新潟アルビレックスBCは27日、新潟市のハードオフエコスタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスとオープン戦をおこない、4-3で勝ち、オープン戦初勝利を飾った。監督就任“初勝利”となったギャオス内藤監督は安どの表情を浮かべた。
試合前の練習中にサプライズが・・・。高津臣吾前監督が球場を訪れ、選手を激励した。高津前監督はチーム編成などに助言をおこなう「チームアドバイザー」に就任している。ギャオス内藤監督は高津前監督を見つけると、肩組みをしてアピール。また監督自身が試合前のスターティングオーダーの紹介をおこなうなどして、訪れたサポーターを楽しませた。
選手を激励する高津臣吾前監督
ギャオス内藤監督と高津前監督
試合前のオーダー紹介を自らおこなう内藤監督
新潟は昨年13勝をあげた阿部拳斗(中越高出身)が先発し、3回を投げ無失点に抑えた。「コロンビアのウィンターリーグに参加していた去年に比べ今季はまだ肩ができあがっていない」と話すも、この日の直球の最速は140キロ。やや抜ける球が目立ったものの、仕上がりとしてはまずまずだった。
先発した阿部拳斗投手
2番手の新人左腕・上野和彦(桜美林大出身)が4回に四球と2本のヒットで1失点。3番手の新人・田村勇磨(日本文理高出身)は1回を無失点に抑えた。
3番手で初登板した田村勇磨投手
新潟は5回に野呂の犠飛と稲葉の2点タイムリーで逆転し、6回にも工藤の犠飛で1点を追加。
4番手で登板した2年目の猪俣卓也(北越高出身)はカラバイヨ(元オリックス)に特大ソロ本塁打を浴びたものの、2回を投げ1失点。変化球の制球が増し、「スライダーでストライクが取れるようになった」と手応えを感じていた。
4番手で登板した猪俣卓也投手
新潟は最終回に羽豆が1失点したものの逃げ切り、オープン戦初勝利。内藤監督は集まったサポーターに手を振って喜びを表していた。
サポーターの声援に応えるギャオス内藤監督
試合後、内藤監督は「試合中に声を出すのがギャオススタイル。選手には自分の持っているものを出してほしいと考えている。田村は登板予定ではなかったが、地元だったので1イニングだけ投げさせたが、チェンジアップを投げるなど度胸もあって良かった。打順は入れ替え(2番にバントのできる足立を置き)1点を取りにいく野球を目指した。勝てて嬉しい」とほっとした様子を見せた。
<ギャオス内藤監督のオープン戦初勝利後のインタビュー>
(取材・文・撮影/岡田浩人)