【高校野球】日本文理、新潟明訓、関根学園、中越が北信越出場 春季県大会準々決勝

第136回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)は8日、悠久山球場と佐藤池球場で準々決勝4試合が行われ、日本文理、新潟明訓、関根学園、中越が勝ち、準決勝に進出するとともに、6月3日から新潟県で開催される北信越大会への出場を決めた。準決勝は13日に悠久山球場で行われる。

悠久山② 3回裏、新潟明訓・部田隼平の適時二塁打で満塁の走者3人が生還

◎8日の準々決勝の試合結果◎
<悠久山>
①日本文理8-1長岡大手(7回コールド)
大手 100 000 0 =1
文理 033 002 × =8
(バッテリー)
大手:竹津、堀-加藤
文理:新谷、稲垣-牧田
(二塁打)
大手:位下(1回)

日本文理の先発は2年生⑪新谷晴(はると)



長岡大手が1回表に位下航太朗の二塁打から無死満塁の好機を作り、四番・浅野柊平の遊ゴロの間に1点を先制


長岡大手の先発⑩竹津颯斗


日本文理は2回裏、九番・新谷の右前適時打で同点 さらに連続押し出しで逆転


3回裏、日本文理は飯田涼太の適時打で笠原遥也が生還


長岡大手は3回途中から①堀健太が登板


日本文理は6回から①稲垣豪人が登板

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「フライが多く反省。川村は打ち気にはやってボール球に手を出している。投手はこれくらいは放れると思っていたが・・・。これで北信越に出られるわけだから。地元開催だから何とか頑張らせたい」


②新潟明訓10-0開志学園(6回コールド)
開志 000 000 =0
明訓 403 003 =10
(バッテリー)
開志:信田、浅見、佐藤-川見
明訓:荘司-高橋
(二塁打)
開志:渡邉(2回)
明訓:石川(1回)、部田(2、3回)、平井(6回)
(三塁打)
明訓:部田(1回)

開志学園の先発①信田悠太朗


1回裏、新潟明訓は部田隼平の三塁打のあと、二番・伊藤新の右前適時打で先制


3回裏、新潟明訓が1死満塁から部田の走者一掃二塁打で突き放す


新潟明訓の⑪荘司康誠は6回を被安打2、無失点の好投


試合後に挨拶する開志学園の川上大輔監督(左)と新潟明訓の本間健治郎監督。ともに新潟明訓OBで甲子園の土を踏んだ経験を持つ。初対決は本間監督に軍配

◇新潟明訓・本間健治郎監督の話◇
「いい場面で部田に回ってきて、結果を出してくれた。チームのけん引役でムードを作ってくれる選手。いろいろな形があると思うが、こうじゃなきゃ勝てない、こうじゃなきゃ力が出ないというのでは困る。調子がいい者もいればよくない者もいる。投手は誰が出てもある程度のゲームにしなければいけない。そういう意味では部田がきょうはいい役割を果たしてくれた。荘司は持ち味を出してくれた。変化球も怖がらず投げ込める選手。(次は日本文理戦だが)文理だからというわけではないが、本当の力試し。ここまででこぼこがありながらいい感じできているので、(文理戦に)1つのピークに持っていければ」


<佐藤池>
①中越9-4五泉
五泉 002 020 000 =4
中越 002 140 20× =9
(バッテリー)
五泉:杉崎、成田-加藤
中越:澤中、山田-小鷹
(二塁打)
五泉:川﨑(3回)、熊倉(5回)
中越:斉藤(3、4回)
(三塁打)
中越:坂井翔(3回)、小鷹(4回)、山田(5回)

中越の先発①澤中京太郎


3回表、相手失策で先制した五泉が杉崎匠太の左前適時打で2点目を挙げる


3回裏、中越は1点を返した後、五番・石井太朗の適時打で同点に追いつく


3回途中から登板した中越⑪山田叶夢(とむ)



5回表、五泉は2死1、2塁から五番・熊倉龍一の左中間二塁打で2者生還し逆転


4回途中から登板した五泉①成田仁


5回裏、中越が2死満塁から山田の三塁打で3人が生還し逆転

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「取られた後にすぐに返すことができたのが大きかった。投手はベンチ入りした投手全員で1試合と今大会はイメージしている。結果的に山田が長い登板になっているがそれはこだわらず、複数人の投手というイメージでいる。山田は練習でいいボールを投げていたが、実戦の中で自分の力の出し方を得ている感じがする。(5回の勝ち越し三塁打は)うれしい誤算(笑)。期待はしていたが走者一掃までとは。気持ちを作ることができ打撃でもいい方向に出た。春は第一段階の目標として4つの角(シード権)と地元開催の北信越大会出場を目標にしてきたのでクリアできてよかった。あとはここまで来たので1つ1つ今できる力を出していきたい」


②関根学園2-0加茂暁星
暁星 000 000 000 =0
関根 001 000 01× =2
(バッテリー)
暁星:前野-伊藤
関根:平野-藤澤
(二塁打)
関根:藤澤(7回)

関根学園の先発・2年生⑪平野喜寛


加茂暁星の先発⑩前野芳伎


3回裏、関根学園が五十嵐隆の中前適時打で2塁から斉藤光祐が生還し先制


走者を許しても冷静に投げた関根学園・平野(左から2人目)


準々決勝で惜敗し、北信越出場はならなかった加茂暁星

◇関根学園・安川斉監督の話◇
「きょうは平野が軸と最初から決めていたが、完封は予想外。中盤まで相手のタイミングが合っていなかったので、先に点を取ったので追いつかれるまでは平野で行こうと思っていたが、9回まであんな風に投げるとは予想外だった。(捕手の)藤澤が的を絞らせない配球をしていたことと、しっかり平野が投げ切れたことが勝因。秋に続いて北信越大会に行くことは選手たちも目標にしていた。2季続けて出ることができたのはウチにとって大きな歴史を作ることができた。次の中越は秋にウチに負けたのでリベンジしたいという思いで来ると思う。ウチはウチの野球をやるだけ」


◎13日の準決勝の試合予定◎
<悠久山>
①日本文理(10:00)新潟明訓
②関根学園(12:30)中越

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材/松井弘恵)


【高校野球】日本文理、新潟明訓、関根学園、中越が北信越出場 春季県大会準々決勝” への9件のコメント

  1. 大手高校は、また名将鈴木春祥さんの息子さんの鈴木春樹監督が夏の標準を合わせ、文理にリベンジしてくれるでしょう。

  2. 文理高校の選手の皆さんお疲れさまでした
    あと2勝この勢いで頑張って下さい❗
    北信越出場おめでとうございます🙇

  3. 中越高校勝利おめでとうございます!
    全員県内出身者?みたいなので次も頑張れ!

  4. 安川監督
    頼みますよ、高田工業 以来の、
    頂点へ、上越の夢をのせて、
    頑張ってください。

  5. バッティング練習だけてなく、守備練習もするべし!
    特待生を使うのもいいが、本当にいい選手を使うべし!
    競争させるのもいいが、具体的指導もするべし!
    身体を鍛えるのもいいが、心も鍛えるべし!

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