“小学生の甲子園”と言われる「高円宮賜杯第３９回全日本学童軟式野球大会（マクドナルド・トーナメント）」の新潟県予選会が１５日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開幕。県内４地区の代表８チームが参加し、開会式と１回戦４試合が行われた。１回戦では真木山野球スポーツ少年団（下越）が仲川尚汰投手のノーヒットノーランの好投で準決勝に進出。その他、田上ベースボールクラブ（中越）、五泉ドラゴンタイガース（下越）、松野尾・浜っ子野球少年団（新潟）が準決勝に進出した。準決勝２試合は１６日（日）に同スタジアムで行われる予定。
真木山野球スポーツ少年団①仲川尚汰（中浦小６年）がノーヒットノーランを達成
２１個のアウトのうち１６奪三振だった
開会式では新潟、下越、中越、上越の各地区の代表２チーム、計８チームが入場行進。選手を代表して田上ベースボールクラブの河住柊哉主将（羽生田小６年）が「全ての人の支えてもらいながら、この素晴らしい会場で野球ができることに感謝しています。応援してくださる皆様に感動を与えられるよう最後まで正々堂々とプレーすることを誓います」と選手宣誓した。
頂点を決めるトーナメントとして知られ、学童野球の最大規模の大会で、今年は８月１８日から東京・明治神宮球場などで全国大会が開催される。新潟県予選会は２２日（土）に決勝が行われ、優勝チームが全国大会への出場切符を手にする。
８チームが入場行進した開会式
選手宣誓を行う田上ベースボールクラブの河住柊哉主将（羽生田小６年）
◎１５日の１回戦の結果◎
＜ハードオフ＞
①田上ベースボールクラブ（中越） ２－０ ＮＳジュニア（新潟）
（バッテリー）
ＮＳ：青木、高橋－水澤
田上：河住－清水
（二塁打）
ＮＳ：青木（４回）
田上：兵田（５回）
ＮＳジュニア（新潟）
田上ベースボールクラブ（中越）
②五泉ドラゴンタイガース（下越） １３－１０ 新井ジュニア（上越）
（バッテリー）
五泉：松井、高橋－松澤
新井：山﨑龍、宮下－宮下、山﨑龍
（二塁打）
五泉：高橋２（１回、４回）、二瓶（５回）
新井：黒石（５回）
（三塁打）
五泉：左近士昊２（１回、７回）
新井：宮下（１回）
（本塁打）
新井：山﨑龍（７回）
五泉ドラゴンタイガース（下越）
新井ジュニア（上越）
③真木山野球スポーツ少年団（下越） ２－０ 黒条わかばスポーツ少年団（中越）
（バッテリー）
真木山：仲川－磯部
黒 条：村越、遠藤吏－佐々木
◇ノーヒットノーラン、１６奪三振の真木山・仲川尚汰投手の話◇
「（６回を終わって）完全試合だと気づいた。それまで意識していなかった。（７回は）一番打者からだったので気をつけようと思った。（失策で走者を出したが）強気で行くことができた。きょうは球を浮かせず、低い球を投げることができたのがよかった。（１６奪三振だったが）数えていなかった。練習試合で完封はあったがノーヒットノーランは初めて。去年はひじをケガしていたが、やっと治った。全国大会へ出場することを意識して練習してきた。（将来の夢は）プロ野球選手。楽天の松井裕樹投手のスライダーが憧れ。次の試合も少ない点数に抑えて勝ちたい」
真木山野球スポーツ少年団（下越）
黒条わかばスポーツ少年団（中越）
④松野尾・浜っ子野球少年団（新潟） ５－４ 春日野デュークス（上越）
（バッテリー）
春日野：足立、和栗虎、足立－和栗虎、足立、和栗虎
松・浜：富井、阿部－山上優、小林永
（二塁打）
松・浜：山賀（７回）
（本塁打）
春日野：和栗虎（７回）
春日野デュークス（上越）
松野尾・浜っ子野球少年団（新潟）
◎１６日の準決勝の試合予定◎
＜ハードオフ＞
①田上ベースボールクラブ（９：００）五泉ドラゴンタイガース
②真木山野球スポーツ少年団（１１：００）松野尾・浜っ子野球少年団
※雨天中止の場合、２２日（土）みどりと森の運動公園に変更
（取材・撮影・文／岡田浩人）
