「第140回北信越高校野球大会」が1日、富山県で開幕した。新潟県からは日本文理(新潟1位)と三条(新潟2位)が出場。1回戦で三条が富山第一(富山2位)と対戦し、1対5で敗れ、38年ぶりの初戦突破はならなかった。2日の準々決勝では日本文理と富山国際大付(富山3位)が対戦する。
三条1-5富山第一
6回表、1死2、3塁のピンチでマウンドに集まる三条の内野陣
◎1日の1回戦の試合結果◎
<富山市民>
②三条1-5富山第一
→三条は初戦敗退
(バッテリー)
富一:濱田-人見
三条:丸山、熊倉、丸山-小林
(二塁打)
富一:草野(4回)、村(7回)
三条:井上大(4回)
試合開始前の三条ナイン 38年ぶりの北信越の舞台となった
三条の先発①丸山尊仁(みこと・2年) 立ち上がりに失点したがその後立ち直った
富山第一のエース①濱田陸 直球は130㌔台ながら的を絞らせなかった
三条の二番手⑦熊倉紳太郎 1回2/3を投げ1失点の内容だった
9回裏、三条は2死1、2塁から関川達也の適時打で長谷川聡太(写真)が生還
◆三条・平澤周太郎監督の話◆
「最初に守ることができればよかったが…。気負ったつもりもなかった、私が入りの部分で持っていってあげられなかった。最初の集中力が富山第一さんと差があった。きょうもたくさんエンドランをかけたが、あれが何とかなるのがウチのやり方だったが、きょうはそれが何とかならなかった。してやられたというよりもウチができなかった。力負けではあるが、もう少しできたよなという悔いはある。(夏に向けて)投手が県大会では2枚、3枚、4枚で上がってきたが、(丸山に続く)2人目の投手が上がってこなければいけない。持ち味のエンドランや方向性をつけたゴロなど、精度を上げなければいけない。きょうはボールを振って、もったいなかった。公式戦の緊張感の中、私学と人工芝でやらせてもらったのは(夏へ)大きな経験。格上と言われるところに食らいついて、追い越す、それが課題」
◆三条・井上大輝主将の話◆
「(じゃんけんで勝って後攻を選択して)自分たちの課題が立ち上がりだと分かっていたので、こういう貴重な舞台で自分たちがどう成長できるかを試してみたかった。思い切って選んだ。(自身は2安打で)内容は悪くなかったが、打てなかった打席がもったいなかった。悪い流れの中で打てなかった。あそこで打てれば流れが変わった。(初回の失点は)結果論だが、ポンポン打たれてしまった。(丸山は)乗ってくると自分のペースでいけるが、乗るまでに時間がかかる。けん制で間を作るなど、そういう雰囲気を野手からも作れるようにしたい。春の県大会の決勝戦とは違った粘り強さは出せた。夏までに自分たちの戦術をもっと磨きたい」
◆三条・丸山尊仁投手の話◆
「初めての球場、初めての北信越で、最初は自分が(抑える)という気持ちが少し強くなった。夏はきょうよりも緊張すると思うので、修正してやっていきたい。緊張し過ぎて、力が抜けすぎて浮いてしまった。(2回の併殺から)気持ちが上ずっていたが、バックが守ってくれて、その後は落ち着いて自分のペースで投げることができた。(きょうの試合での教訓は)野球は1人でやっていないということを改めて感じさせられた。私立の強さも感じることができた。持ち帰って、そういう相手に勝つしか甲子園への道はない。みんなと話し合いながらやっていきたい」
◎1日のその他の1回戦結果◎
<富山市民>
①星稜6-0砺波工
<高岡西部>
①富山国際大付11-10都市大塩尻
②敦賀気比1-0日本航空石川
◎2日の準々決勝の試合予定◎
<高岡西部>
①日本文理(10:00)富山国際大付
②敦賀気比(12:30)高岡第一
<富山市民>
①東海大諏訪(10:00)星稜
②富山第一(12:30)福井工大福井
(取材・撮影・文/岡田浩人)
新潟県の自宅から声援。ここの記事(試合内容)によると、三条は善戦。細かい攻撃面でのミスが・・気になります。実力の差は少ないような気がします。健闘を祈っています。
三条高校の皆さまお疲れさまでした❗
夏の大会に向けて頑張って下さい🎵