9月3日から韓国で開催される「第7回女子野球ワールドカップ」で5連覇を目指す侍ジャパン女子代表候補の強化合宿が25、26日の2日間、新潟市南区の白根野球場でおこなわれた。2013年にプロアマ結束で誕生した「侍ジャパン」の代表合宿が新潟県内でおこなわれるのは初めて。2日目の26日は中学硬式野球チームの新潟ヤングと練習試合をおこない、5対3で勝利した。
練習試合をおこなった侍ジャパン女子代表候補(右)と新潟ヤングの選手たち
◎26日の練習試合の結果◎
ヤング 100 020 0 =3
侍女子 002 012 × =5
3回に侍女子の川端友紀選手(埼玉アストライア)が左前同点適時打を放つ
6回には勝ち越し三塁打も
侍女子の抑え・里綾実投手(兵庫ディオーネ)はプロとして貫禄の投球を見せた
侍ジャパン女子代表の大倉孝一監督(右)が開志学園女子硬式野球部に感謝の挨拶
合宿には代表候補28人が参加。新潟での2日間の練習、実戦を経て、今後は沖縄や愛媛で合宿がおこなわれ、代表選手が20人に絞られる予定。ヤクルト川端慎吾選手の妹で、12年、14年の日本代表でもあった川端友紀選手は「天気が心配だったが、グラウンドが大丈夫だったのでよかった。自分自身はまだまだ課題があるのでもう一度見直して、もっとチームに貢献できるよう準備したい」と感想を話した。
2日間の日程を終えた侍ジャパン女子代表の大倉孝一監督は、雨の中でグラウンド整備などで汗を流した開志学園女子硬式野球部の選手たちに「みんなの思いも一緒に戦ってくる。優勝してまた新潟に帰って来たい」と感謝の言葉を述べた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)