【高校野球】4強は日本文理、北越、中越、高田北城 新潟大会準々決勝

第99回全国高校野球選手権・新潟大会は20日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準々決勝4試合が行われ、日本文理、北越、中越、高田北城が勝ち、準決勝へと駒を進めた。日本文理は2年ぶり、北越は3年ぶり、中越は3年連続、高田北城は初めてのベスト4進出。準決勝は同スタジアムで22日に行われる予定。

初のベスト4進出を果たし、歓喜に沸く高田北城ナイン

◎20日の準々決勝の試合結果◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①日本文理10-3巻総合(7回コールド)
巻総 000 002 1 =3
文理 240 030 1 =10
(バッテリー)
巻総:鏡、田原、梨本-原
文理:鈴木、原田、西村-牧田
(二塁打)
巻総:田中(6回)
文理:松木(1回)、牧田(2回)、飯田(2回)、笠原(5回)

日本文理の先発は2年⑱鈴木裕太


巻総合の先発は①鏡理央


1回裏、先制した日本文理は松木一真の右線適時二塁打で追加点


2回裏、日本文理は牧田龍之介の左線二塁打で好機を広げる


2回裏、日本文理の飯田涼太が右越えフェン直二塁打を放つ


巻総合は2回途中で主将⑨田原諒(左)に投手交代 3回と4回を0に抑える


日本文理は5回から⑯原田航汰が登板


9点を追う6回、巻総合・小林豊監督(中央)が「楽しもう!」と声を掛ける



6回表、巻総合は代打の田中浩太が左中間に二塁打を放つ(上) 代走を送られ、笑顔で3塁走者とタッチ(下)


6回表、1死2、3塁から日本文理は3番手で⑩西村勇輝が登板


6回表、巻総合は主将の田原諒が左前適時打を放ち、1点を返す


巻総合は6回から⑪梨本央河が登板


7回表、巻総合は1、2塁から三富魁翔の中前適時打で1点を追加


7回裏、日本文理は倉川悟の左越え適時打で追加点 7点差でコールドに


2年ぶりのベスト4進出を果たした日本文理


敗れたものの、今大会でシード校を撃破し、初のベスト8入りを果たした巻総合

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「(先発の)鈴木が心配だったが無難に放ってくれた。きょうは鈴木でいくと前から言ってあった。まだ7割の出来。(6回以降に3点取られたのは)厄払いでいいのでは。ここまできたらどのチームもチャンスがある。いかに甲子園に行きたいかという強い気持ちを持つチームが勝つ。(カギは)投手力。ウチの投手が準決勝、決勝と放ってくれれば。(打撃は)みんなで繋ごうという意識は持っているが、残念なのはフライが多いこと。それが反省点。ここまできたら普段やっている力が出るかどうか」

◇日本文理・鈴木裕太投手の話◇
「緊張して硬くなった。ピンチで三振に抑えられてよかった。(得点した後の)2回からは落ち着いて投げられた。(140キロ台が1球だったが)緊張で球が行っていなかった。2回からは打たせて取ろうと思った。(4回を投げたが)練習試合でも長いイニングは投げている。(満塁でも)ピンチとは考えず、思い切って投げようと思った。あと2つ、気を抜かず一戦一戦しっかり戦いたい」

◆巻総合・小林豊監督の話◆
「前半が思うようにいかず、後半何とか3年生を代打や代走で送り、夏の最後は3年生だぞと、簡単にはコールドにさせなかった。中学では補欠だった選手でもあんなことができるんだなと。文理さんと十分に戦った選手を褒めてあげたい。5回後のグランド整備のところはポイントと思っていて、切り替わりで勝負だと。簡単に試合が終わらなかったことは巻総合の歴史になる。鏡は大手戦の疲れがあったと思う。いろいろと考えていたのはインコースを攻めること。甘く入った球は打たれたが、田原がインコースを使って流れを変えた。選手はよくやった。子どもたちを褒めてやってほしい」

◆巻総合・田原諒主将の話◆
「(新チーム結成後)試合に出ていない3年生たちと一緒にチームを変えようと話してきて、みんなすごくつらかったと思うが、いつか結果が出ると思い、きょうその結果を見せることができた。(2番手で登板したが)初めてエコスタで試合ができ、足元がバタついての登板だったので、いつも通りできず悔しい気持ちはある。自分としては腕が振り切れなかった。(6回、7回で得点し)最後の最後で意地を見せることができよかった。(ベスト8は)全然実感がなく、新聞などで載っているのを見て、頑張ってこれたのかなと思えた。(スタンドの応援が大きく)スタンドもベンチも選手も、3年間やってきて、やっと一緒になれたと思う。(今後は野球との関わりは)自分は野球にはまってしまった。引退後もずっと、何でもいいので野球に関わりたい」


②北越13-6東京学館新潟(7回コールド)
北越 044 112 1 =13
学館 000 411 0 =6
(バッテリー)
北越:渡邊一、幸田、渡部錬-皆川泰
学館:矢野、田村、長谷川-鈴木
(二塁打)
北越:木村(1回)、渡辺啓(2回)、阿部(3回)
学館:田中(2回)、廣瀬(6回)
(三塁打)
北越:渡邊一(3回)、阿部(6回)、渡邊蓮(6回)
(本塁打)
北越:渡邊一(2回・3ラン)

11年ぶりにチームをベスト8に導いた東京学館新潟・長谷和昭監督


東京学館新潟の先発は2年⑮矢野耀平


北越の先発はエース①渡邊一樹



2回表、北越は渡邊一樹の左越え3ランで先制 ベンチ前で喜びの“熱男”ポーズ


3回表、北越は渡邊蓮の中前適時打で追加点 この回4点を追加し大きくリード


東京学館新潟は3回途中から1年⑪田村颯瀬が登板


9点差を追う東京学館新潟は4回裏、満塁から押し出し死球で1点を返し反撃開始


北越は4回表途中から1年生左腕⑳幸田大和(左)がマウンドへ



4回裏、東京学館新潟は2年・梅澤伸の左前適時打でこの回4点目


東京学館新潟は5回から1年①長谷川輝が登板


北越は5回から渡部錬がマウンドへ


6回裏、東京学館新潟は唯一の3年生スタメン・廣瀬岳の適時二塁打で1点を返す



7回表、北越は1死2、3塁から皆川泰成の 右犠飛(上)で渡部錬が生還(下)


試合終了後、健闘をたたえ合う両チーム 


ノーシードから3年ぶりのベスト4を決めた北越・小島清監督(中央)


東京学館新潟はベンチ入りの3年生が6人ながら最後まで諦めない姿勢を貫いた

◇北越・小島清監督の話◇
「前半で渡邊一の本塁打が出たが、本来は打つ選手ではないので、信じていい流れなのかを疑問を持ちながらゲームを進めた。ただ前半で大量リードできたので、そのリードを計算しながらゲームできたのはよかった。ただ東京学館さんもここまでしぶとい勝ち上がりをしてきたので、選手にも簡単に勝てる相手ではないと話していたので、(追い上げられても)想定内でゲームをすることができた。4戦してきている中、(渡邊一は)疲労もあるのかなと感じていたが、また一日空くので調整してもらえれば。(打線は)次も見据えて攻撃力が上がらないと勝負にならないと考えていたので、きょうは粘り強く集中して打線が繋がってくれた。(準決勝へは)投手陣、守りの修正を一日空く中、調整したい」

◇北越・矢﨑史也主将の話◇
「渡邊一の本塁打から流れが来て、打線が繋がった。満塁の場面で併殺がとれたのが大きかった。そこから流れが来た。(中盤は)1点ずつ取られていたので、まずは攻撃で1点ずつしっかり取っていこうと声を掛けた。(大会の)最初は調子が悪く、チームに迷惑を掛けたが、徐々に上がってきた。次の試合でもチャンスで1本打てれば。(準決勝の相手は日本文理だが)打撃のイメージが強い。投手中心にリズムを作り、自分たちの攻撃に繋げたい。ここまで来たら目の前の相手をしっかり倒し、甲子園しかない。まずはしっかり目の前の相手に全力で戦いたい」

◆東京学館新潟・長谷和昭監督の話◆
「序盤、もう少しゲームを作ることができたらという反省がある。(大量失点の後は)正直、かける言葉もないくらいの失点だったが、5回にもう1回ゲームを立て直しをやって行こうと指示をした。4回は走者を溜めることと、そこで適時打をしっかり打っていける力があればもう少しついていけたのかなと思う。(唯一の3年生の廣瀬くんについて)夏の大会に入ってウチのチームのラッキーボーイのような存在になったので使い続けた。2回戦でも先制打と適時打を打っている。今まで打撃で結果を出せなかったが、公式戦でしっかり出せたのは成長。最後に3年生の意地を見せたし、彼の成長はチームにとって大きかった。(若いチームだが)2年生は何かを掴んでくれたことは事実。それを来年力に変えることができるかどうかが勝負。もう1回チームを解体し、努力をさせ、練習をして秋にまた挑戦できれば」

◆3年生唯一のスタメンの東京学館新潟・廣瀬岳選手の話◆
「(打てるようになったきっかけは)主将の小林(純平)が背番号をもらえず、レギュラーが3年生は自分1人となり、チャンスを後輩が作ってくれた時に、どんな形でも返そうという気持ちで毎回打席に立ったこと。(前半で差がつい時は)投手や仲間に声をかけて笑っていこうと声をかけた。(6回の適時二塁打は)後輩が作ってくれたチャンスで、何が何でも返そうと思い切り振った。(小林主将からは)背番号発表の時に3年生に『俺の分まで頑張ってくれ』と言われ、その言葉を胸に1試合1試合終わった。(大会を振り返ってみて)加茂暁星や新潟工など練習試合で全然勝てなかった相手だったが、自分たちが1つになればどんな相手も倒せると強い気持ちを貫いた。(高校野球から学んだことは)何事にも我慢してやっていけばそれが結びつくと学んだ。1年秋から背番号をもらっていたが結果を出せずにきた。やっと今大会はチャンスで打てて、我慢が結果に結びついた。(後輩へは)まだまだ若いチームだが優勝を狙えるチーム。練習で1つ1つしっかりやってほしい」


③中越13-3五泉(延長11回)
中越 200 001 000 0 10 =13
五泉 000 020 100 0 0 =3
(バッテリー)
中越:山本、山田、澤中-小鷹
五泉:杉崎、成田、杉崎、山口-加藤
(二塁打)
中越:坂井琢(1回)、坂口(4回)、坂井翔(11回)、長岡(11回)
五泉:蒲澤(7回)
(三塁打)
中越:河村(11回)
(本塁打)
五泉:川﨑(5回・2ランR)

五泉の先発は①杉崎匠太


中越は1回表、1死1、3塁から四番・坂井琢真の右越え適時二塁打で先制


2点を失った五泉は1回途中から③成田仁が登板


中越の先発は2年⑱山本雅樹


中越の二塁手・坂口滉 堅い守りで中越は無失点で序盤を切り抜ける


中越は4回、先発の山本が連続四球を出したところで2年⑪山田叶夢が登板



5回裏、五泉は1死2塁から川﨑諒の中越えランニング2ラン本塁打で同点に


6回表、中越は1死1、2塁から内野ゴロの送球間の失策で1点を勝ち越し


7回の攻撃前に指示を送る五泉・江端利文監督



7回裏、五泉は足に故障を抱える蒲澤仁士が左線二塁打で出塁、代走を送られる



7回裏、五泉は皆川真大の中前適時打(上)で代走・桃井貴哉(下)が生還し同点に


同点に追いつかれた中越は①澤中京太郎が登板 五泉打線を0に抑える


9回表を0で抑え、笑顔でベンチに戻る五泉の成田仁


延長戦に入り戦況を見詰める中越・本田仁哉監督



延長11回表、中越は1死1、3塁から河村壮太がスクイズを決め(上)、坂口滉が生還し(下)勝ち越し


11回表、中越はさらに三番・坂井翔太が左越え適時二塁打を放つ


11回表、続く四番・坂井琢真の左前適時打で追加点 この回10得点で突き放す


試合終了後、健闘をたたえ合う選手たち


3年連続のベスト4進出を果たし、戦後初の夏3連覇へまた一歩進んだ中越ナイン



173球を投げた五泉・成田仁 スタンドへの挨拶後、静かに目頭を押さえた

◇中越・本田仁哉監督の話◇
「厳しい試合になるとは思っていたが、力のある五泉相手で厳しい試合だった。(打線には)延長に入ってそれまでの打席の失敗を頭で整理し、みんなで共有してできなかったことをやらないように、それを徹底しようと延長に入った。(11回は)2点目の坂井翔太の適時打が大きかった。投手はイメージ通り、3人で1試合を投げ切ってくれた。最後は3年生の澤中と考えていたが、よくこの厳しい試合で力を発揮してくれた。9回は半分負けを覚悟した。ただここはやってきたことが出るだろうと澤中に託した。9回の踏ん張りはさすが3年生。よく抑えてくれた。(準決勝へは)実力や自力だけでは夏のトーナメントを制するには足りないものもあるので、そういう意味ではきょうは大きな1勝。ただ反省点も多々あるので修正して次の一戦に臨みたい。反省点は成田くんの遅い、低めの変化球を途中から上手く使ってきたところを見逃せなかったところ。(打撃は)11回のようにバットが振れていないわけではない。ストライク、ボールを見極めて振れるよう準備したい」

◇中越・澤中京太郎投手の話◇
「序盤は思っていたような試合、流れと違って苦しかったが、最後は勝ち切れてよかった。2年生投手がいい投球をしていたので、3年生の自分が意地を見せなければと思った。(ピンチは)たくさんの経験をしてきたので守備を信頼して投げた。(9回のサヨナラのピンチは)緊張もあったが、緊張がいい集中力となって投げ切ることができた。相手をしっかり見て、自分のベストのボールを投げることができた。捕手の小鷹が構えているところに思い切って投げた。(五泉打線は)最後まで食らいついてきて、少し投げづらかった。(準決勝は)相手をよく見て、自分たちのできることを最大限やりたい。勝利に貢献できるよう1球1球投げていきたい」

◆五泉・江端利文監督の話◆
「サヨナラのチャンスが2回(9回裏と10回裏)あったが決めきれなかったのが敗因。正直、成田があれだけ0で抑えると思っていなかった。流れがこちらに来るだろうと思っていた。最後に誤算がいろいろあり、監督の采配もあり、決めきれなかった。蒲澤が足をケガしていて代えざるを得なかった。歯車が微妙に狂っていたのが出てしまった。(成田は)いつも四球や抜け球から崩れるのによく頑張ってくれた。これが新しい五泉高校の基準になってくれて、後輩がこの基準を目指してやってくれれば」

◆五泉・成田仁選手の話◆
「こんなに早い展開で(登板が)来ると思ってなかったので、1、2、3回はペースが掴めなかったが、4回以降は走者を出しても安定していたので投球の面はよかった。(11回は)自分の中で球威は落ちていないと思ったが、先頭を出してしまい、久しぶりの走者を出し、球も上ずり、上位打線に回ってしまった。(スクイズの1点で)緊張の糸が切れたわけではないが、一気に畳み込まれた。(五泉で3年間中心としてやってきて)最後の最後でスタンドで挨拶した時に観客の皆さんから拍手をもらい、その瞬間『終わったんだな』と頭をよぎった。周囲の期待は純粋に嬉しかった。(今後野球は)自分は就職希望。社会人になっても野球を続けたい」


④高田北城8-7長岡工(延長12回)
北城 220 000 011 002 =8
長工 001 120 110 001 =7
(バッテリー)
北城:幸村、小林-牛木
長工:穂刈、岡本、中村将-鈴木光
(二塁打)
北城:小川(8回)
長工:佐藤(5回)、阿部(6回)、大橋(12回)
(三塁打)
北城:熊木(6回)
長工:太刀川(5回)
(本塁打)
長工:大橋(8回・ソロ)

長岡工の先発①穂刈光詩郎


1回表、高田北城は2死2、3塁から笠原圭の右前適時打で先制


高田北城の先発①幸村拓馬 2回まで三者凡退で抑える立ち上がり



2回表、高田北城は2死3塁から小林雅弥の中前適時打と失策で打者生還し2点追加


4点を先行された長岡工は2回途中から⑪岡本諒が登板


3回に1点を返した長岡工は4回裏、大橋駿太朗の左前適時打で2点差に


5回裏、長岡工は2死から失策で走者を出し、佐藤朝陽の左越え二塁打で1点差に



5回裏、長岡工はさらに太刀川郁の右中間適時三塁打で同点に追いつく


長岡工は6回から2年⑱中村将祐が登板


6回表、高田北城は先頭の熊木龍之介が三塁打も次打者のスクイズ空振りで挟殺


7回裏、長岡工は2死満塁から押し出し四球で鈴木光成が生還、勝ち越し



8回表、高田北城は小川実の左線適時二塁打(上)で笠原圭が生還(下)同点に



5対5で迎えた8回裏、長岡工は大橋駿太朗の左越えソロ本塁打で勝ち越し



高田北城は9回表、無死満塁から澤谷勉の中犠飛で上野拓海が生還し同点に


試合は6対6のまま延長12回に 時計の針は午後9時を回った


12回表、高田北城は走者1塁から主将・牛木大志の左前安打で好機を広げる


高田北城は小川実の右前適時打で1点を勝ち越し


高田北城はさらにスクイズで1点追加し、リードを2点に



12回裏、長岡工は無死2塁から久保田碧人の左前適時打で大橋駿太朗が生還し、1点を返す


最後はショートライナー併殺で逃げ切った高田北城は歓喜に包まれた


抱き合う両校の主将 3時間32分の激闘だった

◇高田北城・辰尾健太監督の話◇
「率直に嬉しい。長岡工さんも粘り強いチーム。ああいう感じで追い上げられることは想定していたので、選手にはこのまま終わらないよと話していた。仮に越されても慌てず、9回が終わった時にこちらが勝っていればいいと話した。(幸村交代は)ちょっととらえられ始めたということと、捕手の牛木の意見も聞きながら、小林に託そうと決めた。(12回の勝ち越し打は)2年生ながら落ち着いて打席も守備もこなしてくれる子なので、普通に打ってくれと声を掛けた。(準決勝へは)きょう一日長丁場だったので体のケアをしたい。きょうを言い訳にせず、この戦いをしたからこそチームは強くなっている。中越は強豪で長打や小技を絡め幅広い攻撃をしてくるし、投手陣も安定している。だからこそいろいろなことにチャレンジして、きょうのように要所要所を締め、取るべき点はしっかり取るということを積み重ねていけば結果はついてきてくれると思う。初戦から積み重ねてきたことをしっかり出したい。努力をしてきた選手。何とかいい思いをしてもらいたい」

◇高田北城・牛木大志主将の話◇
「勝って嬉しいが、準決勝に気を引き締めていきたい。2回戦、3回戦は打って得点があった状態で、守備も余裕を持って戦ってこれたが、こういう戦いは気持ちも技術も問われる中、粘り強く勝ちぬけたことは次の戦いへの自信になった。(延長での安打は)迷惑をかけ過ぎたので、1本が欲しい場面で打てず、焦る部分はあったが、気持ちをリセットしてここから始めようと思い、低い打球の意識で力を気持ちで打てた。(12回裏に1点差になっても)1点リードしていたので、小林には落ち着いて焦らず、俺のミットだけ目がけて投げてくれと話した。打撃は勝負所で1点を取ることができ自信になった。(準決勝の中越の印象は)守備も攻撃も抜かりなく、延長戦でもここぞの場面で決める力が強い。自分たちのいま持っている力以上のものを発揮しなければ勝てない。自分たちがまだ知らない力を発揮したい。幸村の凄い所を引き出せるよう戦い、粘り強い北城の野球を見てもらいたい」

◆長岡工・渡辺将史監督の話◆
「ナイスゲームだったと思う。どちらに転んでもおかしくないゲーム。でもこういうゲームをものにするぞと言ってやってきて、粘って3年生を中心にやってくれたので、最後の主将の安打は見たことないような安打だった。選手にはナイスゲームと言ってやりたい。これで終わらず、またこれから、もう一歩、もう1つを勝ち切れる、打ちきれる、アウトを取り切れるよう、選手を鍛えていきたい」

◆12回裏に適時打の長岡工・久保田碧人主将の話◆
「(12回は)ファーストストライクから積極的に振ろうと考えていて、得点につながってよかった。(チームが)始まった当初は去年試合に出ていた選手が全然いなくて心配だったが、ここまで来ることができ最高のチームだった。2年生中心に出ていたが、2年生がよくやってくれて本当に感謝している。(今後、野球との関わりは)まだわからない。考えたい。監督にも厳しい指導をしてもらって、人間的にも成長できた。監督と顧問の皆さんに感謝している。やってきたことに悔いはない。最高の仲間だった」


◎22日の準決勝の試合予定◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①日本文理(10:00)北越

②高田北城(13:00)中越

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材/松井弘恵 撮影/嶋田健一)


【高校野球】4強は日本文理、北越、中越、高田北城 新潟大会準々決勝” への14件のコメント

  1. 選手、応援団の皆様お疲れ様でした❗
    いつも感動ありがとう😆💕✨
    あと二勝頑張れ文理高校👍

  2. 選手、応援団の皆様お疲れ様でした❗
    いつも感動ありがとう😆💕✨
    あと二勝頑張れ文理高校👍

  3. 北越高校のみなさん次の試合も頑張ってください!応援団のみなさんと同じくらい声を出して応援します!!

  4. 我が母校
    ベスト4だ 凄いよ 感動しました
    チャレンジ精神で 頑張ってください

  5. 高田北城ー長岡工業
    しびれる試合でした、校歌を歌う選手、保護者の涙💧もらい泣きでした、準決勝✨頑張って🎶

  6. 母校の躍進に感動してます。新たな歴史を刻み続けてください。息子共々応援します。

  7. 凄い感動
    やっぱり高校球児達は心の癒し
    柿崎からエール送るり自分の子供のように力がはいりました。
    渡邊君お疲れ様でした。

  8. 五泉高校
    この夏最高のドキドキ熱い戦い感動しました。ありがとうございます。
    どんなピンチでも笑顔忘れない楽しむことを忘れない最高のチームでした。

    お疲れ様でした‼

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