【BCL】新潟 一時リードも武蔵に逆転負け

ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは21日、長岡市悠久山球場で武蔵ヒートベアーズと対戦し、終盤に一時逆転したものの、8回に再び逆転され、5対6で敗れた。新潟の前期通算成績は2勝4敗、順位は東地区で5チーム中4位。新潟の次戦は22日(土)13時から同球場で武蔵と対戦する。

4回裏、新潟の代打・樋口龍之介が中前2点適時打を放ち、1点差に迫る

◎21日の試合結果◎
新潟5-6武蔵
武蔵 120 010 020 =6
新潟 000 200 200 =5
(バッテリー)
武蔵:村田、岡本、○中島(1勝0敗)、S永田(2S)-横田、冨田
新潟:田村、●筑間(0勝1敗)、前川哲、渡邉雄-前田
(本塁打)
武蔵:末永1号(5回・ソロ)

◎戦評◎
新潟が終盤に一時逆転したものの、その直後に投手陣が踏ん張れず逆転負け。借金を2とした。

新潟の先発投手・田村勇磨(日本文理高出身)は初回から制球が定まらず、2死満塁から押し出し四球で先制を許すと、2回にも満塁から2点適時打を浴び序盤で3失点。5回にはソロ本塁打も浴び、7回途中までで4失点で降板した。

新潟は3点を追う4回に代打・樋口の2点適時打で反撃。2点を追う7回には2死から三木怜拳、足立尚也の連続適時打で3点を挙げ逆転に成功した。

しかし8回、2イニング目となった新潟の新人左腕・筑間透が先頭打者を四球で出した後、適時二塁打で同点とされる。代わった前川哲も逆転適時二塁打を浴び、再び武蔵にリードを許し、そのまま逃げ切られた。

新潟の先発・田村勇磨(日本文理高出身)は走者を背負う苦しい投球が続いた


4回裏、ガーナーが右手首(左)に死球を受け交代 打撲との診断

7回裏、三木怜拳の適時打で1点差に


7回裏、足立尚也の右前2点適時打で一時は逆転に成功したが…


8回表、同点とされた後、代わった前川哲(新潟産大附高出身)が逆転打浴びる

◆新潟・加藤博人監督の話◆
「8回が…いつも先頭の四球と本塁打は避けようと話していたが…点を取ってもらった後に本塁打(5回)、点を取ってもらった後に先頭四球(8回)で、無駄な失点が多過ぎる。先頭を出したくてやっているわけではないというのは分かっているが…練習で補わなければ。いかに練習からプレッシャーの中でやるかが大事。打撃は詰まっても先っぽでも泥くさいヒットが出るようになってきた。細かいところをしっかりやっていければ先も見えてくる。ミスを少なくやっていきたい」

◆初安打が2点適時打の樋口龍之介内野手の話◆
「初安打で気持ち良かった。ずっと出させてもらっていたが期待に応えられず、きょうこそと思っていた。打ったのは直球。(村田投手は)追い込まれた後、勝負球が直球だと思っていたので割り切って行った。来るべき時に自分の力を発揮できればと考えていた。投手陣も抑えようと頑張ってくれているので、野手がバットで援護していきたい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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