【高校野球】新潟南が県推薦校に 来春選抜大会21世紀枠

新潟県高野連は16日、「第91回選抜高校野球大会」(来年3月23日開幕・甲子園球場)の21世紀枠の新潟県推薦校に新潟南高校を推薦すると発表した。新潟南は今秋の県大会で準優勝し、21年ぶりに北信越大会出場を果たした。グラウンドが他部との共用である困難環境の克服や、学業と部活動の両立などの点が評価された。今後は11月28日に学校で表彰が行われ、12月14日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。来年1月25日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。

今秋の新潟県大会で準優勝 21年ぶりに北信越大会出場を果たした新潟南

新潟南の推薦は、新潟県高野連が開催した21世紀枠県選考会議で満場一致で決定した。推薦理由として新潟県高野連は以下の3点を挙げている。

①困難な環境の克服…「通常練習しているグラウンドは他部との共用で、内野が満足にとれていない。右翼も 70メートル程度と狭小な練習環境であり、練習も工夫して行っている。そのような環境であることから、練習試合は必ず校外に出かけて行っている」

②学業と野球部活動の両立…「県内屈指の進学校であり、野球部の生徒も時間を有効に使いながら熱心に練習に励んでいる。その一方で野球部員の7割以上が国公立大学に進学を果たすなど、学業と部活動の両立を果たしている」

③野球部員の活動が他の生徒の模範となっている…「3年前より毎朝校舎の階段清掃を行うなど、校舎の美化につとめ、他の生徒の模範となる行動を行っている」

新潟南はこれまでに1984年夏と1989年夏の2回、甲子園出場を果たしている。21世紀枠の県推薦校に選ばれるのは初めて。今後は12月14日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。その後、来年1月25日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。

なお、新潟県高野連は選抜大会の一般選考枠の出場候補推薦校として、北信越大会に出場した日本文理、新潟南、関根学園、帝京長岡の4校を推薦した。

(撮影・文/岡田浩人)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です