【少年硬式】新潟南リトル 県勢5年ぶりの全日本選手権に挑む

28日に東京で開幕する少年硬式野球の「全日本リトルリーグ選手権」に新潟市の新潟南リトルが初めて出場する。今月おこなわれた信越大会で優勝し、新潟県勢としては5年ぶりとなる選手権出場を決めた。28日の初戦の相手は2012年の世界選手権の優勝チーム・東京北砂(東京)で、「初戦で優勝候補と当たるのは楽しみ。勝って勢いをつけて上位を狙いたい」(斎藤有汰主将・石山中1年)と選手たちは全国の舞台での大暴れを誓っている。


全日本選手権での活躍を誓う新潟南リトルの選手たち

リトルリーグはアメリカ発祥で、年度替わりが10月であるため中学1年生年代が出場する最後の大会となる。皮一枚分ほど小さな硬式球を使い、投手プレートから本塁までは約14メートルと距離が短い。走者はリードできない、交代した選手が再出場できるなど、野球とルールが違う面があるが、バントや盗塁といった作戦がほとんどできない分、投げる・打つといった野球の基本動作の力が試合を左右する。

チームの中心は1番打者でエースの韮澤雄也選手(魚沼・堀之内中1年)で、小学1年の時から魚沼市の自宅から新潟市まで練習に通ってきた。投手としては制球力があり多彩な変化球を操る。打者としてはミート力がある。1番の韮澤選手が出塁し、長谷川輝選手(聖籠中1年)、加藤祐一郎選手(上山中1年)、金子裕輝選手(小新中1年)のクリーンアップで返すのが得点パターン。


打撃練習をおこなう選手たち 信越大会を制した強打を全国の舞台で披露する

枝村誠也監督は「本来は守備からリズムを作って攻撃につなげるチーム。全国で勝つということを目標にやってきた。まずは1勝して勢いをつけて、創立30周年の年を全国制覇で飾りたい」と意気込んでいる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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