第134回北信越高校野球大会が4日、福井県で開幕し、新潟県代表として県大会で優勝した新潟明訓と準優勝の北越が出場。1回戦で北越は敦賀気比(福井2位)に1対6で敗れ、初戦突破はならなかった。新潟明訓は5日の準々決勝で啓新(福井3位)と対戦する。
敦賀気比(右手前)に敗れた北越の選手たち 中盤まで粘ったが守備のミスが響いた
◎4日の1回戦の試合結果◎
<福井フェニックス>
北越1-6敦賀気比
気比 102 000 210 =6
北越 001 000 000 =1
(バッテリー)
気比:山﨑-小島
北越:江村、玉木-皆川
◎戦評◎
北越は中盤まで競り合ったが、守備の乱れから追加点を許し敗れた。
初回、敦賀気比は走者2、3塁から内野ゴロの間に1点を先制。3回には三塁ゴロ野手選択と悪送球、死球で無死満塁とすると、適時打と併殺崩れで2点を追加した。
北越は3回にチーム初安打で出塁した渡邊蓮が暴投などで3塁に進むと、今道の中前適時打で1点を返した。
しかし敦賀気比は7回、走者2、3塁からセカンドへの強い当たりが右前適時打となり2点を追加。8回にもセカンドの適時失策が出て1点を追加した。
北越の江村は敦賀気比打線に10安打を浴びながら粘りの投球を見せたが、味方のミスで失点を重ねた(自責点3)。打線は敦賀気比の山﨑に7安打を浴びせたが要所を締められた。
◆北越・小島清監督の話◆
「負けて言うのも何だが、すごく勉強になる部分がたくさんあった。ウチに足りない部分で、向こうができていた部分があった。足も絡められ相手に得点を与えてしまったことは夏への課題。(山﨑投手に対しては)2回り目から当たり始めて、後半何とかと思ったが、うまく変化球でかわされるなど向こうのバッテリーが上だった。(江村は)春の大会の中では一番よかった。失点はしたが県大会よりも出来はよかった。(夏へは)変化球の精度を上げてほしい」
◆北越・江村伊吹投手の話◆
「勝ちたかった。いい経験にはなったが勝ちにつなげられなかったのは残念。序盤失点はしたが、戦えなくはないと思っていた。守備のミスはあったが、(失点は)自分が先頭を出してしまったから。甘いコースに行ったら打たれるので、しっかり腕を振って投げようと思っていた。コースに投げれば打ち取れるとわかったのは、まだ力不足だがいい収穫だった。(山﨑投手を見て参考になったことは?)真っ直ぐでファウルにしてカウントを稼いだり、早めに打ち取っていたりしたところを見て、自分もそういうふうにならなければと思った」
(取材・撮影・文/岡田浩人)
北越、頑張って!・・「力」の差は殆どないものと思っています。