【BCL】日本一を「一丸」で奪還 新潟アルビレックスBCが全体練習スタート

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで全体練習をスタートさせた。2年目の指揮を執る赤堀元之監督(45)のもと、昨季に続くリーグ優勝と4年ぶりの日本一奪還を目指す。11月と2月のトライアウトとドラフトを経て獲得した11人の新人選手と2人の練習生、そして新入団の外国人選手1人の新たな顔ぶれを加えたキャンプインとなった。

練習前に選手に気合いを入れる赤堀元之監督(右) 左隣が雨宮敬新主将


ランニングで全体練習がスタートした

2年連続のリーグ制覇を目指す新潟だが、正捕手の育成が喫緊の課題となる。昨季まで5年間、正捕手を務めた平野進也捕手(兼任コーチ)が1月に現役引退を発表した。11月のトライアウトで前田将司捕手(履正社-帝塚山大卒)と宮沢直人捕手(日体大-千葉熱血メイキング)の2捕手を獲得。2月のトライアウトを経て本間貴大捕手(新潟県央工高-新津クラブ)と練習生契約を結んだ。当面は19日から始まるオープン戦で前田、宮沢の両捕手を中心に実戦を経験させながら適性を見極める方針。

新潟の新しい捕手陣 右から前田将司、宮沢直人、本間貴大の3捕手

全体練習の開始にあたって今季から主将となる雨宮敬投手は「半分以上が新人選手になるが、みんな野球が好きだという気持ちがある選手ばかり。いいチームが作れると思う。去年はあと一歩で日本一を逃した。悔しい思いを持っている選手もいるし、そういうプレッシャーを知らない選手もいる。そういうことを一緒に味わいたい。一丸となって日本一を獲りに行く」と決意を示した。


◎球団創設10年目で新ユニフォーム製作 今季スローガンは「一丸」◎

新潟アルビレックスBCは15日、今季から新たにリーグと契約したアシックス・ジャパン社製の新ユニフォームをお披露目した。球団はチーム創設10年目を記念したロゴを製作し、ユニフォームの右肩部分に配置した。4月9日の開幕戦で全選手が着用するほか、今季は土曜日を中心に公式戦の3分の1をこの新ユニフォームで戦う予定。チームカラーのオレンジと白鳥の羽が大きく広がるイメージの袖口がデザインの特徴。稲葉大樹兼任コーチは「軽くて動きやすい。サポーターの皆さんにもユニフォームも楽しんでいただきたい」と感想を話した。

新ユニフォームを披露する赤堀監督と稲葉大樹兼任コーチ(右)

また、今季のチームスローガンが「一丸」となったと発表された。言葉を決めた赤堀監督は「地域、サポーター、後援会、スポンサー、フロントと一丸となって戦っていきたいという意味。若い選手も多く入ったので、一丸となって、チーム1つになって戦いたい」と言葉に込めた思いを説明した。

今季のチームスローガン「一丸」を手に説明する赤堀監督

10年目となるBCリーグの開幕は4月9日(土)で、新潟はハードオフ・エコスタジアムで13時から群馬ダイヤモンドペガサスと戦う。開幕戦のスペシャルゲストとしてNGT48のメンバー13人が登場する予定で、選抜メンバーの1人で胎内市出身の長谷川玲奈さん(15)が始球式をおこなう。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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