第134回北信越高校野球大会は5日、福井県で準々決勝がおこなわれ、新潟明訓(新潟1位)が啓新(福井3位)に7対0で7回コールド勝ちし、ベスト4進出を決めた。新潟明訓は6日の準決勝で高岡商(富山2位)と対戦する。
新潟明訓が2回、伊藤皓紀選手の適時打で先制 効果的に得点を重ねた
◎5日の準々決勝の試合結果◎
新潟明訓7-0啓新(7回コールド)
啓新 000 000 0 =0
明訓 020 110 3× =7
(バッテリー)
啓新:上ノ山、江南、藤原-中井
明訓:廣田-中村
◎戦評◎
新潟明訓が効果的に得点を重ねてコールド勝ちした。
新潟明訓は2回、無死1、3里から伊藤皓の中前適時打で先制。この回は部田の適時打で2点目を挙げた。4回には高橋の中前適時打で、5回には大﨑の犠飛で、それぞれ1点を追加。7回に無死満塁から相手の守備のミスで2点を加え、最後は中村の犠飛で7点目を挙げ、コールド勝ちを決めた。
守っては先発の廣田が7回を投げ、被安打6、無四球の安定した投球を見せた。走者を出した後も3併殺と、堅い守りで投手を助けた。
新潟明訓の先発・廣田祥一朗投手 制球がよく無四球 走者が出ても落ち着いていた
2回、右前安打でチャンスを広げた大﨑海渡選手 5回には犠飛で追加点
◇新潟明訓・本間健治郎監督の話◇
「先制できたのが大きかった。攻撃は相手投手が3人投げてきた中、1イニングが終わった後でそれなりにつかまえることができたのは評価できる。廣田はよく投げた。自信を持ってくれたと思う。野手と一体感が出てきたのは非常に大きい。(準決勝の)明日もまた頑張りたい」
◇新潟明訓・栗山謙主将の話◇
「1つ1つのプレーに集中できた。(遊撃手として好守を連発したが)泥臭くアウトを取りたいと思っていた。打撃は調子が上がってきて県大会とは全然違う。自分が出塁すれば投手が甘いところに投げ、秋葉も打ちやすくなり打線もつながる。あすも塁に出たい。連戦となるがしっかり疲れを取り、いい雰囲気で臨みたい」
◇新潟明訓・廣田祥一朗投手の話◇
「走者を出してもゴロを打たせて併殺を取ろうと思っていた。周りの野手にも助けられた。後半高めに浮いたが後ろにいい投手がたくさんいるので1回1回しっかり抑えていこうと思った。抑えることができているのはすごく自信になる。強い相手とやることになるが気持ちで負けないように、コースを突いてしっかり自分の投球をやっていきたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)
高津投手の活躍を期待。大きな大会での初デビュー?をぜひ、成功させてやりたいものだ。