【高校野球】センバツ目指し 秋季県大会支部予選開幕

第131回北信越高校野球・新潟県大会の支部予選が11日から開幕した。来春の選抜甲子園出場校選考の参考となる大会で、連合3チームを含む82チームが参加。11日は支部予選1回戦14試合が6球場でおこなわれた。佐藤池の第3試合では新井の2年生・丸山晃司投手が無安打無得点試合を達成した。2008年秋に県大会2回戦で直江津の篠原裕樹投手が達成して以来、6年ぶりの記録。県大会は順調に日程が進めば27日に準決勝、28日に決勝と順位決定戦がおこなわれ、上位3チームが10月に石川県で開催される北信越大会に進む。


新潟北×新潟東 3回裏、新潟北が8番・丸山司選手の適時打で1点追加

◎11日の支部予選1回戦の結果◎
<鳥屋野>
①新潟北11-4新潟東(8回コールド
新潟東 000 103 00 =4
新潟北 401 000 06×=11
(バッテリー)
新潟東:大杉、押見-津野
新潟北:成田、光井-近田
(本塁打)
新潟東:田仲(4回・ソロ)

②新発田中央13-2新潟商(8回コールド)
中央 312 000 07 =13
新商 000 101 00 =2
(バッテリー)
中央:小林、渡辺、高橋-森田
新商:佐藤-落合

<五十公野>
①五泉5-4新潟青陵

五泉 002 020 100 =5
青陵 020 200 000 =4
(バッテリー)
五泉:廣瀬、大江-伊藤悠
青陵:渡辺-萩野

②村上11-2新潟向陽(7回コールド)
向陽 001 001 0 =2
村上 410 321 × =11
(バッテリー)
向陽:京極、片桐-岩佐
村上:小池、大島-藤井
(本塁打)
村上:安城(5回・2点R)

<みどりと森>
①新潟江南8-1巻総合(7回コールド)

巻総 000 100 0 =1
江南 123 000 2×=8
(バッテリー)
巻総:吉原-岡崎
江南:石田-吉井

②加茂11-2加茂農林(7回コールド)
加茂 101 111 6 =11
農林 001 100 0 =2
(バッテリー)
加茂:平野-高山
農林:片岡-荒井

<悠久山>
①長岡工2-1帝京長岡
帝京 000 000 001 =1
長工 000 020 00× =2
(バッテリー)
帝京:藤塚-五十嵐(章)
長工:黒坂-佐藤

②十日町5-1小千谷西
小千西 001 000 000 =1
十日町 020 000 03× =5
(バッテリー)
小千西:五十嵐、長原-岩本
十日町:高橋(克)、小林(大)-中條

③久比岐10-8十日町総合
久比 003 007 000 =10
十総 310 100 030 =8
(バッテリー)
久比:笠鳥-佐藤
十総:太田、瀬沼-山田

<佐藤池>
①柏崎工2-0長岡高専
高専 000 000 000 =0
柏工 000 000 20× =2
(バッテリー)
高専:中村-大野
柏工:永井-渡邉

②上越総合技術15-0吉田(5回コールド)
吉田 000 00 =0
上総 410 10× =15
(バッテリー)
吉田:平原-渡邉
上総:閏間、小嶋、兼村-坂口

③新井8-0長岡農
新井 220 010 003 =8
長農 000 000 000 =0
(バッテリー)
新井:丸山(ノーヒットノーラン)-小林
長農:星名、高龍-清水

<三条パール金属>
①長岡向陵10-7三条東
三条東 102 100 102 =7
長岡向 010 006 30× =10
(バッテリー)
三条東:小倉、青木-皆川(昂)
長岡向:石田-丸山(隼)

②新潟県央工11-0海洋・白嶺(7回コールド)
県央 200 320 4 =11
海白 000 000 0 =0
(バッテリー)
県央:石橋、土井、堀-高野、石塚
海白:渡辺(雄)-松本
(本塁打)
県央:石塚(1回・2点)


◎新潟北11-4新潟東(8回コールド)◎
新潟北が公式戦2年ぶりの勝利を飾った。初回に3連打から4点を先制。3回にも8番丸山の適時打で1点を追加した。中盤に1点差まで詰め寄られたが、2番手で登板した主将の光井が再三のピンチを凌ぐと、8回に3連続四死球から集中打で6点を追加しコールド勝ちした。

新潟北の市野瀬寛監督は「ピンチでも運があった。この1勝が選手の自信につながる」と話し、光井騰稀主将は「勝つ気持ちを強く持つことが大事と言われ気持ちで投げた。入部してから勝利がなかったので嬉しい」と笑顔を見せた。2回戦はシード決定戦で5-23で敗れた村上桜ヶ丘が相手。市野瀬監督は「5-1とリードした2回裏に22点を取られて逆転負け。胸を借りるつもりで戦いたい」と言い、光井主将も「次はリベンジして勝ちたい」と意気込んだ。
新潟北の先発⑥成田樹揮也投手


新潟東の先発①大杉衛投手


新潟東の2番手⑧押見遥平投手


6回表、新潟東が5番・池田直弥選手の適時打で2点を返す

新潟北の2番手・主将の①光井騰稀(とうま)投手


8回裏、新潟北の2番・中山裕一郎選手が左中間に2点適時三塁打を放つ


◎新発田中央13-2新潟商(8回コールド)◎
新発田中央が新潟商の好投手・佐藤を攻略した。1回に4番・松田の適時打、6番・石栗の適時二塁打で3点を先制すると、序盤で6得点。中盤は立ち直った佐藤に抑えられるが、8回に8連打で一挙7得点し、コールド勝ちした。

新発田中央の円山宏大監督は「本来は打つチームではないが、佐藤投手の速い球に対応できるように振り込んできた」と練習の成果を強調した。4安打の阿部智弥主将は「自分が出塁し勢いをつけようと思っていた。打って勝てるチームを目指してきた」と満足そう。今夏ベンチ入りした12人がメンバーとして残り、選手の経験値は高い。2回戦は長身左腕擁する村松が相手。阿部主将は「自分たちのスイングをしたい」と力を込めた。

1回表、新発田中央が4番・松田光祐選手の右前適時打で先制


新潟商の先発①佐藤睦投手


新発田中央の先発・1年⑩小林幹也投手 4回途中1失点で交代した


6回裏、新潟商が6番・丹羽陵選手の適時二塁打で1点返す


8回表、新発田中央が1死満塁から8番・森田優作選手が走者一掃の二塁打を放つ


新発田中央の3番手①高橋侑生投手が1回無失点で試合を締めた

(取材・撮影・文/岡田浩人)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です