【中学硬式】新潟ヤングで卒団式「次はライバルとして切磋琢磨」

新潟市で活動する中学硬式野球チーム「新潟ヤング」の卒団式が23日、新潟市内のホテルで行われ、中学3年生11人が卒団を迎えた。今季は全国大会となる春季大会と夏の選手権大会の出場をともに逃したが、10月の東日本秋季大会でベスト8入りを果たした。卒団生は「礼儀や挨拶などここで学んだことは今後の生活に繋がる」と話し、高校での活躍を誓っていた。

前列が卒団する中学3年生 後列の1、2年生は春の全国大会出場を決めている

卒団式は小学生の学童軟式チームである「NSジュニア」、中学硬式チームの「新潟ヤング」、社会人軟式チームである「NSクラブ」が所属する「新潟ベースボールクラブ」の納会で行われた。

阿部晋也監督は「中学3年生は最後の秋のみんなの必死さが嬉しかった。1、2年生は来春の全国大会の切符を手に入れた。まだ先輩たちがなし得ていない全国2勝を目標に頑張りたい」と挨拶した。

挨拶する新潟ヤング・阿部晋也監督

卒団する宮崎紫陽(しょう)さん(大形中3年)は「思うような結果を残せなかったが、礼儀、挨拶、人とのコミュニケーションや協力の大切さを学んだ」と振り返り、「ここで学んだことは今後の生活に繋がる。(高校で)メンバーがバラバラになり寂しくなるが、次はライバルとして切磋琢磨したい」と高校野球に向けて意気込みを話した。

阿部監督は「全国に行けなかった3年生たちだったが、最後に(東日本秋季大会で)粘りを見せて勝ってくれたことは大きな成果だった」と労った。チームは来年3月に岡山県で開催される全国大会であるヤングリーグ春季大会に出場を決めている。阿部監督は「1、2年生はジュニア選手権で全国の舞台も経験している。3月の全国大会でぜひ勝利したい」と飛躍に期待を寄せた。

新チームの本間大稀主将(山の下中2年)は「チームは打力に自信がある。打撃でリズムを作り、投手を中心に守る。目標は全国ベスト8以上。来春の大会で自信を持って全国の舞台に臨めるよう、この冬の練習を頑張りたい」と意気込みを話した。新潟ヤングが出場するヤングリーグ春季大会は来年3月24日から岡山県で開催される。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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