社会人野球の「第41回全日本クラブ野球選手権」の1次予選となる新潟大会が6月18日から25日まで3日間の日程で新潟市鳥屋野球場で開催され、野田サンダーズが優勝。2位のオール飯豊、3位の新潟コンマーシャル倶楽部の上位3チームが7月30、31日に富山市でおこなわれる2次北信越大会に出場する。北信越で優勝したチームが9月に西武プリンスドームでおこなわれる全日本クラブ選手権に出場できる。新潟県勢は2007年の新潟コンマーシャル倶楽部以来、出場していない。県勢9年ぶりの出場が懸かる。
代表決定リーグ③野田サンダーズ×新潟コンマーシャルクラブの4回表
野田・村上将紫選手(日本文理高-立正大)が満塁の走者一掃二塁打を放つ
◎25日の代表決定リーグの試合結果◎
①オール飯豊5-3新潟コンマーシャル倶楽部
オール飯豊 000 000 203 =5
新潟コンマ 020 100 000 =3
(バッテリー)
オール飯豊:齋藤祐-河内
新潟コンマ:那須野、佐藤-吉橋
②野田サンダーズ5-0オール飯豊
野田 021 001 100 =5
飯豊 000 000 000 =0
(バッテリー)
野田:谷合-村上
飯豊:川上、齋藤祐-河内
③野田サンダーズ7-3新潟コンマーシャル倶楽部
野田サ 000 510 100 =7
コンマ 000 200 001 =3
(バッテリー)
野田サ:曽根、中島-村上
コンマ:細谷-田中
※優勝した野田サンダーズが第1代表、2位のオール飯豊が第2代表、新潟コンマーシャル倶楽部が第3代表として北信越大会へ
左から新潟コンマ―シャル倶楽部、野田サンダーズ、オール飯豊の代表3チーム
◇最優秀選手賞の野田サンダーズ・谷合伸郷投手の話◇
「完封はBC新潟時代もなかった。球数が89球と少なかったのは守備がよかったから。併殺が取れた。(新人)捕手の村上(の存在)が大きい。2010年末でBC新潟を引退してから、軟式野球を経験していろいろと学んだ」
◇走者一掃の適時二塁打を放った野田サンダーズの村上将紫選手の話◇
「バッティングカウントだったので真っすぐ一本に絞って思い切り振った。1打席目で結果が出ていたので、気持ちも乗って思い切り振ることができた。東都(立正大)でいっぱい学んで帰ってきた。捕手としては追い込まれてから打たれることが多かったので、試合前に2ストライクからは意識していこうと話していた。谷合投手は初バッテリーだったが、やはり元プロで球の質が違った。新潟で野球をしたいと考えた時、日本文理OBも多く、野田でプレーすることを決めた。(北信越では)レベルが上がると思うが、まずは初戦を大事に戦いたい」
◎18日のAブロックの試合結果◎
<1回戦>
ファイティングスピリット13-6佐渡軍団
FS 100 011 055 =13
佐渡 012 300 000 =6
<2回戦>
新潟コンマーシャル倶楽部4-3ファイティングスピリット
FS 000 201 000 =3
コン 000 220 00× =4
→新潟コンマーシャル倶楽部が北信越大会出場
◎18、19日のBブロックの試合結果◎
<1回戦>
新津クラブ23-18オール長岡野球倶楽部(延長10回タイブレーク)
新津 202 002 207 8 =23
長岡 103 140 042 3 =18
<2回戦>
野田サンダーズ16-0新津クラブ(7回コールド)
新津 000 000 0 =0
野田 351 070 × =16
→野田サンダーズが北信越大会出場
◎19日のCブロックの試合結果◎
<1回戦>
五泉クラブ7-0新潟クラブ野球団(7回コールド)
新潟 000 000 0 =0
五泉 012 400 × =7
<2回戦>
オール飯豊2-0五泉クラブ
飯豊 000 020 000 =2
五泉 000 000 000 =0
→オール飯豊が北信越大会出場
(取材・撮影・文/岡田浩人)