新潟県中学生新人野球大会で、来春の「全日本少年春季軟式野球大会」の県予選でもある「第14回オンヨネカップ」は8日、長岡市悠久山球場で準決勝と決勝が行われ、燕市立吉田中学校が初優勝を飾った。準優勝は長岡・宮内中、3位は加茂・葵中と南魚沼・塩沢中だった。優勝した燕吉田中は来年3月に静岡県で開催される全国大会に出場する。
逆転で初優勝と全国大会出場を決め、喜ぶ燕吉田中の選手たち
◎8日の試合結果◎
<準決勝>
①宮内7-6葵
(バッテリー)
宮内:高田、近藤-倉持
葵 :近藤、吉田朝-長谷川
(二塁打)
宮内:田中(1回)、穂刈(4回)
葵 :長谷川(2回)、近藤(7回)
(三塁打)
葵 :長谷川(5回)
②燕吉田4-0塩沢
(バッテリー)
吉田:村越、杣木-竹野
塩沢:長田-角谷
(二塁打)
吉田:霜鳥(6回)
<決勝>
燕吉田5-4宮内
→燕吉田は初優勝
(バッテリー)
吉田:杣木、村越-竹野
宮内:高田、近藤-倉持
(三塁打)
吉田:竹野(7回)
宮内:今井(6回)
宮内中の先発⑤高田晋太郎(2年)
1回裏、宮内中が四番・近藤大誠(2年)の右前2点適時打で先制
6回表、1点を返した燕吉田中は五番・村越仁士克(2年)の内野安打で2点目
7回表、燕吉田中は1死2、3塁から黒鳥悠真の2点適時打で同点に追いつく
7回表、燕吉田中は2死2塁から四番・竹野聖智(2年)の中越え三塁打で逆転
◇燕吉田中・太田雅也監督の話◇
「0対3から2点を取ることができ、ひょっとしてと思った。(7回1死2、3塁で)その場面を想定した練習をずっとしてきたので、スクイズは頭になかった。練習でやったことをやろうと言っていた。黒鳥は予選の時から繋いでくれたので、下位から二番に上げた。四番の竹野が一番いい場面で打ってくれた。今の3年生が上の大会を目指せたはずなのに、ここぞというところで負けてしまった。その悔しさを今の3年生がいるうちに自分たちで晴らすんだという気持ちでやってきた。実現できてよかった。(M号ボールについて)やはり打球はかなり飛ぶ。外野を下げたり、打撃の練習をしたりしてきた。(来春の全国大会に向けて)まだまだ未熟な点がたくさんあるので、1つ1つこなして、新潟県代表として恥ずかしくない戦い方ができるようにしたい」
◇燕吉田中・竹野聖智主将の話◇
「いつもチームワークがあり、打線に力があるので繋ぐ打撃を意識している。(追う展開だったが)まずは塁に走者を溜めて、繋ぐ打撃を意識して、点を取ろうと言った。4点目を取られて苦しいなと思ったが、7回の前にみんな笑顔で戦い抜こうと言った。(逆転三塁打は)打ったのは高めの直球。繋ぐイメージで高めをうまく叩くことができた。(全国大会へ)県制覇で満足するのではなく、新潟県の代表としてふさわしい全力プレー、全力疾走を目標に、しっかり冬に練習して全国大会で大暴れしてきたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)
杣木 大我くんは素晴らしい!!!
全国がんばれ!