自分が抑えて、流れをチームに持ってくる形になってよかった」と振り返る。新潟市の出身だが1歳上の兄の影響もあって新潟産大附へ。昨冬に右肩をケガし、春はベンチを外れた。6月にようやく実戦復帰し、この夏は大車輪の活躍をみせた。甲子園でも「持ち味のテンポよく打たせて取る投球をみせたい」と意気込む。 続きを読む


【高校野球】新潟産大附 甲子園ベンチ入りメンバー紹介(背番号1~9)

「第106回全国高校野球選手権大会」に新潟代表として初出場を果たした新潟産大附高校のベンチ入りメンバー20人を2回に分けて紹介する。

※名前・読み方・学年・守備位置・出身中学(硬式出身チーム)・身長体重・投打


①宮田塁翔(みやた・るいと)・3年・投手
上越市立城北中(上越シニア)・178cm・83kg・右投げ右打ち

最速141㌔の直球が武器のエース。新潟大会では6試合中5試合に登板し、防御率は1.75だった。スライダー、カーブ、チェンジアップを駆使した強気な投球が持ち味。ただ、決勝では先発したが4回途中で降板。ベンチから声を出していた9回途中から涙が溢れた。「不甲斐ない投球で申し訳なかったのと、もう少しで甲子園に行けると思ったら涙が出た」。3年前の新潟大会決勝を見て、「サンフから甲子園に行こう」と決めた。1年秋に背番号1を背負ったが、その後ケガ。「野球をやめたいと思い仲野部長に相談したら『自分も同じ経験がある』と励まされた。あの期間がなかったらスイッチが入らなかった」。今夏は精神的な成長が投球にも表れた。甲子園では「真っ直ぐで打ち取る投球をしたい」と意気込む。 続きを読む