【BCL】中溝がサヨナラ本塁打 新潟のマジック5に

BCリーグの新潟アルビレックスBCは31日、長岡市悠久山球場で福井ミラクルエレファンツと対戦し、6-5でサヨナラ勝ちし、後期優勝マジックを5に減らした。

<スコア>

<投手>
福井:大西-矢島-松田-●藤井(宏)
新潟:上野-阿部-猪俣-田村-間曽-○羽豆
<本塁打>
新潟:中溝1号(9回)

1回、新潟は先発投手の左腕・上野が四球で走者を出し、その後3連打と併殺崩れの間に
3点を失ったが、その裏、5番平野の適時打ですぐに1点を返した。4回に1番荒井の中前適時打で1点差に詰め寄った新潟は、5回裏、2死満塁のチャンスを掴むと8番工藤が中前適時打で2点を奪い逆転に成功した。

5回裏、逆転の中前適時打を放った工藤祐稀選手

新潟は先発の上野を2回で交代し、3回以降は阿部(1回・中越高出身)、猪俣(2回・北越高出身)、田村(2回・日本文理高出身)と新潟県出身選手が継投し無失点に抑えた。しかし8回に間曽が後期初失点、9回には抑えの羽豆が1失点し5-5の同点に追い付かれた。

3回表を無失点で抑えた阿部拳斗投手(中越高出身)

4回表、5回表の2イニングを無失点に抑えた猪俣卓也投手(北越高出身)

6回表、7回表を無失点に抑えた田村勇磨投手(日本文理高出身)

同点に追い付かれた新潟は9回裏、先頭の中溝がレフトポール際にサヨナラ本塁打を放ち、熱戦に終止符を打った。殊勲の本塁打を放った中溝は「打ったのは真ん中のまっすぐ。打席に入る前に50%くらい自分で決めてやろうと狙っていた。サヨナラ本塁打は人生で初めて。きのう久々に安打を放ち、きょう先発起用されたので応えることができて嬉しい」と話した。9回裏、サヨナラ本塁打を放った中溝雄也選手

新潟のギャオス内藤監督は「暑いコンディションを考慮し投手陣は方針を変え継投にした。中溝は後期に入ってから状態が良くなかったが気持ちで打ってくれた。全員で掴んだ勝利」と喜びを表した。

信濃が勝ったため、新潟の後期優勝マジックは1つ減って5となった。最短で6日にも2年連続となる前後期の「完全優勝」が決まる。新潟の次戦は1日(日)13:00からハードオフ・エコスタジアム新潟で福井と対戦する。

<ギャオス内藤監督、中溝雄也選手、野呂大樹選手の試合後インタビュー>

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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