中体連の「第40回北信越中学校総合競技大会」の軟式野球競技は6日、柏崎市佐藤池球場と上越市高田公園野球場を会場に開幕。北信越5県の代表11校が参加し、1回戦と準々決勝が行われた。上位2校に与えられる「全国中学校軟式野球大会」への出場権を目指し、新潟県から燕吉田中(新潟1位)、長岡大島中(新潟2位)、長岡南中(新潟3位)の3校が出場したが、いずれも初戦で敗退し、県勢の全国大会出場はならなかった。
準々決勝で逆転負けした燕吉田中 目指してきた全国大会出場はならなかった
◎6日の試合結果◎
<高田公園>
[1回戦]
長岡南中(新潟3位)3-5東和中(石川2位)
(試合内容)
長岡南が1回に満塁から五番・庄田の適時打で先制。その後失策で2点目。4回表に東和が四番・山川の適時三塁打とスクイズで同点に追いつく。6回表に東和が1死から3連打で1点勝ち越し、7回表にも山川の2点適時三塁打で追加点。注目投手の長岡南①田中は7回まで9奪三振。7回裏に田中の二塁打と庄田の適時打で1点返すも惜敗。
新潟3位として北信越大会に臨んだ長岡南中
長岡南中のエース①田中晴也(3年)終盤つかまったが大器の片りんを見せた
<佐藤池>
[1回戦]
長岡大島中(新潟2位)0-2大門中(富山2位)
(試合内容)
大島は2点を追う5回表、1死1、3塁も無得点。大島のエース①神保紘大は粘りの投球で被安打5、失点2も、得点できず。大島は3年生9人、2年生2人、1年生2人の計13人の挑戦終わる。
長岡大島中のエース①神保紘大(3年) 被安打5、2失点と粘りの投球を見せた
惜敗した長岡大島中 3年生9人、2年生2人、1年生2人の計13人の挑戦終わる
<佐藤池>
[準々決勝]
燕吉田中(新潟1位)7-8塩尻丘中(長野2位)
(試合内容)
塩尻丘は1回裏、四番・北原の右三塁打で2点を先制、さらに守備ミスで1点追加。燕吉田は4回表、四番・竹野の二塁打と悪送球で3塁として五番・佐藤の左前適時打で1点、六番・村越の左中間二塁打でさらに1点、七番・黒鳥の中越え三塁打でさらに1点、八番・海藤の左前適時打でさらに1点で同点(2死から5連打)。燕吉田中は5回表、無死2、3塁から四番・竹野の適時打で2点勝ち越し、ライト後逸の間に竹野は3塁へ、次打者の内野ゴロの間に1点追加。塩尻丘は5回裏、安打と失策、けん制失策で無死2、3塁とし四番北原の左二塁打で2点、バント安打で1、3塁とし、投ゴロの間に1点入れ同点、さらに一塁から三塁への悪送球の間に1点を入れ、勝ち越し。燕吉田は6、7回と走者出すも無得点で惜敗。
新潟1位で臨んだ燕吉田中 試合前のあいさつ
燕吉田中のエース①村越仁士克(3年) ケガあけながら力投した
4点を追う燕吉田中は4回表、佐藤海希(3年)の左前適時打で反撃開始
4回表、燕吉田中は村越仁士克(3年)の左中間二塁打でさらに1点追加
4回表、燕吉田中は海藤亮平(3年)の三塁線を破る適時打で、中越え適時三塁打を放った黒鳥悠真(3年)が生還し、4-4の同点に追いつく
5回表、燕吉田中は無死2、3塁から竹野聖智(3年)の適時打で2点を勝ち越し 一時は3点をリードしたが、その後再逆転を許した
(取材・撮影・文/岡田浩人)