小学生による「高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)」の新潟県予選会の決勝戦が25日、新発田市でおこなわれ、巻南堀団野球クラブ(新潟)が2対1で月潟レッドビッキーズ(新潟)をくだし初優勝を飾った。巻南堀団は8月7日から東京都でおこなわれる全日本大会に出場する。
初優勝を果たし、喜ぶ巻南堀団野球クラブの選手たち
◎25日の決勝戦の結果◎
巻南堀団野球クラブ2-1月潟レッドビッキーズ
巻南 000 200 0 =2
月潟 000 000 1 =1
→巻南堀団は初優勝
(バッテリー)
巻南:幸田-佐藤
月潟:石田、山﨑-冨取、石田
◎戦評◎
巻南堀団が堅い守備と少ないチャンスをモノにする打撃で競り勝った。
3回までは巻南・幸田、月潟・石田の両先発が走者を出しながら無失点に抑える投手戦。
4回、巻南は内野ゴロ悪送球と二盗で無死2塁のチャンスを作ると、四番・成澤が右中間適時二塁打を放ち先制。さらに犠打で1死3塁とした後、スクイズを外されたが、三本間に挟まれた走者が悪送球の間に本塁へ還り、2点を先行した。
月潟は7回、四球から2死3塁のチャンスを作り、投ゴロ悪送球の間に1点を返したが、あと一歩及ばなかった。
巻南堀団①幸田歩高投手(巻南小6年)
4回表、巻南堀団が四番・成澤光稀選手(巻南小6年)の適時二塁打で先制
◇巻南堀団野球クラブ・斎藤良一監督の話◇
「守りを鍛えてきたが、守り勝てた。外野はレフトとセンターが4年生だったがナイスプレーだった。投手の幸田は持ち味である制球がよく、ナイスピッチングだった。(4回は)しっかり四番が打ってくれた。全国大会は初出場なので、一戦一戦勝ち上がれるようしっかり守り抜きたい」
◇巻南堀団野球クラブ・熊倉悠人主将の話◇
「うれしい。先制点を取ったチームが勝つことが多いと思い、先制しようと思っていた。チームは守備からリズムを作るチーム。全国大会では普段の練習でやっていることをやれれば負けない。同じようにプレーしたい」
◇先制適時二塁打の巻南堀団野球クラブ・成澤光稀選手の話◇
「(先制適時二塁打は)気持ちよかった。ノーアウトだったのでゴロを転がすつもりで臨んだ。(打ったのは)外角の球で芯に当たった。家で素振りやティー打撃を繰り返してきた。全国大会ではライナーの強い打球を打ちたい。(将来は)プロ野球選手になりたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)