新潟県中学生新人野球大会で、来春の全日本軟式野球大会の県予選でもある「第13回オンヨネカップ」の準決勝と決勝が8日、長岡市の悠久山球場で行われ、紫雲寺中が初優勝を飾った。準優勝は五泉中で、3位は燕吉田中と巻東中だった。優勝した紫雲寺中は10月28日に長野県で開催される北信越大会に出場し、来春の全国大会切符を目指す。
初優勝を決め、喜びを爆発させる紫雲寺中ナイン
◎8日の試合結果◎
<決勝戦>
紫雲寺3-2五泉
五 泉 001 000 1 =2
紫雲寺 030 000 × =3
→紫雲寺中が初優勝 北信越大会へ
(バッテリー)
五 泉:高柳-田中崇
紫雲寺:玉木-本間一
決勝は紫雲寺中と五泉中の対戦に 下越大会では五泉中が延長戦の末に勝利していた
2回、紫雲寺中は女子選手・白勢南の左越え2点適時二塁打などで3点を先制
初優勝の紫雲寺中 28日に長野県で行われる北信越大会に出場する
惜しくも準優勝となった五泉中 投打にバランスの取れた好チーム
◇紫雲寺中・山口和芳監督の話◇
「3年生の部員がいなかったが、今年春から1、2年の部員のみでやってきた。実戦経験だけは他のチームより豊富で、負けは多かったがその中で慣れてきたこと、1年生の支えも大きかったこと、チームワークよくやってくれたことが勝因。地区大会の代表決定戦では五泉中に延長タイブレークの末、6対8で負けた。(先制打の白勢は)思い切りのいい選手。迷わず振らせた方がいいと思った。守備も頑張っている選手で、女子選手だが男女関係なくプレーを楽しんでいる。(北信越では)たぶんウチが一番弱いので、弱いことを受け止めて、できることを最低限やれば何かチャンスが転がってくる。弱いなりのプレーをしてこようと選手に言っている」
◇紫雲寺中・木村雄飛主将の話◇
「みんなが最後まで諦めず、全力でプレーしたので勝てた。(一度負けている相手だが)絶対に勝ってやろうという気持ちでやった。(勝因は)声がずっと出ていて、一致団結できた結果。(北信越では)新潟県代表として北信越1位が目標」
◇先制の二塁打を打った紫雲寺中・白勢南選手の話◇
「(先制打は)打ったのはストレート。きのうもバッティングセンターで打ってきた成果が出た。(野球は)兄がやっていたので、小学2年から始めた。中学に入った時は別の部活動に入ったが、やはり野球がやりたくなって野球部に入った。(女子部員1人だが)練習からみんなが仲良く、楽しく、毎日意味のある練習ができている。高校でも女子硬式野球部に入りたい。(北信越では)試合に出られない部員のためにも全員野球で頑張りたい」
<準決勝>
①五泉2-0燕吉田
五泉 010 010 0 =2
吉田 000 000 0 =0
(バッテリー)
五泉:清田-田中崇
吉田:加藤-野本
燕吉田中の先発①加藤晴也
②紫雲寺3-1巻東
紫雲寺 000 100 2 =3
巻 東 000 100 0 =1
(バッテリー)
紫雲寺:原-本間一
巻 東:阿部、遠藤-佐藤理
巻東中の先発⑩阿部瞬之介
(取材・撮影・文/岡田浩人)