中学軟式野球の「第34回全日本少年軟式野球大会・新潟県大会(第四銀行旗争奪大会)」は27日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準決勝と決勝が行われ、黒埼中学校が優勝し、北信越ブロック予選に出場することが決まった。準優勝は上山中学校。3位は巻西中学校と広神中学校だった。黒埼中は7月1日から石川県で開催される北信越ブロック予選に出場、優勝すれば8月に横浜スタジアムで開催される全日本大会に出場できる。
延長戦の熱戦を制し、県制覇した黒埼中 7月の北信越ブロック予選に出場する
◎27日の試合結果◎
<準決勝①>
黒埼中3-0巻西中
黒埼 000 020 1 =3
巻西 000 000 0 =0
(バッテリー)
黒埼:田中-清水
巻西:村井、山田ー石倉
黒埼中①田中翔太(3年)安定した制球で2安打完封の好投
巻西中の先発①村井孝輔(3年)スケールの大きなフォームで力強い球を投げ込んだ
<準決勝②>
上山中1-0広神中
広神 000 000 0 =0
上山 000 010 × =1
(バッテリー)
広神:仲丸佑-金澤
上山:相澤、阿部ー高橋陽
上山中の先発⑪相澤太智(3年)力強い直球で相手打線を封じた
広神中の主将で先発の⑩仲丸佑輝人(3年)粘り強く低めを突く投球が光った
5回裏、上山中が走者3塁から相手投手の暴投で先制 決勝点となった
<決勝戦>
黒埼中2-0上山中(延長8回タイブレーク)
黒埼 000 000 02 =2
上山 000 000 00 =0
(バッテリー)
黒埼:長谷川優-清水
上山:相澤、阿部-高橋陽
黒埼中⑩長谷川優也 130キロ台中盤の直球とキレのあるスライダーを投げ込んだ
3回から登板した上山中①阿部柚士郎 右横手から内外角に投げ分けた
延長8回表、タイブレーク無死満塁から黒埼中が桑原大紀の内野ゴロの間に先制
最後の打者を三振に切って取り、喜ぶ長谷川優也(中央)とナイン
◇黒埼中・渡辺敏文監督の話◇
「準決勝も決勝も投手がよく投げた。守備も落ち着いてピンチを切り抜けてくれた。選手がよくやってくれた。去年秋はオンヨネ杯の県大会に出場できず、悔しい思いをバネにして冬の練習に取り組んできて、春になってその成果が出たと思う。(北信越ブロック予選では)新潟県代表として精いっぱい頑張り、全国大会の切符を取ってきたい」
◇黒埼中・長谷川優也主将の話◇
「元気よくプレーすることができた。冬は体力と精神面を限界まで追い込んで、下半身の強化などに取り組んだ。投手としては夏の連投に耐えられるよう走り込んできた。直球とスライダーの投げ分けが自分の持ち味。きょうは高めに浮いたが、修正して低めに投げることができた。(北信越では)春の全国大会で優勝した星稜中(石川)に勝って、横浜スタジアム(の全国大会)に行きたい」
◎5月14日の県大会1回戦と準々決勝の結果◎
<1回戦>
長岡西中8-3朝日中
黒埼中7-0新井中
巻西中7-0長岡東中
葵中6-3新津第五中
上山中11-2春日中
柏崎東中2-1堤岡中
小出中2-1聖籠中
広神中9-8新津第一中
<準々決勝>
黒埼中3-1長岡西中
巻西中8-2葵中
上山中7-3柏崎東中
広神中6-5小出中
優勝した黒埼中
(取材・撮影・文/岡田浩人)